子どもの本音を探れ! コドモ博士の哲学トーク第2回

子供ってなんでそんなに歯磨きを嫌がるの?

子どもの本音を探る親子の哲学トーク。今回は子どもが「なぜ歯磨きを嫌がるのか?」について。毎晩歯磨きを嫌がって泣きわめく子ども…「一日の終わりの歯磨きが1番疲れる」というママもいるのでは。

 

トークの主役は、コドモ博士(5歳男児)。実際に筆者の子との対話も入っています。

子どもの本音を探れ! コドモ博士の哲学トーク第2回「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」

 

ママは歯医者さんのどこが苦手?

ママ:何で歯磨きを痛がるの? 毎晩ものすごく騒いで嫌がるから、ママ大変だよ…。

 

コドモ博士(以下K):ママに質問です。ママは歯医者さんって好き?

 

ママ:好きではないよ、どちらかというと苦手かな。

 

K:歯医者さんのどんなところが苦手?

 

ママ:治療するときのキーンっていう機械の音が苦手。治療するときに麻酔を使うことが多いから、注射されることと、麻酔でしばらく痺れるのも苦手かな。麻酔を使っても、治療中は痛いときもあるしね。

 

K:あとは?

 

ママ:治療のときに、口の中に水を入れるのも苦手かな…。というか、口の中を治療されること自体が苦手なのかも。何をしているかは自分からは見えないから、「次は痛いのがくるかも…」って常にドキドキしているんだ。

 

K:歯のお掃除だけで歯医者に行くときは? 「痛くない」ってわかってるでしょ。

 

ママ:痛いことはしないけど、お掃除の機械が歯肉に当たったりして、痛いときはあるんだよね。「全く痛くない」ってことは、あまりないのよ。

 

K:そうかぁ。痛み以外に苦手なところってある?

 

ママ:そもそも、他人に口の中を見せること自体があまり好きじゃないかもしれない。さっきも言ったけど、自分からは見えないところが怖いよね。あと、口の中って自分でも普段ほとんど見ないから、見せてるとドキドキしちゃう。

寝ながら口を大きく開ける体勢が苦しいときもあるし、無防備にも感じる。「私の全てをお任せします」みたいな感じで、少し怖さは残るかな。だから小さい頃から何回も行ってるけど、歯医者さんは慣れないなぁ。

 

イヤな理由はママと同じ

K:ボクが歯磨きを苦手な理由は、ママがいま全部話してくれたよ。ボクも同じなんだ。

まず、歯磨きされてて、全く痛くないことはないよ。ボクが嫌がれば嫌がるほど、ママの手は早くなるし、磨きかたも強くなる。どんどん痛くなるんだよ。

 

ママ:そこは悪循環だね、ごめんなさい。そういえばフロスは嫌がらないね。

 

K:うん。「歯磨き=痛い」イメージは、消えなくなっちゃった。フロスは痛くないんだ。

あと、フロスはすぐ終わるから。歯磨きの方が、長く口の中を開けているからね。ママも言ってたけど、自分では見えないから「痛いのがくるかも!」ってずっと緊張してるんだ。

それとね、ボクは寝転んで歯磨きするのも苦手。耳掃除のときもだけど、寝転ぶのは怖くてイヤなんだ。

 

ママ:そうか。でも寝ないときちんと磨けないから、ここは永遠のテーマだね。

 

ママも怖い

K:歯磨きも怖いけど、ママも怖いんだよ! いつものママと違うんだもん。

「歯磨きしないと虫歯になるよ!」って怒ったり、「きちんと磨かないと」って意気込んでる顔や声色、オーラが怖いよ。その緊張感は、ボクもちゃんと感じてるんだよ。そうかと思えば陽気に歌ってみたり…歯磨きのときのママは、いつものママと違う。

 

ママ:そうだね、つい意気込んじゃうのよ。それだけ虫歯は怖いということなんだけど、逆に怖がらせちゃってたのね。

 

発見◆歯磨きも、ママも怖い

提案◆「痛い」「怖い」イメージを払拭することが先決。焦って痛くしていないか再確認を。ママも意気込みすぎず、いつもと同じ様子で行ったほうが子どもも安心するでしょう。

 

※直接的な解決策はないかもしれませんが、考えるキッカケになったり、ヒントがあれば幸いです。

「コドモ博士の哲学トーク」記事一覧

第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」
第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」
第3回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」