妊娠中の引っ越しは出産前と出産後どっちがいいの?

妊娠中に引っ越しを検討した場合、気になるのがそのタイミング。赤ちゃんがまだお腹にいるうちに引っ越したほうがいいの? それともひとまず出産をしてから引っ越したほうがいいの? そんな不安を、メリットとデメリットで比較してみました。妊娠中に引っ越す場合に必要な手続きについてもご紹介します。

 

1. 出産前の引っ越しのメリット・デメリット

メリット

  • 物件探し、荷造り、手続きが身軽にできる
  • 育児用品の荷物が少ない
  • スーパーや銀行、役所などの場所を覚える時間がある
  • 出産後は育児に専念できる

デメリット

  • 重いもの、大きいものを持てないなど荷造りに制限がある
  • 妊娠中の急な体調変化での対応が大変
  • 産院を新しく探す必要があるかも

出産前の引っ越しはひとりで行動できるというのが大きなメリット。お腹に赤ちゃんがいるので無理は禁物ですが、物件探しや簡単な荷造り、引っ越しの手続きに役所を往復することも産後よりは身軽にできるでしょう。また赤ちゃんの荷物がないぶん荷造りの負担も減り、引っ越しにかかる費用も安くつきます。

妊娠中に転居先の人々と顔見知りになっておくと、赤ちゃんが生まれた後の泣き声や騒音について理解されやすくなります。スーパーや病院などの場所も念入りに下調べできるので産後は育児に専念でき、なにかあったときにも安心。

デメリットは、重いものや大きなもの、高いところにあるものを取り出すなどの作業ができないことです。荷造りは少しずつ、できる範囲で。万が一妊娠中に体調が悪くなり、安静や入院や必要になったときが大変ですね。引っ越しを中断というわけにもいかないので、そうなったときの対応をあらかじめ考えておく必要があります。

引っ越し場所によっては産院を変える必要も。転居先にある産院をいくつかピックアップして、転院可能か電話で問い合わせておくと良いですよ。妊娠後期だと受け入れてくれない産院もあるので注意しましょう。

出産前なら妊娠中期(5ヶ月~7ヶ月)での引っ越しがベスト。つわりがおさまり、流産の心配も減る頃です。産院探しも、中期ならしやすいです。

 

2. 出産後の引っ越しのメリット・デメリット

メリット

  • 妊娠中の体を休めることができる
  • 産院を変えなくていい
  • 出産前後の大変な時期を慣れた家で過ごせる
  • 育児目線で物件探しができる

デメリット

  • 物件探し、荷造り、手続きが赤ちゃん連れとなり大変
  • 荷物が多くなる
  • 慣れない場所での育児で不安、不便
  • 環境の変化で夜泣きが酷くなることも

出産後はなにかと疲れがたまる時期。そんなときに慣れた場所で過ごせるとうれしいですよね。妊娠中では想像しづらかった、育児に適した物件を探すこともできます。産んでみないとわからないこともあるので、階段が多い場所・ベビーカーが通りにくそうな場所など、育児目線で細かくチェックできます。

デメリットは、赤ちゃんというひとりの人間が増え、なんでも自分の思い通りにできないこと。理由もなく泣いたり、頻繁におむつ替えや授乳が必要だったり、離乳食を作らないといけなかったりと、お世話で精一杯になってしまいます。育児でもへとへとなのに、それプラス引っ越しの準備となると大変。手続きに行くにも、おむつや授乳用品など荷物が増えます。

慣れない場所での育児になるので、わからないことだらけや、知らない人だらけで孤独を感じやすいです。そんな環境の変化に戸惑うのは赤ちゃんも一緒。引っ越しにより夜泣きが酷くなることがあります。

どうしても避けたいのが出産後すぐの引っ越し。産後は体を休めなければいけないので、やむを得ない事情がない限りはやめたほうがいいです。早くても生後4ヶ月くらいで、赤ちゃんの首が座ったころにしましょう。

 

3. 妊娠中に引越しするときの注意点

妊娠中の引っ越しは出産前と出産後どっちがいいの?

  • 重いもの、大きなものは持たない
  • 業者に任せるところは任せる
  • こまめな休憩を

とにかく無理をしないことが1番です。母子ともに元気でいられるために、自分では難しいことは業者や夫に頼んでしまいましょう。妊娠中はお腹の子を守ることが仕事なので、こまめに横になって休んだり、水分補給をしっかりしてくださいね。

 

4. 妊婦さんの引っ越しで必要な手続きとは

「妊婦健康診査受診票(助成券)」の交換

妊婦健診にかかる費用を補助してくれるものです。これは住民票のある市町村でしか使用することができないので、引っ越し先のものと交換する必要があります。補助する内容や金額は発行してくれる市町村によって違うので、必ず転出先・転入先の両方の役所で内容を確認してくださいね。

手続きの方法

引っ越し先で転入届を出す際に、「母子健康手帳」と「「妊婦健康診査受診票(助成券)」」を一緒に提出します。わからないことは役所のかたに聞くと、丁寧に教えてくれますよ。母子手帳はそのまま使えます。住所のところに新しい住所を書きましょう。

転院の手続き

転居先でお世話になる産院が見つかったら、今の産院に引っ越すことを伝えて紹介状を書いてもらいましょう。紹介状には妊娠の経過や検査結果、注意点などを書いてもらえるので、次の産院でスムーズに健診を受けることができます。

紹介状の作成には時間や費用がかかることもあるので、手続きは早めにしたほうが安心。また、新しく行く産院の予約もお早めに。分べんの予約についても事前に電話などで予約状況を聞いておきましょうね。

 

引っ越しのタイミングはそれぞれメリット・デメリットがあります。今の自分の状況を考えて、夫婦でじっくり話し合って決めてくださいね。

引っ越しが終わった後は、お世話になった人や親戚・友人にハガキを送ることを忘れずに。年末に近ければ年賀状でお知らせしてもいいですし、引っ越しから半年以内に子どもが生まれた場合は、ハガキ1枚で引っ越しと出産についてお知らせしてもいいでしょう。無事に引っ越しができますように!