【11月11日は手作りおやつにチャレンジ!】味が選べる薩摩芋プリッツ
夫婦のお悩み解決コラム「うっ、何だこの重い荷物は……!」
お芋掘りをしてきた子供が帰ってきたのでお芋の整理をしていたら、玄関先でチャイムが鳴った。いつも爽やかな表情で弱音を吐かない宅配のおじさんが、今日は辛そうな表情で玄関先に立っている。
私:「あ、ありがとうございます。サインしますね」
宅:「ふー! ありがとうございました~」
子:「ねぇママ、このにもつなぁに?」
私:「なんだろうね~。伝票には〝食品〟って書いてあるけど」
まさかとは思いましたが、そのまさかでした。急いで実家からの荷物を開けてみると、中には薩摩芋がぎっしり……。玄関先が一瞬で芋畑になり、子供は大喜びでしたが私は困惑して言葉が出ない……。
とりあえず11月11日はプリッツの日なので、この薩摩芋でプリッツを作ってみようかな。
味が選べる薩摩芋プリッツのレシピ
材料 作りやすい分量(約4~5人分)
・ 薩摩芋:1本(400g程度)
・ 油:適量(大さじ4杯程度)
【ディップ】
・ チーズ(とろける系チーズ、牛乳):各適量
・ 黒胡麻蜂蜜(黒胡麻、蜂蜜):各適量
・ メープル塩バター(メープルシロップ、有塩バター):各適量
・ ペッパーマヨネーズ(胡椒、マヨネーズ):各適量
・ 味噌ケチャップ(味噌、ケチャップ):各適量
材料や道具選びのポイント
・ 薩摩芋は17cm程度でなるべく斑点や凹凸がなく、自然な紫色が均一についているものを選びます
・ 油はオリーブ、紅花、菜種、米油などがおすすめ
・ 胡椒は山葵や柚子胡椒、粒マスタードなどにしてもOK
・ 無塩バターを使用する場合は、溶かしてから塩を少量加えてよく混ぜて下さい
・ チーズディップはクリームチーズなどをそのまま使用してもOK
※ ディップの味はあくまで一例です。食べる人の体質や好み、そのときの気分などに合わせて臨機応変に選んで下さい。
薩摩芋の主な栄養成分と効能
食物繊維が豊富なため、整腸作用が期待できます。また、抗酸化作用や美肌効果が期待できるビタミンCとビタミンEも含まれており、カリウムや鉄などのミネラルも豊富です。薩摩芋のビタミンCはでんぷんに包まれていて、水に流出したり加熱で壊れにくいのが特徴。
作り方
1.では、早速作ってみましょう。まず薩摩芋をたわしなどでよく洗い、大きめの容器に水をたっぷり入れます(皮ごと調理するのがおすすめですが、農薬などが気になる場合は剝いてしまってもOK)。両端を切り落とし、縦の繊維に沿って薩摩芋を0.5cm角に切ったら、切れたものから水にさらします。
細いと焦げやすく、太いとカリッとしにくくなるため、太さに注意してください。また、先端が鋭くなる場合があるため、気になる人は少し切っておくと安心です。
2.水気をきってペーパーなどでよく水分を拭き取ります。平なバットやお皿に移して油を回しかけ、全体的によく混ぜて馴染ませます。
しっかり水分を取り除かないとカリッとしにくくなるので注意して下さい。油を少なめにするとサクッとした食感に、多めにするとカリッとした食感になりやすくなります。
3.水を張った魚焼きグリルに並べ 、焼き色が全体的に程良くつくまで焼きます。弱火でこまめに反しながら焼いて下さい。オーブンやオーブントースターでも焼けますが、魚焼きグリルで網焼きした方が食感も見た目も良く仕上がります。
密着しているとくっつく場合があるので、最初は少し間を空けるように並べて下さい。
4.焼きながらお皿やディップを用意します。盛り付けかたは自由ですが、中央にプリッツを入れるグラスを置き、周りにディップをのせるとお洒落。プリッツを平盛りにする場合は、ペーパーを下に敷くと湿気りにくくなります。
バターやチーズを使用する場合は、500wの電子レンジで30~50秒ほど温めてから他の材料と混ぜて下さい。
5.薩摩芋は焼けたものからペーパーの上に移します。荒熱がとれたら中央のグラスに入れて完成。
時間が経って湿気った場合は、もう一度弱火で焼くと食感が戻ります。
甘い系のディップには牛乳、チーズ系のディップにはワイン、スパイシー系のディップにはビールなどが良く合います。おやつとしてだけでなく、おつまみにもどうぞ。
そのままでも十分美味しいですが、ディップをつけて食べると味に変化が出るので、より楽しめます。シンプルな材料で作れるので、大学芋や焼き芋などに飽きたという人も是非参考にしてみて下さいね。