結婚後、印鑑は何を用意すればいいの? 種類&材質のマメ知識

夫婦アイテムレビュー

結婚して苗字が変わると、用意する必要があるもののひとつが印鑑です。何度も作り変えるわけではない印鑑、どうせなら永く使えて大切にできるものを選びたいですよね。

でも、「どんな印鑑があるのか」「どんな材質を選べばいいのか」など、印鑑を購入するときは悩む点も多いもの。今回は印鑑の種類や材質についてご紹介します。

 

1. 結婚した時に必要になる印鑑は何種類?

個人が作る印鑑は、主に「実印」「銀行印」「認印」の3種類です。ここに、朱肉につけて使うタイプではない、いわゆるシャチハタ印(浸透印)が、ふだんの生活で使う印鑑でしょう。まずは各印鑑について、ざっくり見てみましょう。

実印

市町村区役所に印鑑登録をし、印鑑証明を受けた印章(=ハンコのこと)のことを、「実印」と呼びます。実印はひとりにつき1本しか申請することができません。

使用シーンは金融機関でのローンや、土地や建物の売買など。そのため、夫婦で夫だけが実印登録をしているといったケースも少なくありません。

ただし、夫の実印を妻が使用することはできませんので、妻もフルタイムで働いているなど、何らかの契約をする可能性がある場合は登録しておいてもよいでしょう。

大きさは8ミリ以上25ミリ以下。女性用では13.5ミリ以上が一般的です。フルネームを入れても、姓・名のどちらかだけでも登録できますよ。欠けにくい素材を選ぶことが大切です。

材質の例

  • 黒水牛
  • チタン
  • 牛角(うしのつの)
  • 本柘植(ほんつげ)

 

銀行印

口座を開設するときに届ける認印です。銀行印という特殊な印鑑があるわけではなく、「金融機関に届け出た認印」のことを指します。

認印であれば問題なく使用できますが、銀行印用の印鑑をあらためて作る際は、漢字を一般的な縦書きではなく、横書きにすることも多いです。これは、「お金が流れないように」という願いが由来。横書きにするときは右から左に読めるようにします。

印鑑に入れる文字は、姓・名のどちらでも構いません。サイズは女性用では12ミリ以上が一般的です。

材質の例

  • 水牛
  • 柘植

 

認印

朱肉を使って捺す印鑑の総称が「認印」ですが、特別に登録をせず、ふだんの書類に捺すために使う印鑑を指すことが多いでしょう。珍しい苗字でなければ、わざわざ作らずに文具店などで販売されているものをそのまま使うかたも多いのではないでしょうか。

女性が使う場合は10.5ミリ以上のサイズが一般的。あまり大きすぎないほうが良いでしょう。たとえ欠けても買い直せばいい印鑑のため、作る際はお気に入りの材質にこだわってみても。

材質の例

  • 柘植
  • 天然石(ローズクォーツやアメジストなど)
  • 樹脂

 

浸透印

こちらは「シャチハタ印」のこと。朱肉を必要としない、ふたを開けてそのまま捺せるタイプの印鑑を、浸透印と呼びます。

現在では文具店のほか、100均でも購入することが可能。こうした既製品の認印のことを「三文判」と呼びます。

商品によって、ケースに入れておけば下に押し込むだけで捺せるものや、ボールペンと一体化しているタイプなど、さまざまな商品が発売されていますよ。

使用シーンは子どもの出席手帳や宅配便の受け取りなど。正式な書類には使えません。

 

2.印鑑にオススメの材質とは

先ほども印鑑ごとに「適した材質」としていくつか名前をあげましたが、代表的な材質について、詳しくみていきましょう。

結婚後、印鑑は何を用意すればいいの? 種類&材質のマメ知識

チタン

耐久性のほか、耐火性、耐水性にも優れるため、実印や銀行印などに適しています。災害時にも強いです。メンテナンスに手間がかかることもなく、変質しにくいことから、長期保管にも向いています。汚れたときは水で洗うこともできますよ。

ただし価格はお高め。数千円で買えるものがある中で、チタン製は一般的に1万円以上が相場となるでしょう。

水牛

黒水牛などが有名です。朱肉になじみやすいため、きれいに捺せるという特徴があります。お値段も3,000円程度から注文することができるため、手頃だといっていいでしょう。

天然素材のため、乾燥に注意しなければいけません。ケースに入れて冷暗所に置いておくなど、保管環境には気をつけましょう。ときどきオリーブオイルを含ませた布で拭いてあげると乾燥対策になりますよ。

木材

柘植(つげ)やメープル(楓)、黒檀(こくたん)などが有名です。特に本柘植と呼ばれる木材は強度があるため、印材として人気が高いもののひとつ。木材により価格は異なりますが、中には2,000円程度から注文ができるものもあり、お手頃なところもメリットです。既製品を購入する場合は1,000円以下で購入可能なことも。

こちらも自然素材のため、朱肉を使ったあとはきちんと印面を拭いておく、ケースに入れて保管するなど、使用には注意が必要です。

樹脂

一見象牙のように見える白ラクトや黒ラクト、琥珀などが有名。琥珀は樹脂を合わせて作っているものです。白ラクトや黒ラクトでは、500円以内で買える認印(既製品)もあり、その価格の安さが魅力です。

衝撃に弱いため、落とさないように注意しましょう。湿度が高い場所も避けてくださいね。

 

結婚して、まず作っておきたい印鑑は銀行印でしょう。認印も必要になりますが、こちらは変わった苗字でない限り、既製品を買い求めても構いません。印鑑は価格が手頃な三文判を使い、その分ケースにこだわってみても良いですね。

一方、銀行印や実印は印鑑の耐久性が重要です。実印は一生ものともいえる印鑑ですので、より耐久性のいい材質を選び、永く使えるものを選びたいところ。

女性用には天然石が埋め込まれているおしゃれな印鑑もあります。ぜひ大切にできる印鑑を作ってくださいね!

 

参考:
ハンコヤドットコム「印鑑の材質や印材の選び方とは」
入江明正堂「お悩みの方必見。印鑑の材質の選び方」
鶴見印舗「プロが教える正しいはんこの選び方」
印鑑の種類と用途

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