産婦人科への付き添いは必要? 夫が行く前に知りたい基礎知識

妻が産婦人科に行くとき、付き添っていますか? 夫が産婦人科に付き添う場合は、いろいろなケースが想像されます。妻の病気や、妊娠。心配なことだったり、楽しみなことだったり、いろいろありますよね。「そもそも付き添いは必要なのか?」といった疑問も。

最近では、妊婦健診で付き添いをしている夫が多く見られます。幸せそうな姿に心が温かくなるのと同時に、「もうちょっと周囲に配慮してほしい……」と悲しくなる出来事も。産婦人科は男性にはなじみのない場所。基礎知識や注意する点をよく知ってから付き添いをするのがベストですよ!

 

産婦人科の役割とは

産婦人科は「産科」と「婦人科」をあわせた診療科のこと。「産科」では妊娠・出産・産後のこと、「婦人科」では妊娠以外のこと(例えば女性特有の病気・性感染症・不妊・更年期障害・月経不順など)を取り扱っています。

診断・手術・薬物療法が産婦人科ひとつでできます。思春期から老年期までの女性の一生を幅広く診てくれるので、老若問わずさまざまな症状の女性が訪れるのが産婦人科です。

 

実際、産婦人科への付き添いは必要?

産婦人科で診察してもらうのは主に女性。夫の付き添いは必要なのでしょうか。妻目線で、必要なケースとそうでないケースをご紹介します。

付き添いが必要なケース

  • 体調が悪いとき
    妊娠時のつわりや体調の悪いときでの診察は、点滴や入院が必要になる場合もあるので、夫が付き添ってくれると心強いです。
  • 妊婦健診のとき
    最近は妊婦健診に付き添いをする男性が増えています。夫婦ふたりの子どものことだから、夫も一緒に先生の話を聞いてくれるとうれしいものです。エコーで赤ちゃんの心臓の音を聴いたり、顔を見たり、性別を知ったり。夫はお腹の中にいる子どもの成長を感じづらいのですが、妊婦健診に付き添うことで「命」を実感できるのではないでしょうか。ただ付き添いは毎回でなくても良いかもしれません。

付き添いが必要ないケース

  • 小さい子どもがいるとき
    産婦人科はいろいろな症状の患者さんがいます。小さなお子さんは、病院内で走り回ったり騒いだりしてしまいがち。そんなときは夫に子守りを任せたいですね。子どもと家で留守番をしてくれると、妻としては助かります。
  • 婦人科検診など女性の体のことについて診察するとき
    自分の体のことは自分にしかわからない部分もあるので、先生に症状を説明する際に夫がいると、詳しく話しづらいこともあります。また基本的に産婦人科は混むことが多いので、妻の個人的な診察での付き添いは必要ないでしょう。

 

付き添いのときに知っておきたいこと・気をつけること

1. 付き添い可能か確認しておく

産婦人科によっては付き添いが禁止されているところもあるので、あらかじめ確認しておくと安心。

できることなら、受付から離れた席に座るといいです。産婦人科に訪れる女性は受付で症状を話したり質問に答えます。かなりプライベートな内容が多いので、男性が近くにいると思うように話しづらくなります。

2. 付き添いは空いているときに

混雑する日時を把握しておいて、その日は避けるようにするとベストです。筆者の経験上、曜日だと月曜日と土曜日、時間だと午前の中頃や夕方が混むように思います。病院の立地によっても違うので、リサーチしておきましょう。

産婦人科への付き添いは必要? 夫が行く前に知りたい基礎知識

3. 混んでいたら席を譲る

待合室が混んでいる場合、夫は他の患者さんに席を譲りましょう。妊婦さんや具合の悪そうな患者さんが壁にもたれかかっているのに、ずっと席を占領している男性が意外と多いです。

ほとんどがスマホばかり見ていて、待合室の混雑に気がついていない状況。いくら「席を譲る」と頭に入れていても、ゲームやスマホに夢中になっていればそれもできません。妻に「混んでいたら教えて」と一言声をかけるなどして、周囲に気を配ることが大切です。

4. 体調が悪いときは控える

夫の体調が悪いときは、付き添いをやめておきましょう。産婦人科には、妊婦さんがいらっしゃいます。薬を飲むことができないので、風邪をうつしてしまったら大変。

妊娠中の女性は心身ともにデリケートなので、少しのせきや鼻をすする音で不安になることもあります。「ちょっと風邪っぽいかな?」と思えば、家でしっかり休んでくださいね。

 

ついてきてもらう前に夫に伝えておきたいこと

  • 香水・煙草のにおいに気をつけて
    妊婦さんの中には、煙草や香水のにおいでつわりが酷くなる人もいます。来る前に煙草を吸わないこと、香水のつけすぎにも注意してくださいね。
  • 状況によっては車で待機してもらうかも
    待合室が混んでいたり長時間待つようであれば、車で待つかどこかで時間つぶしをしたほうがいいでしょう。ずっと「席を譲らなければ」と気を遣ったり、立ちっぱなしだと疲れてしまいます。あらかじめ産婦人科の近くで時間がつぶせる場所を探しておくと良いですよ。

 

夫がそばにいれば、妻はどんなときも安心します。妻を大切に思うのと同じように、産婦人科に訪れる女性にもそう思う誰かがいます。付き添いの際はそのことを念頭に置いて、常に周囲の様子を見て行動するようにしてくださいね。みんなが気持ちよく産婦人科を利用できますように。

 

出典:産婦人科の基礎知識