「子どもに感情的に怒るママ」が問題を解決するために考えるべきこと。

様々な場所で推奨されている「子どもを感情的に怒らない」こと。私も多くの本や記事を読み、納得やモヤモヤを繰り返してきました。

 

それが最近「ここ30年で子ども自体は変わっていない。変わったのはママ(ママを取り巻く環境)である」というフレーズを見かけ、やっと腑に落ちました。「ここまで追い詰められているのに、現代のママは感情的に怒ることさえも許されないのか?」と思うのです。

「子どもに感情的に怒るママ」が問題を解決するために考えるべきこと。

感情的に怒るママは健全

この30年間、ママ1人で背負う荷物が増大しました。日中ほぼ1人の子育てで、食事や入浴はおろか、トイレの時間や睡眠を十分にとることさえ難しい。また日々の小さな愚痴を聞いたり、悩んだときにサラッとアドバイスをくれる身近な育児経験者も少なくなりました。さらに「育児・家事+仕事」まで兼任。

 

「核家族」「実家が遠い」「地域の繋がりがない」「仕事もする」という環境下で、初めての育児や兄弟育児をしなければならない。「心と体の余裕」のない状態で、感情的に怒らないほうが不健全だと思うのです。

 

感情的に怒るママは、健全です。同時に今後も環境が変わらない限り、ママが感情的に怒ることは減らないのではないでしょうか。

感情的に怒られて学ぶこともある

そもそも感情的に怒ることが悪いとは言い切れません。それは「『怒る=悪い』わけじゃない! 親に感情的に怒られて子どもが学ぶこととは?」でもご紹介したとおりです。

 

人間は感情的に怒る生き物です。感情的に怒られて学ぶこと、理不尽な思いをすることは子どもの将来のため、成長途中の体験としても必要なものです。

 

ただ現代は、ここまで問題視されるほどママが怒らないとやっていけない状態。問題なのはママでなく、「ママが毎日感情的に怒らなければやっていけない環境」。とはいえ環境を変えようとしても、できることが限られてしまうのが現実ですよね。

環境をほぼ変えられないママがすべきこと

私もたくさんのことを試しましたが、1番即効性と効果があったのは「ママが心と体の余裕を取り戻すこと」。ママが自分を大切にでき、疲れきっていなければ、怒らないのは意外とカンタンなのです。

 

とにかくまずは、ママが余裕を取り戻しましょう。そのためなら一時保育でも、お惣菜や冷凍食品でも、食洗機やお掃除ロボットでも、スマホでもテレビでもDVDでも…何でも使う。遠慮しないで毎日の生活に取り入れてください。それだけで私は冷静を、子どもは笑顔を取り戻すことができました。

 

それでも感情的に怒ってしまうことも。このとき大切なのは怒ることでなく、「できるだけ早く感情的に怒る自分に気づくこと」。そして子どもがイタズラした本当の原因を分析して、「どういう言葉をかけるべきだったのか」を考えましょう。そして子どもには本来かけるべきであった言葉をかけたり、素直に謝るのです。

 

私たちは「怒りかた」に一貫性は持たせられません。「怒る=感情」ですから、一時的で流動的で当たり前なのです。その代わり、「怒った後のフォロー」には一貫性を持たせましょう。私は「どうすれば良かったのかを説明する。悪かったら親も謝る」ことを一貫させています。

 

怒ってしまうことに罪悪感を持つより、人が減った代わりに文明をうまく利用して、とにかくママがママを大切にしてほしい。ママが自分を大切にできれば、子どもを大切にできるようにもなるでしょう。