新婚いらっしゃい! 第11回
5万円以下で!? 格安旅行を叶えるたった2つの方法
夫婦のお悩み解決コラム付き合いはじめて数年。そろそろ結婚したいけど、挙式、結婚指輪、新婚旅行……支出のことを考えると「まだまだできない!」と考えているカップルもいるかもしれません。
「新婚いらっしゃい 第8回」で書いたとおり、実はきちんと結婚したほうが経済的メリットは大きいのですが、そこに至るまでの費用が工面できないという嘆きもちらほら。
今回は、それほどお金をかけずに旅を特別なものにできる方法について考えてみます。
新婚いらっしゃい! 記事一覧
第1回:結婚して初めて気づく食事中の「あるある」3パターンとは?――妻に言わせて――
第2回:結婚して初めて気づく生活の中の3つの発見とは?――夫に言わせて――
第3回:準備の遅い妻がいても、時間通りにお出かけできるたった3つの方法(夫婦二人編)
第4回:結婚して初めて気づく「あるある」3つのシーンとは? ――妻に言わせて――
第7回:「これってもしかしてヒモ狙い?」早めに察知して手を打つべきいくつかの徴候
第8回:結婚で得られる経済的メリット――通信費のことをガチで考えてみた
この記事でご紹介すること
どうせ寝るならバスでいい
「嬉し恥ずかし」では省略しましたが、移動手段に使ったのはJRの普通電車。新幹線などの特急料金がかからない分、それだけでもかなり費用は抑えられます。
新幹線に乗っても普通電車に乗っても、時間がかかる場合、気づけば眠ってしまっているわたしたち。「それならば!」と夜行バスで移動することに。幸い、高速バスのターミナルまで電車一本で行けるロケーションに住んでいることもあり、荷物を持っての移動は苦になりませんでした。
行き先は京都!
ではここで、東京から京都までの移動にかかる費用を「夜行バス」「JR普通列車」「新幹線」で比較してみましょう。
検索にはYahoo!乗換案内を利用し、それぞれの最短時間を取っています。
移動手段 | 料金 | 時間 |
---|---|---|
夜行バス | 8100円 | 6時間25分 |
普通列車 | 8210円 | 8時間30分 |
新幹線 | 13080円 | 2時間18分 |
なんと、夜行バスはJR普通列車より2時間も移動時間が短く、費用も110円安いのです。格安バスで検索すれば3000円ほどからの便も。安全面を考えると乗務員が2名体制のものを選んでおきたいものです。
宿泊施設はビジホ? 漫喫? いえいえやっぱりファッションホテルでしょ
移動手段が決まったら、次は宿探しです。新婚旅行だと、ついつい広くて豪華なホテルを選びがち。でも、考えてみてください。そんなに長時間滞在するでしょうか? 大きなベッドでくつろげて、ゆったりとしたお風呂が個室にあれば充分だったりしませんか?
そこでオススメするのが「ファッションホテル」。
「えっ? ファッションホテル?」と思われる方、何を指すのかわからないという意味での疑問形なのか、はたまた驚きの疑問符なのか、いずれにせよ両方にお答えしましょう。
ファッションホテルとは?
「ファッションホテル」とは一昔前にはラブホテルと呼ばれていた施設を指した名称です。現在ではそのほかに「カップルズホテル」という呼び方もします。どちらかといえば後者のほうがしっくりきますね。
驚かれたかた。もしかしたらテレビ・映画・コミック・小説などで描かれる「ラブホ」をイメージしているのかもしれません。内装はどピンク、またはけばけばしくて淫靡(いんび)な雰囲気……。
しかし最近では、そのようなイメージではないもののほうが多くなってきているようです。
確かに、ビジネスホテルやリゾートホテルに比べると、モダンすぎたり装飾に凝ったりしている面はありますが、ステレオタイプに思い浮かべるようなものではありません。ファッションホテルという呼称は、そういうところからきたのかもしれないなぁと思うほどです。
ファッションホテルの内装
ファッションホテルは、客室、ベッド、洗面所や浴室全体などいたるところに広いスペースが取られています。見た目の清潔感もいちおうあります。女性に嬉しいアメニティも充実しています。

ビジネスホテルより広い居室空間。コンセントの差込口が多いのもモバイラーにはうれしい

洗い場にはゆったりとしたスペースが取ってあり、浴槽も大きいためくつろげる

広々とした洗面室。反対側には洗面台があり、化粧水・美容液などアメニティグッズが並ぶ
そのほかのタイプのホテルと違うのは、お手洗いの個室に鍵がないことくらいでしょうか。後は照明をかなり細かく設定できたり、浴室に映像装置(テレビなど)があったり、ちょっと楽しい仕掛けがしてあったり。
ファッションホテルのメリット
ファッションホテルをチョイスすることの何よりのメリットはその宿泊費の安さ。1室6000円から8000円程度でかなり広いスペースで寝られるというのは、夜行バスのシートに一晩身を委ねた後ならありがたく感じるはずです。
ここで強調したいのは「1室あたりの料金」であるということ。つまり、2人分でこの金額なのです。ビジネスホテルに1人で寝泊まりするのと大して変わらない金額で広々空間を占有できる――せっかく結婚したのであれば、使わない手はありませんよ!
浮いた分は旅行に来た記念の品を買ったり、そこでしかできない体験をしたり、ちょっと贅沢においしいものを食べたりできるため、「予算が〜」という旅行よりもリッチな気分を味わえます。
一度きりではもったいない
まとめると、
1.移動手段をバスに変える
2.宿泊施設をファッションホテルにする
というたったこれだけのことで、特別気分の一泊二日(厳密には夜行三泊二日)旅行が5万円以下でできてしまうのです。もちろん、もう少し余裕があればもっと豪華なディナーにすることもできるかもしれません。
ちなみに、わたしたち夫婦は3〜4カ月に一度、お互いの休みを合わせて上記のような方法やそのほかの技を駆使して安価でも記憶に残る特別な度を楽しんでいます♪
だって、新婚旅行は一度きりなんて決められていませんものね!