慎重で繊細な長男の性格って治すべきなの? 夫婦で話してみた

とても慎重な性格の長男。たとえばブランコに初めて乗ったのは5歳を過ぎてから。「危なそうで怖かった。けど今なら乗れると思った」などと言う、石橋を何度も叩いてから渡るタイプです。

 

他にも優しくて、動物好きで、繊細な性格で…男の子っぽくない長男。そんな彼のことを、夫は「このままじゃ小学生になったら大変なことになる」と言います。

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性格って治るの?

体育会系の夫は、長男への当たりが割とキツめ。それに対し、先日夫婦でこんな会話をしました。

 

夫:「◯◯(長男の名前)は今のままじゃ苦労する。絶対いじめられるよ」

私:「何で?」

夫:「慎重過ぎるし、チマチマしてること(迷路とか粘土が好きです)が好きだし、男っぽくない」

私:「だから鍛えたほうが良いと思っているの?」

夫:「そう。闘争心とか、燃やしてあげたほうが良いと思う」

 

長男は今のままでは苦労する-実はこれは私も思っていることです。長男は感情を表に出すのが苦手なタイプ。嫌なことがあれば黙り込み、泣くのをガマンするのです。これで誤解されることもあり、苦労するだろうと思っていました。

 

ただし、鍛えれば性格が治るのか? 競争が嫌いで平和主義な彼に、そもそも闘争心はあるのか? それに関しては疑問なのでこんな質問をしてみました。

 

私:「じゃあさ、私って大雑把じゃない」

夫:「ビックリするくらいな」

私:「で、あなたはとても神経質じゃない」

夫:「まぁね」

私:「じゃああなたは、私くらい大雑把になれる?」

夫:「無理!」

 

そう、大人でさえ、自分の性格は治せないのです。

 

筆者自身も31年の人生で、“人見知り、マイペース、受け流せない、考え過ぎ”という性格を治そうともがいた時期があります。特に“受け流す”ことは前職でとても必要とされたため、必死に治そうとしました。努力の結果、わかったのは頑張っても変化は微々たるもので、治ることはないということです。

 

心理学では、性格は四層を成しているといわれます。「気質、人格(狭義の性格)、習慣的性格、役割性格」であり、幼少期に気質・人格までが形成され、ほぼ変わることはないといわれます。今5歳で出ている長男の性格も、ほぼ変えることはできないでしょう。

 

長所と短所は裏返し

乙武洋匡さんのいう「個性は真っ直ぐ伸びていくもの。親が思い通りに伸ばせるものではない」という言葉が筆者は好きです。それは、性格を治そうともがいた過去があるからこそ。

 

親が子どもにしてあげられることは、性格を変えてあげることではないでしょう。まずはありのままの性格を受け止めること。その際、親の好みではない性格を短所と見るのではなく、長所に言い換えます(長所と短所は、必ず裏返しになっています)。

 

とはいえ、必ず苦労するだろう、生きづらいだろう性格を誰しも持っています。その面を持ちながら生き抜くためにどうすべきか? その部分を話し合うべきだと思います。

 

慎重で繊細な長男には、親が理解者でいて安心させてあげること。そして運動や音楽など、何か発散できるものを見つけて欲しいと思っています。また問題が起こったときのために、まず親や先生など第三者に相談すること。イヤなことはイヤって言おう、ということも伝えています。

 

それでもこれから問題が起き、苦労することもあるでしょう。親に相談してくれる年齢の間に、解決策を一緒に考えてあげられたらと思っています。