赤ちゃんにあげるおやつについて。量とタイミングは?

赤ちゃんの離乳食が始まり、気になるのが「おやつ」のこと。おやつはいつからあげたらいいのか、どのくらいあげたらいいのか、そもそも赤ちゃんにおやつは必要なのか……悩みませんか?

おやつは「美味しくて楽しい」イメージがありますが、それによってごはんを食べなくなったらどうしようという不安も。赤ちゃんにあげるおやつの必要性と、与える時期や量、注意点などをまとめてみました。

 

1. 赤ちゃんにおやつは必要?

赤ちゃんにとっておやつは、「栄養補給」のために必要だといわれています。赤ちゃんの消化機能は未熟で、一度に食べられる量も限られています。さらに、遊び食べや吐きだしなどでごはんを完食しないこともありますよね。1日3回の離乳食でとれないエネルギーや栄養素、水分を補うためにおやつをあげる必要があるんです。

赤ちゃんにおやつをあげるメリットとデメリット

  • メリット
    おやつを食べることによって手づかみ食べの練習になります。さらにおやつを与える時間をきっちり決めると生活リズムを整えることができます。
  • デメリット
    おやつを与える時期が早すぎたり、ほしがるときやぐずったときに与えていると、赤ちゃんの生活リズムを乱してしまう恐れがあります。だらだら食べは満腹と空腹の区別がつかず、肥満や虫歯の原因にも。赤ちゃんのおやつはあくまでも「補食」として与えるようにしましょう。

 

2. おやつはいつからあげて良いの?

離乳が完了して、1日の食事が3回になったときに「おやつ」が必要になります。時期としては1歳前後。体が発達して運動量が増すので、1日に1~2回のおやつが理想です。朝食と昼食の間(10時ごろ)と、昼食と夕食の間(15時ごろ)にあげるといいでしょう。朝寝坊した場合は、午前中のおやつはあげなくて大丈夫です。

夕食以降は、おやつは与えないようにしましょう。夜寝ている間に消化器を休めるためと、朝ごはんをしっかりと食べてもらうためです。

市販の赤ちゃん用のおやつは生後5ヶ月からというものもあります。もちろんそのくらいの赤ちゃんに食べやすいよう加工されているので赤ちゃんにあげてもよいのですが、「補食」の意味では必要ではありません。

喜ぶからといって早くから食べさせると、薄味の離乳食を食べなくなったりごはんの時間がずれてしまうなど、食生活の面での心配が増えてしまいます。早くても3回食になったころ(生後9ヶ月ごろ)がいいでしょう。

 

3. おやつをあげる量はどのくらい?

赤ちゃんにとっておやつはあくまでも「補食」。栄養面を重視して、炭水化物・乳製品・いも類・くだもの類などの組み合わせがおすすめです。一緒に飲み物も用意してくださいね。

赤ちゃんにあげるお菓子について。量とタイミングは?

量の目安は運動量や体格など個人差もありますが、1日に必要なエネルギー量の10%くらいだといわれています。1~2歳児は900~950 kcalが必要なので、1日に100~150kcalのおやつが要ります。

100~150kcalの食べ物にたとえると、8枚切りの食パンなら1枚。ごはんは大人用のお茶わんに半分くらい。牛乳はコップ1杯(200g)くらいです。

おやつをあげる量は、飲み物で調整するといいです。例えばビスケット150 kcal分+麦茶0 kcalとビスケット50kcal分+牛乳100 kcal分の場合、合計エネルギー量は同じでも、前者のほうは栄養バランスが悪く胃にも負担がかかりそうですね。夕ごはんが食べられなくなることもあるので、飲み物(牛乳など)で調整しましょう。

 

4. おすすめのおやつ

市販のお菓子だと、お米でつくられたおせんべいやたまごボーロが食べやすいです。

また、手作りのおやつもおすすめ。手づかみ食べのできる形状や、スプーンで食べられるものが良いですよ。ごはんに小麦粉を少量混ぜて小さなおにぎりを作ってフライパンで焼いたものや、果物にプレーンヨーグルトをかけたものなど、簡単に作ることができます。

メニューに悩んだら、各保育園のホームページに記載されている献立やレシピを参考にするといいでしょう。栄養面がよく考えられているので安心ですよ。

 

5. おやつをあげる際の注意

おやつの際に気をつけたいのが、アレルギーや赤ちゃんに食べさせてはいけないもののこと。パンケーキを焼いたのでハチミツをかけておやつに……というのは、1歳未満には絶対NG! ナッツ類も危険です。

手作りなら気をつけることができますが、市販品やもらいものは原材料を確認してから与えるようにしましょう。こちらに詳しく記載してあるので、ぜひご覧ください。

また大人が食べるお菓子をあげるのは控えましょう。チョコレートやスナック菓子などは、糖分や塩分・カロリーの摂りすぎになり、虫歯や肥満の原因に。添加物も小さな体には負担となりますし、アレルギーも心配です。

子どもの目の前で大人用のお菓子を食べるのも控えてくださいね。一口でもお菓子の味を知ると「もっと!」とねだるようになります。大人用のお菓子は、子どもの見えないところで保管・食べるようにしましょう。

 

赤ちゃんへのお菓子やおやつは、大人がきちんと管理しなければいけません。なるべく1歳前後に与えるようにして、時間を守りましょう。正しくおやつを食べさせると、規則正しい生活習慣が身についたり、「食べることの楽しさ」を知ることができます。子どもが大きくなったらおやつを一緒に作るのもいいですね。

いろいろなものを食べさせて、食べる喜びと健やかな成長を見守りましょう。

 

出典:
厚生労働省「離乳食の進め方」
厚生労働省「保育所における食事の提供ガイドライン」
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」