幼稚園の「入園願書」の書きかたは? 願書提出から入園までの流れとポイントまとめ

夫婦のお悩み解決コラム

「大事な我が子には最善の教育を!」とは親なら誰もが思うこと。その幼稚園へ入るための第一関門とも言えるのが「入園願書」です。

文部科学省が管轄する幼稚園は、保育対象である3歳児の子どもが入園することができます。入園するためにはまず各園が用意している入園願書を書いて提出します。

願書には入園理由を記載するため、各家庭での教育方針と照らし合わせてどの幼稚園が我が子が入園するのに適しているかを見定める必要があります。「どうやって書いたらいいの?」とお悩みのパパ、ママに願書の正しい書きかたとポイント、幼稚園選びはいつからするのか、願書提出の際の注意点などについてまとめてみました。


目次:

幼稚園選びから入園願書受付までの流れ

入園願書の書きかたと3つのポイント

入園願書を書くときの注意点

こんな質問まで? 面接対策と入園までに準備するもの

まとめ


 

1. 幼稚園選びから入園願書受付までの流れ

幼稚園選びをスタートするのは、基本的には入園の1年前、子どもが2歳になったら。通園バスはあるのか、自転車で通うことになるのか、有名私立を選ぶのかなど、各家庭によって選ぶ基準も違います。

「プレ保育」「プレ教室」に参加して入園をスムーズに

入園基準の3歳児になる前から入園体験ができる「プレ保育」「プレ教室」という制度を実施している幼稚園もあります。「集団生活を事前に体験させて慣れさせておきたい』「

「プレ利用者が優先的に入園できる制度の園だから』といった理由でプレ保育を利用する保護者も少なくありません。(wordの仕様でかぎかっこが片方二重になっていますが、一重になおしてください)

3年間という期間を過ごす施設なので、どこが我が子にとって一番楽しく通える幼稚園なのかを知るためにも、積極的に利用したいですね。自宅近辺の幼稚園のHPなどでプレ教室が開催されているか調べておきましょう。

地域差に気をつけたい願書配布日

幼稚園の説明会や見学会は9〜10月に行われることが多いです。見学して「この幼稚園に決めよう」と考えたら、次のステップは入園願書をもらいに行くこと。願書の配布日は10月15日前後、願書の受付日は11月1日と設定する幼稚園が多いようです。

ここで注意したいのが、人気の幼稚園では配布日に保護者が殺到し(徹夜で並ぶ園もあるとか!)願書が手に入りづらい状況があるということ。配布日当日は都合が悪く、次の日にもらいに行ったときには願書がもらえなかったという例もあるほどです。願書がないと入園手続きそのものができなくなってしまうので、気になる園のHPで配布日をしっかりチェックしておきましょうね。

 

2. 入園願書の書きかたと3つのポイント

入園願書の記入欄には子どもの名前、年齢、住所、連絡先、家族構成、保護者の名前といった基本情報のほか、子どもの性格・発育状態や健康状態、食物アレルギーの有無、自宅での遊びかたなどかなり細かい部分まで記入する必要があります。重要なのは「入園理由」「子どもの長所・短所」「教育方針と配慮してほしい点」の3つです。

 1. 入園理由

なぜその幼稚園に子どもを預けたいのでしょうか。自宅から近い、有名幼稚園だから、ご近所さんの評判がよいからとさまざまな理由があると思いますが、思った理由をそのまま記入するのは避けたほうが無難。就職活動の際に入社希望の会社へ提出する履歴書と同じだと思ってみてください。「給料がいいから」「有名な会社だから」と志望動機を書くわけにはいかないはず。幼稚園の特色や教育方針と家庭での子育ての理念が一致するかどうかを軸に考えてみましょう。

  • 見学会のときに感じた幼稚園の雰囲気や先生たちの印象の良さ
  • 子ども自身が気に入った、楽しそうに通えると思ったポイント
  • 子どもの育成にとってプラスになると思った課外教室や実施する教育内容

といったことを入園理由にまとめて書くと良いですよ。

2. 子どもの長所・短所

意外と悩んでしまうと言われるのが「子どもの長所と短所」の記入欄。幼稚園の先生がたがなにより知りたいのが「預かる子どもたちの性格」です。活発な子、おとなしい子、人見知りしてしまう子など子どもの数だけ千差万別なキャラクターがあります。何人もの子どもを預かる先生にとっての大事な情報源が願書にある「子どもの長所と短所」欄なんです。

長所を書くポイント

素直にここが良いと思う性格や行動を書いてください。ポイントは「具体的に」ということ。さらに家庭や外出先での実体験などをまじえて書くと先生側に子どもの性格が伝わりやすいです。

記入例:

  • 人見知りせず誰とでもすぐに仲良くなれる
  • 怒られたときは素直に謝ることができる
  • 好きなことには一生懸命で集中力がある
  • 家庭内で決められたルールはきちんと守ることができる
  • 動物が大好きで犬や猫を怖がらずに接する

短所を書くポイント

長所と同じように具体的に書くことが大事です。短所=マイナスな部分と捉えがちですが、発育途中の3〜5歳児にとって短所はあって当然。むしろ、その性格の改善や子ども自身への理解を幼稚園での保育を通じて、学んでもらうことが正しいのです。「長所をたくさん挙げて、短所はできるだけ少なく書いておこう」とは決して思わないでください。

かといってそのままストレートな言葉では、子どもへの印象はよくありません。「すぐ嘘をつく」「暴力を振るう」「根性がない」といった表現はやめておきましょう。

記入例:

  • 好奇心旺盛なため、興味があるものがあるとすぐに行動へ移します。目を離すと遠くへ行ったり、自分の思いが優先してしまうため頑固になりがちです。
  • 自分の思った通りにいかない、イライラしたときは手が出てしまうことがあります。男兄弟のため、女の子とのコミュニケーションがまだ未発達であり、女の子にも手を出してしまいがちです。
  • 飽きっぽい性格のため、グループで同じ作業を続けるということが苦手です。ひとりだけ別のことをやり始めたり、おしゃべりを始めたりする傾向にあります。

園長や先生は入園願書を見て預かる子どもの性格をある程度把握します。長所と短所の記入欄にはウソ偽りなく書くようにしましょう。

3. 教育方針と配慮してほしい点

家庭での子どもを育てる教育方針は、願書を書く前に夫婦で話し合っておきましょう。親子揃っての面接で、夫婦が別々の教育方針を語るというのはよくある話。

夫婦といっても元は赤の他人同士です。育ってきた環境もそれぞれ違うので、「自分が子どもの頃は親にこう習った」「うちではこうやって子どもをしつけたので私はこうしたい」と意見が対立するかもしれません。子どもをどうやって育てていきたいのか、どのような子どもに育ってほしいのか、入園を機会にお互い腹を割って話し合ってみてはどうでしょうか。

入園願書を書くときの注意点

コピーをとってから必ず下書きを

教育方針が固まったら、願書に記入しましょう。願書は何枚ももらえるわけではないので書き損じをして、修正テープで直すといったことはNG。コピーをとり、まずは下書きで練習してから原本に書きましょう。

園に通う際に先生に知っておいてもらいたいことを記入する

子どもの健康状態、家庭での事情など幼稚園側に知っておいてもらいたいことや配慮してもらいたい点があれば備考欄などに書いておきましょう。特に食物アレルギーは、子どもの命に関わる重要な情報なので先生に理解しておいてもらう必要があります。両親が共働きで仕事が遅くなってしまう場合は祖父母や親戚が迎えに行くといった事情なども記入しておくと園側は安心です。願書に書ききれないことがあったら、面接のときや電話で問い合わせてみてもいいでしょう。

ただし「いじめられてないかちゃんと観察してほしい」「食べ物の好き嫌いをなくしてほしい」など、うちの子だけ特別扱いしてほしいというようなニュアンスが含まれた一方的な要望は、親のエゴと捉えられてしまうことも。幼稚園に通うことでどんなことを学んでいってほしいか、集団生活で不安に思う点など、子どもについてどのようなことを親が知りたいのかを的確に書くと伝わりやすくなります。

記入例:

  • 初めての集団生活で親子ともに不安なので、どんなささいなことでもご報告いただけると助かります。
  • 一人っ子ですので、わがままな性格が見受けられると思います。他の子となじめるか不安ですので、できるだけ大勢で遊ぶタイミングでは積極的にお声をかけてあげてください。
  • 遊ぶときは楽しんでいますが、お勉強をするとなると嫌がってグズってしまいがちです。家庭では頭ごなしに叱ることは避け、諭すように優しく語りかけて理解してもらうことをしておりますので、授業の際には温かく見守っていただけますと助かります。
  • 不審者による事件が多発するニュースを見ますと、園のセキュリティが気になります。毎月の保護者会にてその点についても議題に挙げていただけますようお願いいたします。

願書受付日は受付時間も確認しておきましょう。受付当日は入園予定の保護者が並ぶことが多いので、時間を過ぎてしまって受付できなくなってしまったとなったら大変。入園願書の提出日には園はどのように対応しているか事前にチェックしておきましょう。

 

3. こんな質問まで? 面接対策と入園までに準備するもの

願書を提出したら次は面接。園と保護者、双方の教育方針や理念にズレがないか、書類上だけではわからない子どもの印象や個性を知るためにほとんどの幼稚園で行われます。面接では、保護者と子どもへいくつか質問があります。ここではよく聞かれる質問項目をまとめてみました。

保護者への質問

  • 入園理由
  • 通園の方法
  • 子どもの長所と短所
  • 子どもの好きな遊び、好きな食べ物、食物アレルギー
  • 幼稚園に希望すること、伝えたいこと
  • 家庭の教育方針

その他、PTA活動や行事、イベントへの参加の可否、最近起こった社会でのできごと、時事的ニュースについてなども質問されることがあります。

子どもへの質問

  • 名前、年齢
  • 好きな遊び
  • 好きな食べ物、嫌いな食べ物
  • 幼稚園の名前

子どもがうまく答えられなかったとしても、不合格になることはまずありません。質問を通じてハキハキと話せる子なのか、シャイで表現が苦手な子なのかなど性格を知るための面接なので安心してください。自宅に戻ってから上手に話せなかったことをとがめるようなことはしないでくださいね。

面接の数日前には入園願書の項目を再度チェックし、回答を準備しておきましょう。子どもは園長や先生からの質問に答えられるように、親子で練習しておくとベターです。

入園日が決まったら、入園までに子どもが準備するもののリストが配られます。なにを買っておかなければいけないのかチェックしましょう。以下、代表的なアイテムを取り上げてみました。

  • 制服、名札、通園バッグ、帽子
  • スモック
  • 体操服、運動靴
  • 傘やレインコート
  • お弁当グッズ(お弁当箱、お弁当袋、おはし、水筒など)
  • はみがきセット
  • うわばきとうわばき袋
  • 着替えと着替え袋
  • はさみ、ノリ、クレヨン、色鉛筆など
  • 汗拭きタオルやティッシュ、ハンカチ

 

4. まとめ

さあ、入園までの流れをひと通り見てきました。もう一度、願書の書きかたから入園までの準備のポイントを抑えておきましょう。

  1. 子どもが2歳になったら、プレ教室を活用して幼稚園を選び始める
  2. 願書配布日をしっかり把握し、願書を受け取りに行く
  3. 家族で入園理由や教育方針を話し合い、願書に必要事項を記入して提出
  4. 面接前に家族で練習し、当日に臨む
  5. 入園前までに必要なものをちゃんと揃えておく

「楽しい幼稚園生活をスタートするための第一歩」である入園願書の記入は、どんな親でも戸惑うものです。でも難しく考えすぎずに誠実にありのままに伝えることが大切。ママ友同士で情報交換などをしつつ、温かく子どもの成長を見守っていきましょう。

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