マタニティマークの「車用ステッカー」を貼る意味とは? 優先駐車場は使える?
夫婦アイテムレビュー妊娠中であることを周囲に知らせるためのマタニティマーク。街中や電車内などで見かけることもありますよね。マークをつけている妊婦さんがいた場合、席などを率先して譲るなどしていると思います。
マタニティマークといえばバッグなどにつけるイメージを抱くかたが多いでしょう。こちらの、車に貼り付けるタイプがあることをご存知ですか?
この記事でご紹介すること
マタニティマークを貼る意味
妊娠中は母子ともに心身の安定が重要。運転中、同乗中もなるべく体に負担がかからないようにしなければなりません。スピードも控えめに、急発進・急停車を避け安全運転を心がける必要がありますよね。
マークをつけると、周囲の運転手のかたに妊婦さんの乗車を知らせることができます。それにより「スピードは出せないのでお先にどうぞ」「車間距離をとってください」「事故があった際に妊婦だと知らせてください」などの意味があります。
いつから付ける?
車用のマタニティマークをつけるのは、妊娠初期からがおすすめです。妊娠初期は特に安静、安定が必要な時期。しかし周りからはパッと見で妊娠中であることがわかりづらいからです。
そのため、マークをつけて周囲に理解してもらうことが大切になります。初期から出産時までは貼り続けるのが良いでしょう。
車のどこに貼る?
マタニティマークを貼る位置は、後方の右側がおすすめです。
後部車両の運転席の位置から見えやすいので、ゆっくり走っていても車間距離を詰められたりする心配が減るでしょう。
どこで手に入れる?
車に貼るタイプのマタニティマークは、ネットの通信販売や車パーツの時販売店などで購入することができます。価格は1,500位が一般的です。
出産後はマークを付け替えよう
出産後はマタニティマークから「赤ちゃんが乗っています」マークに付け替え、周囲に赤ちゃんが同乗していることを伝えましょう。「赤ちゃんが乗っていますマーク」は色々なデザインがあって可愛いですよ。
優先駐車場(障害者用)スペースで駐車してもいいの?
妊娠しながらの生活は、出産が近づくにつれて負担も大きくなっていきます。買い物などで重い荷物を持つのも一苦労。そんな妊婦さんは駐車場の優先駐車場を使えるのでしょうか。
これについては法律で定められているわけではないそうです。妊婦がとめようとしたら注意された……というニュースもありました。
誰がとめていいかは駐車場の管理者が決定するんだとか。原則として障害者が利用できるとしている駐車場が多いようです。
「思いやり駐車場」もある
優先駐車場は利用対象者がはっきりしないため、地域によっては優先駐車場を「思いやり駐車場」として対象を身体障害者、妊婦、老人と独自に定め運用をしているところもあります。
利用する際は、マタニティマークとは別に「思いやり駐車場利用証」を発行してもらいます。
利用証の受け取りは市役所の担当窓口で。申込書に記入の上、母子手帳を提示することで受け取ることができます。
受け取ったら、駐車する際にバックミラーなど、周囲の人が目視できるところに掲示しましょう。
最後に
妊婦さんはマタニティマークを貼ることに加え、車の運転には細心の注意を払いましょう。自分は「十分気をつけている」と思っていても、もらい事故の可能性がないわけではありません。
普段以上に周囲の状況も意識しながら、マイペースで安全運転を心がけてくださいね。旦那さんは妊婦さんを気遣って、なるべく運転しないで済むようサポートしてあげてください。