夜の夫婦生活について考える

夫側からの拒否でセックスレス…そのとき旦那は何を考えている?

夫婦のお悩み解決コラム

「夫から誘われない」「それとなく誘ってもかわされてしまう」妻を悩ませるセックスレスの原因とは何でしょうか。現代の日本においてセックスレス夫婦は決して珍しくはありません。でも、いざ当事者となってみるとそう簡単に割り切れるものではないですよね。果たしてセックスレス状態のとき夫はなにを考えているのでしょうか。データと夫のリアルな声、両面から検証してみました。

 

男性側からはじまるセックスレスの理由

決して仲が悪いわけではない、でもセックスレス。そんな夫婦が意外なほど多いのが、現代の日本です。まずはデータからセックスレスの理由を見てみましょう。

1位:仕事で疲れている 16.7%
2位:出産後何となく 12.5%
3位:面倒くさい 8.3%
3位:相手がいない 8.3%
5位:勃起障害(ED)に対する不安がある 4.2%
5位:妊娠することへの不安が強い 4.2%
5位:セックスより趣味など楽しいことがある 4.2%

このランキングは、2013年に発表された日本人の性行動の実態を調べた調査「『ジェクス』ジャパン・セックス・サーベイ」による、20~34歳男性の回答結果。疲れている、出産後何となく……といった、セックスレスの理由として「思い当たりやすい」ものが上位に入っています。

 

リアルな声から見るセックスレスの理由

セックスは本来、非常にパーソナルなもの。データで「こんな理由が多い」と知ることができても、自分の夫の「理由」には当てはまらないかもしれません。ランキングで判明した理由の深掘りと、筆者が実際に聞いたことのある「セックスレスの理由」を合わせて紹介したいと思います。「これ、うちのことかもしれない」そんな風に思い当たることはありませんか?

「仕事で疲れている」

この状態で相手に無理強いすると、かえって相手の心を冷めさせてしまうかもしれません。仕事で疲れている平日に「求める」妻の気持ちが、逆に重荷になっている場合も……。「疲れている」と言われることが多いなら、平日は仕事に打ち込む彼を尊重して労り、休日に二人きりの時間やスキンシップをもってみてはいかがでしょう。夫にとっても「癒し」「リフレッシュ」の時間になるよう、マッサージやお風呂などからスキンシップをとってみてもいいですね。

「出産後なんとなく」

日本のカップルには特に多い理由かもしれません。子どもと夫婦が一緒の部屋で寝るなど日本ならではのライフスタイルの影響もあるでしょう。マンネリを打破するなら、日常の流れを変えてみるのが効果的。

子どもと夫婦の寝室を分けるか、それが難しければ定期的に夫婦のみの時間をもつのも新鮮な時間になるはず。2人きりのディナーや、それが難しければランチでも、お互いに「パートナーとしての時間」を意識できる予定を積極的に作ってみましょう。

「面倒くさい」

特に相手を嫌いではないけれど「なんとなく面倒くさい」これは結婚後の期間が経つとより顕著かもしれません。「釣った魚には餌をやらない」という言葉がありますが、「面倒くさい」という言葉からはそんな男心が見えます。

そんなときは、夫の危機感をあおってみるのはいかがでしょう? 女性らしく装ったり、自分だけの時間をもったり、夫の知らない「妻の世界」があることを感じさせてみては。パートナー関係のほどよいスパイスになるかもしれません。

「勃起障害(ED)で悩んでいる」

上記のうまくいかなかったら、という恐怖とも近しいですが、そもそもEDで自信を失っているという場合もあります。最近では若くしてEDになる方も多く、不規則な食事やストレスでなりやす傾向があります。この問題は夫婦間でもなかなか話しづらいことから発覚しずらいので、セックスについて二人で話あったりネットの記事を共有したりしながら話のきっかけを掴むと良いかもしれません。

「プライドが傷ついたから、もうしない」

妻のほうが恋愛上級者、というある夫婦。結婚初期に、妻がセックスについて注文をつけるような言動を取ってしまい、それが夫のプライドを傷つけてしまったのだそう。年数が経つごとに夫婦のセックスは減っていき、妻がその理由を聞いたところ「どうせ下手だから」と言われてしまったといいます。一度傷つくと簡単にもとには戻らない……それが男性のプライドなのかもしれません。

「うまくいかなかったら、という恐怖」

恋愛のときの「勢いで盛り上がる」夜とは異なり、「最後までできるのか?」という懸念も次第に出てくるのが夫婦生活。ある男性の友人が率直に語っていたのが「自分がイケるのか、妻が濡れるのかっていう心配がある」。性欲のあるなしに関わらず、気持ちだけではどうしようもない、そんな体への不安からなんとなくセックスレスになってしまうというケースも。

「かかる時間や体力と、価値を比べて」

「セックスは時間も体力も使う。妻のことは好きだけど、時間や体力をかけてまでする気になるかと言うと……」と語った男性がいます。人間としての価値は十分に感じていて、実際に仲良し。でも、異性として「そういうことをする価値」というとまた別。そんな男性の本音が見える意見ではないでしょうか。

「妻には欲情しない、他に相手がいる」

悲しい意見ですが、結婚生活を送るうちに相手への異性としての興味が薄れてしまう場合も。ママになった妻に女性としての魅力を感じられないということもあります。そればかりか「パートナー以外と経験がある」という、他の女性と関係をもってしまったり、定期的に浮気をしたり、風俗に通う男性も少なくないのです。相手が「その気になれない」ときに無理に誘うのは逆効果。まずは自分の異性としての魅力や、夫との距離感(家族として近づきすぎていないか?)について考えてみるのもひとつかもしれません。

セックスレスのとき、夫は何を考えているのか……夫の本音とは

セックスレスはデリケートな問題。「夫が何を考えているか」は気になるところですが、それをストレートに聞くことは必ずしも得策ではなく、場合によっては相手を追いつめてしまうことも。

セックスレスを解消する方法

妻側からすればそろそろ子作りをしたいなどとセックスレスを早く解消していという方も多いはず。なぜセックスレスになってしまうのかが分かってきたところで、セックスレスを解消するにはどのような方法があるのか見ていきましょう。

コミュニケーションをとる

子供がいる家庭だと特に、子育てに追われ二人での会話が減ってしまうことがあるのではないでしょうか。一緒に外に出かけたり家でも話す時間を設けたりと、会話が減ってきたなと感じている夫婦はまずそういった普通のコミュニケーションをとることから初めて見ましょう。

寝室を変える

セックスレスを解消するために旅行に行くという方法がありますが一時的なためあまり意味がありません。それよりも日常的にセックスしやすい場所、つまり寝室を変えることが重要です。

夫婦別室で会話やスキンシップが減ったり、二世帯住宅で暮らしていて二人きりの時間が取れなかったりといった状況はセックスレスを招きやすいです。また家族全員が同じ寝室の場合セックスをする場がないため同じようにセックスレスが起こってしまいます。夫婦別室の場合はどちらかの部屋にだけベッドを置いたり、家族全員が同じ寝室の場合は違う場所にもう一つベッドを置くなど工夫して見ましょう。

男性側から始まるセックスレスの解消の鍵は?

ランキング上位の「セックスレスの原因」を見ながら対処法を探る中で感じたのは、「妻への不満」「セックスへの不満」という要因があまり出てこないこと。セックスレスだからといって愛していないわけではなく「他に力を入れる場所がある」「なんとなく面倒」といった要因が強いように感じられます。

こうした要因には、やはり日常の流れとは異なる機会を作る、日常とは違った自分を演出するということが効果的に働きそうです。たまにはきれいに装って、独身時代のように2人でデートしたあとホテルに寄ってみる、というのも良い方法かもしれません。

決して珍しい悩みではないセックスレス。デリケートな話題だけに、妻側から夫に「なぜしないのか」理由を尋ねるのはなかなか勇気がいりますよね。結婚して家事や育児に追われて、昔ほど見た目を意識しなくなっていませんか? 独身時代のようにはいかなくても、意識してきれいでいたいものです。

何気なく流れていく夫婦生活ですが、関係性の満足度にはお互いの努力が不可欠。よりよい夫婦生活のために、ぜひ前向きに取り組んでみてくださいね。