夫婦の暮らしライフハック

悩みだらけの「転勤族とマイホーム」ベストタイミングと知っておきたいリスク

夫婦のお悩み解決コラム

定住せずに引っ越しを繰り返す、転勤族。何を隠そう筆者宅も転勤族家庭のひとつです。そんなライフスタイルの家庭において、マイホーム購入は大きな悩みどころ。転勤族が家を持つべきタイミングはいつなのでしょうか。そして、考えておきたいマイホームを購入する際のリスクなど周辺の転勤族家庭の事情をもとに、考えてみました!

 

転勤族がマイホーム購入に踏み切るタイミング

一般的な家庭では、「子どもが生まれたら」「上の子が小学校に上がったら」など、いわゆる「買い時」といわれるタイミングがありますが、転勤族家庭のタイミングはまたちょっと別。みんな、どんな要因で購入を決めているのでしょうか?

1. 子どもの成長と中学校への進学

こちらが一番多く聞く理由かもしれません。子どもが生まれたタイミングで定住を決意する家庭もありますが、転勤族家庭で最も多いタイミングは「子どもの中学校進学」。理由は、中学校で学校を変わるのは子どもにとっての影響が大きいからです。

小学生のうちは家族で転勤についていって、中学入学・もしくはその数年前から定住する、というタイミングを選ぶ家庭が多いようです。

2. 会社の住宅費補助制度や住宅ローン

転勤族の場合、社宅制度や住宅費補助制度をもっている会社が多いのですが、チェックしておきたいのはその制度。実は一定の年齢を超えると補助がなくなる会社や、減額される会社もあるのです。

また、住宅ローンは年齢によって組める年数が異なります。たとえば80歳完済で35年ローンを組もうとすると、45歳で借入が必要。60歳で完済しようとすると、20年ローンでも40歳で借入が必要となります。「あまり年齢が高くなるとローンが組みにくいから」ということも購入を検討する材料のひとつでしょう。

こうした資金面でのライフプランを考えた結果「マイホーム」のタイミングを決断する家庭も多いようです。

3. 「この場所を拠点に」と思える赴任地に出会えたとき

「いい場所に出会えたからマイホーム購入と定住を決めた」という話もよく聞きます。そのほかにも「子育てや教育環境が整っていたから」「親子ともに友人ができて地域に馴染めたから」「どちらかの実家の近く、もしくは帰りやすい場所だから」という話も。

「ここなら定住してもいい」そう思える地域に出会ったタイミングでマイホームを購入する、という選択もひとつといえるでしょう。

4. 「買わない」という選択

転勤族のなかには「買わない」という選択をする家庭もあります。ずっと転勤に帯同する、もしくは賃貸で生活して「定年後に好きな場所にマイホーム購入」や「実家のある場所に戻る」という選択もあります。

 

マイホーム購入のリスク、購入しないリスク

最適なタイミングはそれぞれの家庭によりますが、いずれにせよ、マイホームを持つリスクと持たないリスクは把握しておきたいところ。では、「転勤族ならでは」のリスクとはどんなものがあるのでしょうか。

マイホームを持つリスク

マイホームを購入したからといって定住できるとは限らないのが転勤族の辛いところ。「家を買った直後に転勤、ほとんど住まないまま売却した」なんて話を聞くことも少なくありません。売却した場合、もしくは賃貸に出した場合、いずれも手間がかかる上に購入資金をどれくらい回収できるかは未知数。そうした資金面は大きなリスクといえそうです。

単身赴任という方法もありますが、家族が離れて暮らすことになる上、生活費がダブルでかかることによる家計への負担もあります。

マイホームを持たないリスク

マイホームを持たなければ転勤に合わせてフレキシブルな暮らしができます。ただ、そこにリスクがないかといえば、そうでもありません。

まず、年齢とともにローンは組みにくくなる上、大きな病気などをしてしまえばローンが組めなくなるといったリスクも。年齢を重ねてからいざ購入となったときに選択肢が減ってしまう可能性があります。

また定住しないで夫の赴任先についていく場合、変化の多い生活を子どもにも強いることになります。これをどう捉えるかという懸念もあるのです。子どもが落ち着いて教育を受けられる環境を作るのは親の責任。そういった影響を「リスク」ととらえるかたも多いかもしれません。

以上、転勤族がマイホームを持つ場合のタイミングと想定しておきたいリスクについてご紹介しました。実際に様々なご家庭を見ていて感じたことは、納得のいくベストタイミングを待つのもひとつですが、どこかで「割り切り」も必要ということ。「許容できる範囲」と「譲れないポイント」は日ごろから夫婦で話しておくと良いですね。