もし自分の子どもに障害があったら?知的障害のある息子を包む母親の愛情。

自分の子どもに障害がないほうがいい。これはほとんどのご両親が思うことでしょう。高齢出産のリスクが取り沙汰されたり、出生前診断が最近メディアに取り上げられたりすることも、その表れです。障害のある子どもを育てることは大変、自分の時間が拘束されてしまう、周囲の視線が気になる、自分が死んだ後のことを思うと不安などといった多くの懸念を抱くことは至極当然だと思いますし、その懸念のほとんどは現実になります。

 

自閉症の息子を育ててきた志村陽子さん。息子の雅人さんが自閉症であることが分かったのは生まれてからしばらく経ったとき。初めは他の子と比べると「ちょっと違うな」と思っていたことが「やっぱり違う」と感じたときに、子どもの障害に気づいたそうです。外から見てても仲睦まじい親子であり、一緒にいる時間が楽しいと話す志村さんに、「障害のある子どもを育てること」について話を聞いてきました。
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自分の子どもに障害があると分かったとき

生まれつき両足不自由な私は、遺伝のリスクを思うと、自分の子どもに障害があったらどうしようと悩んだことがあります。4月末に子どもが生まれ、外見上、障害がないと分かったときの安堵感は今まで経験したことがないものでした。自分が障害者であることは受け容れられても、自分の子どもが障害者であることは受け容れられず、また障害者の父親であることも受け容れられないのかもしれない。雅人さんの話を聞くにあたって、自分が抱えていたモヤモヤ感を吐露してみました。