ポエム風やテンション高めも!? 年賀状の「賀詞」まとめ
夫婦のお悩み解決コラム今年も毎年恒例作業の季節がやってきました。お世話になった人に送るお手紙であり、年末の定番作業である年賀状です。
年賀状の定番といえば「謹賀新年」「迎春」「賀正」といったあの定番のワード。あの言葉は「 賀詞(がし) 」と呼び、本来は年賀状に限らずお祝いで用いられる吉語です。
賀詞には4文字、2文字、1文字などいくつかのバリエーションがあり、言葉に込められている意味も違うんです。
4文字の賀詞
まずは4文字の賀詞。こちらはいろいろなバリエーションがあるので簡単に分類して見ました。
定番
・謹賀新年 → 「謹んで新年をお祝いいたします」
・謹賀新春 → 「謹んで新春をお祝いいたします」
・恭賀新年 → 「うやうやしく新年をお祝いいたします」
・恭賀新春 → 「うやうやしく新年をお祝いいたします」
こちらは定番。シンプルかつ丁寧で好感が持てます。無難に使える賀詞ですね。
テンション高め
・春光楽楽(しゅんこうらくらく) → 「春の光はうきうきして楽しいですね」
・瑞祥芳楽(ずいしょうほうらく) → 「かんばしい音色に大いによろこびます」
正月にスキップしながら喜んでいる様が目に浮かびますね。
必殺技っぽいもの
・生龍活虎(うりゅうかつこ) → 「生気に満ち活気にあふれています」
・龍飛鳳舞(りゅうひほうぶ) → 「龍が飛び鳳が舞うほどにおめでたいですね」
まるでバトル漫画の主人公の必殺技のようです。
自然要素多め
・草木萌動(そうもくほうどう) → 「草や木が芽生え始めました」
・光風動春(こうふうどうしゅん) → 「光と風が、新しい春を運んできますよ」
情景が脳裏にイメージできます。まさに賀詞ポエム!
神々しいもの
・鳳鳴朝陽(ほうめいちょうよう) →「元旦に鳳凰が朝日に向かって鳴くとその年は縁起がよい」
・陽光彩雲(ようこうさいうん) → 「吉兆の日の光」
・気新光照(きしんこうしょう) → 「春になると空気が新鮮になり陽射しも明るさを増しますね」
今にも地平線の光の向こうから何かが降臨しそうです。
2文字の賀詞
続いて2文字の賀詞です。2文字の賀詞は4文字の賀詞の略語にあたるもので、実は目上の人に使用すると失礼にあたるので使ってはいけません。親しい人や友人、部下宛に使用します。
新春 → 「新しい年ですね」
賀春 → 「めでたい春ですね」
迎春 → 「新年を迎えましたね」
頌春 → 「新年をたたえます」
慶春 → 「新春を喜んで祝います」
4文字の略字ではあるのですが、漢字の意味だけで見ると大分シンプルな印象です。
一文字の「賀詞」
続いて1文字の賀詞です。こちらも2文字同様、目上の方へ送るのはNGです。
・寿 → 「めでたい」
・賀 → 「祝い」
・福 → 「幸せ」
・春 → 「新年」
・慶 → 「よろこび」
4文字や2文字のものと比べるとすっきりしたイメージに。シンプルなものがお好きな方はこちらをどうぞ。
いかがでしたか。正月から年賀上の賀詞で個性を最大限に発揮したい人がより豊かで楽しい“賀詞ライフ“を過ごすヒントになれば幸いです。
ぜひ、ご夫婦でお世話になっている人への年賀状に感謝とお祝いの気持ちが伝えられるよう活用してみてください。