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気になる夫のおこづかい! 平均はいくら? 管理の仕方は?

夫婦のお悩み解決コラム

夫婦生活のスタート。家具も家電もスペースも、すべて相手と共有することになります。もちろん、生きていくうえで必要なお金も。そんなときに悩みがちなのが「おこづかい」。平均はどのくらいなのか、誰が管理するのかなど気になることが多いですよね。でも家庭の経済状況は人それぞれですし、家計のこととなると人に聞きづらくありませんか? そんな「夫婦のおこづかい事情」についてまとめてみました。

 

おこづかい制のメリット・デメリットとは?

メリット

  • 毎月決められた額でやりくりできるため無駄遣いを減らせる
  • 家計の管理がしやすい

デメリット

  • 仕事を頑張ってもおこづかいの額が変わらないと、モチベーションが下がってしまう
  • 自己投資がしにくい

毎月決まった額のおこづかいであれば、計画的な貯金がしやすいです。急な出費でお金が必要になるときにも安心。買い物のときは取捨選択をするようになるので、無駄遣いを減らすこともできるでしょう。家に不要なものが増えなくなるので、掃除が楽になるなど快適に暮らせるというメリットも。

一方で、おこづかいをもらう側が「何のために働いているのかわからなくなる」というデメリットもあります。趣味に使えるお金が限られたり、「どんなに頑張ってもお昼ご飯はこれっぽっち……」という状態になると、仕事に対するモチベーションにも関わってきますよね。独身時代には気軽にできたような自己投資をする余裕もなくなります。

気になる夫のおこづかい! 平均はいくら? 管理の仕方は?

上記のようなメリット・デメリットを鑑みて、おこづかいをボーナス制にしている共働き夫婦もいるようです。残業を多くした月や、飲み会が多い月(歓送迎会・忘年会シーズン)などは、定額のおこづかいにプラスしてボーナスを設けているのだそう。毎月給料日になると話し合いをし、家計簿を見比べながらボーナスの金額を決めるので、仕事へのやる気も増しそうです。

 

みんなどうしてる? 家計の管理方法

オリックス銀行が2014年に行った「家計管理の実態に関するアンケート調査」によると、「妻の管理」が56.2%、「夫の管理」が29.3%、「共同で管理」が13.8%。結果だけを見ると「妻の管理」が多く感じますが、実は2年連続減少中。逆に「夫の管理」は2年連続で増加しているのだとか。管理者別のメリット・デメリットを挙げてみます。

妻が家計を管理するメリット

  • 夫に扶養されている場合は、家計管理の時間がきっちりとれる
  • 食費や生活費などを細かく調整できる

妻が家計を管理するデメリット

  • 家計の状況によっては、妻のおこづかいが後回しになってしまう
  • 夫が自分で稼いだお金を自由に使えない

一般的には妻が家事をまかなうことが多い現状。妻が家計全体を把握することで、食料品や生活雑貨などを計算して購入でき、無駄遣いや赤字を事前に防げます。しかし家計が厳しいときは自分のことを後回しにしてしまうので、妻が「今月は自分のためにお金を使えなかったな」ともやもやすることも。

夫は稼ぎをすべて妻に渡すことになるので、おこづかいで足りないときは妻に資金使途を説明して、お金をもらわないといけません。「自分で稼いだのに自由に使えない」といった不満が出てくる可能性があります。

夫が家計を管理するメリット

  • 夫は自分で稼いだお金を明確に管理でき、おこづかいも自由に決められる
  • 妻は生活費を定額で渡されるので、予定を立てやすい

夫が家計を管理するデメリット

  • 食品の高騰などで生活費が足りないとき、すぐに対応できない
  • 夫のおこづかいの内訳が不明瞭

夫が管理する場合は、妻に生活費を渡すことになるでしょう。夫は自分の稼ぎの内訳が明確になりますし、妻は決まった額をもらえるので、1ヶ月分の予定が立てやすくなりますね。

しかし生活費が足りなくなった際に夫に相談すると「もっと節約できただろう」と理解されないこともあるようです。また妻としては夫のおこづかいの使途がわからないと、不信感を抱きがちです。

どちらが良いとは一概には言えません。生活環境や夫婦での収入の割合などに合わせて、話し合って決めるのがおすすめです。

 

夫のおこづかいの平均と金額の決めかた

新生銀行が行った「2016年サラリーマンのお小遣い調査」では、男性正社員の平均おこづかい額は37,873円でした。これは家庭環境別によっても異なります。

共働きの場合

  • 子供なし:42,116円
  • 子供あり:30,083円

妻が専業主婦もしくはパートの場合

  • 子供なし:31,977円
  • 子供あり:32,254円

また、月収の1割をおこづかいの額としている家庭もあるよう。おこづかいの額はどうやって決めればいいのでしょうか。ポイントをまとめました。

1. お互いに必要な費用と家計の詳細を知る

毎月の収支をきちんと知ったうえで、どの程度お金が残るのか、どの程度を貯蓄に回すのかを決めましょう。おこづかいの額を増やしたい場合は、どこを節約したらいいのかが見えてきます。

2. おこづかいの範囲を決める

会社の飲み会などの付き合いや資格取得にかかる費用などは、おこづかいから支払うのか、家計から支払うのかを話し合うことが必要です。一方的に「ダメ!」と言ってしまうと喧嘩になってしまうかも。範囲をしっかり決めた後でも、「これはおこづかいからだと厳しい」「これはおこづかいに含めたほうがいい」などと思ったら、その都度相談しましょう。

3. 定期的に見直す

収入と支出は変動するのにおこづかいの額が固定だと、貯蓄がなかなか増えなかったり、モチベーションが上がらなかったりなどの問題が発生してしまうことも。定期的に話し合いの場を設けて、普段からお互いが納得のいく金額になっていることを意識したいですね。

家庭環境がそれぞれ違うように、おこづかいの決めかたもさまざま。メリット・デメリットをよく知ったうえで、各家庭にあったおこづかい金額の設定方法を考えるようにしましょう。お金のことなので、どうしてもシビアになってしまいがち。しこりを残さないように、将来の目標や貯蓄額を決めるなどして、夫婦で気軽に話し合いましょう!

家計の管理は夫婦がこれからも幸せに暮らしていくためのもの。そのことを忘れずに、お金のことも「我慢する」というだけではなく、「よりよい未来を歩めるように努力する」というふうにポジティブに考えてはいかがでしょうか。

 

出典:オリックス銀行株式会社「家計管理の実態に関するアンケート調査」
新生銀行株式会社「2016年サラリーマンのお小遣い調査」