ビジネススキルを活用した「夫婦関係カイゼン実践講座」

家族の問題をブレイクダウン&SWOT分析で可視化してみよう

突然ですが家族を維持していくことって、一種のプロジェクトだと思いませんか?

夫婦と子どもを軸に、「教育」「ファイナンス」「健康」「親戚やご近所といったステークホルダーとの関係」など、さまざまな問題をクリアしながら長い旅を続けていく…。そして家族の運営がプロジェクトであるのならば、いろんな問題を解決するために、普段使っているビジネススキルが役立つんじゃないかとふと思ったのです。

申し遅れました。私は駆け出しコンサルをやっております、田中実典と申します。5回にわたって夫婦の良好な関係を保ち、家族のよりよい未来を築くためのヒントとなるビジネススキルの活用法を探っていきたいと思います。

 

夫婦間の問題点をブレイクダウンする4つのステップ

夫婦というのは元々は他人同士。それが結婚を境にともに暮らしていくことになるという、ある種特殊な関係です。それぞれの家庭環境や文化も異なりますから、衝突することもあるでしょう。

まず最初の例として「夫が持つ妻への不満という問題をどう解決していくか」、ここにビジネススキルを応用してみたいと思います。

問題解決のプロセスでは、その原因を追及するために「ブレイクダウン」という手法がとられます。表面化している問題を掘り下げて原因を明確化し、優先順位を付けて解決していくという手順です。

 

1. 妻への不満を洗い出す

この段階では大きなことから些細なことまで、順序や原因は考えず思いつく限り書き出します。

家族の問題をブレイクダウン&SWOT分析で可視化してみよう

 

2. 課題をグルーピングする

課題が抽出できたら、原因がよく似た課題をグループ分けします。ある程度分けたら、どんなグループに分かれたのかわかりやすくするためにグループ名をつけます。

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3. 解決策を検討する

次に、なぜその問題が起こっているのかを徹底的に考察して、解決策を導き出します。原因が的確に突き止められれば、解決策を考えることも容易になります。

家族の問題をブレイクダウン&SWOT分析で可視化してみよう

4. 優先順位を付けて実行に移す

どの問題が緊急性を要するか、どの問題を解決すれば一番インパクトが大きいかを加味しながら優先順位を付けます。

例えばコミュニケーションの問題が優先順位の一番なら、家族や友人を招いたホームパーティーや家族旅行を計画するなど、実行の段階に移します。

いかがでしょう。相手に合わせて感情的になることなく、冷静に問題解決が図れると思いませんか?

 

わが家のSWOT分析をする

続いて、家族の運営戦略を考えてみましょう。現状をより客観的に評価するために「SWOT分析」の手法を用いてまとめていきます。

SWOT分析は企業や事業のマーケティング戦略を導き出し、取るべき方策を示唆するビジネスフレームワークです。SWOT(スウォット)という名称は、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の頭文字をとったもの。自社を取り巻く環境による影響と、それに対する自社の現状を分析しながら、ビジネスチャンスを発見するために用いられます。

今回は例として、「現在働いていない妻というリソースを活用して家庭の経営環境を改善していく」ための方策を練ってみます。

 

1. 家庭の環境を明確化するSWOT分析

まずSWOT分析を家庭内に応用し、妻の強み・弱み・機会(成長の可能性)・脅威(衰退の可能性)という軸で要素を洗い出します。

あなたの妻と家庭を取り巻く環境が、より明確に浮かび上がってきます。下図が一例として作成したSWOT分析表です。

家族の問題をブレイクダウン&SWOT分析で可視化してみよう

注意したいのは「弱み」の部分。「問題点のブレイクダウン」の時に洗い出した「妻への不満」だけではなく、より広い視点でとらえなおす必要があります。

 

2. さらにクロスSWOT分析で具体策を探す

SWOT分析で家庭を取り巻く問題は整理されましたが、このままでは解決策が不明のままです。そこで取り入れたいのがクロスSWOT分析。

これは抽出した4つの要素をクロスさせることで、効果的な戦略を導き出すためのフレームです。下記の4つの観点から「具体的にやること」をあぶりだすことができます。

  • 強み×機会
  • 強み×脅威
  • 弱み×機会
  • 弱み×脅威

先ほどのSWOT分析からクロスSWOTを実施した結果が以下の表です。

家族の問題をブレイクダウン&SWOT分析で可視化してみよう

妻の強み、弱みと家庭を取り巻く環境から、やるべきことが見えてきました。この分析表を元に、「近いうちにホームパーティーを開いてみない?」や「英語の先生になることについてどう思う?」など、今後について話し合ってみてはいかがでしょうか。


ビジネススキルやフレームワークなどのノウハウが、夫婦間の問題解決や家族の人生戦略を考える上で、意外に使えることがおわかりいただけたでしょうか? 偉そうなことをいろいろ書いてきましたが、私もまだ家庭で完璧に実践できているわけではありません。

一般的に女性はロジックよりも共感を求めているようです。ただ、我々男子にとっては、こうやってロジカルに考えたほうが、ややこしい問題がスッキリと腹に落ちるような気がするのですがいかがでしょう。

共感に基づくコミュニケーションを視野にいれつつ、人生の方向性を見失わないためにも、今後もさまざまなビジネススキルやフレームワークを紹介していきますね。