親や親戚からの「孫プレッシャー」どう対処すべき?

現代は必ずしも「結婚=出産」とは限りません。それでも親や親戚から「孫はまだ?」などとプレッシャーをかけられてウンザリしていませんか?  今回は、親が孫を欲しがる心理や孫プレッシャーの上手なかわしかたについてご紹介します。

 

1. 親が孫をほしがる心理って?

いわゆる「孫プレッシャー」をかけてくる相手としてもっとも多いのが、自分自身またはパートナーの親ではないでしょうか。まずは、親が孫をほしがる主な理由について見てみましょう。

自分の遺伝子がしっかり引き継がれていることを実感したい

人間には自分の遺伝子を残したいという本能的な欲求があります。息子・娘が子どもを持つことで、親は自分の遺伝子が孫世代まで引き継がれていることを実感できるのです。

孫ができたことで、息子・娘が一人前の大人となったことを実感したい

ひと昔前までは、結婚したら女性が家庭に入って家事・育児に専念するという考えが一般的でした。そのため世代が上がれば上がるほど「結婚したら子どもを持つのが当たり前、子どもを持ってこそ一人前」と考える人が多いようです。

子どもの可愛さとはまた違う、孫の可愛さを実感したい

子どもの可愛さと孫の可愛さは、似ているようで少し違うもの。おじいちゃん・おばあちゃんにとって孫が可愛い理由は以下のとおりです。

  • 子育てに関する直接的な責任がない
  • 過去に子育てをしていた頃よりも精神的余裕がある
  • 小さかった頃の息子・娘の姿が孫に重なる

同世代の人に孫ができた

特に女性の場合、子どもがいる人といない人で話題が噛み合わなくなることが多いものです。それと同じように、孫がいる人との話題についていけなかったり同世代の人にどんどん孫ができたりして焦っている親も。

跡継ぎが欲しい

昔のような家制度はなくなりましたが、現代でも子や孫に家業・土地・墓などを継がせたいと考える家は少なくありません。そのような家では、特に長男夫婦への孫プレッシャーが重くなりやすいようです。

 

2. 親・親戚からの「孫プレッシャー」への対処法

プレッシャーをかけてくる相手との関係性やお互いの性格にもよりますが、孫プレッシャーに対処するには以下のような方法が有効です。

「そのうちね」「こればかりは運だから」などと軽く流す

いくら医療技術が進んだ現代でも、子どもが授かり物であることには変わりありません。このことは親世代もよくわかっているはずです。

「欲しいけどなかなかできなくて……」と悲しそうなフリをする

晩婚化が進んだ現代、大変な思いをして不妊治療をしている夫婦も少なくありません。そんなときに周囲からプレッシャーをかけられるのは辛いですよね。「これ以上プレッシャーをかけてほしくない」と意思表示する場合、喧嘩腰で言い返すより悲しそうなフリをするほうがトラブルになりにくいです。抵抗がなければ「不妊治療中ですがなかなか…」と正直に言ってしまうのも有効です。

パートナーからクギをさしてもらう

義両親やパートナー側からの親戚からだと、何か言われても自分でキッパリ意見を言うのは難しいこともありますよね。そんなときはパートナーからうまく伝えてもらうようにしましょう。

「あまりプレッシャーをかけないでほしい」と正直に言う

プレッシャーをかけられると、いくら妊娠を望んでいてもストレスになってしまいます。そんなときは正直に伝えましょう。喧嘩にならないよう、できるだけサラッと伝えると良いです。親は理解してくれているけれど親戚からプレッシャーをかけられている場合は、親に頼んでやんわり伝えてもらっても。

今現在子どもがいなくても、十分幸せであることを知ってもらう

結婚は必ずしも子どもを持つためにするものではありません。子どもがいなくても、仕事・趣味や夫婦2人の時間が充実していれば十分幸せを感じることができます。心から息子・娘の幸せを願う親なら、このことをきちんと話せばきっとわかってくれるでしょう。

 

3. 「孫を産まない=親不孝」ではない!

親や親戚からの「孫プレッシャー」どう対処すべき?

昔よりもライフスタイルが多様化した現在は必ずしも「結婚=出産」とは限りませんし、以下のような理由で子どもを持たない夫婦はたくさんいます。

  • 晩婚・持病などの理由で最初から出産は諦めている
  • 結婚後も仕事などで忙しく気づけば妊娠・出産が難しい年齢になっていた
  • 不妊治療をしたが妊娠・出産に至らなかった
  • 子育てにお金と時間をかけるより仕事・趣味を充実させたい
  • そもそも子どもが好きではない
  • 子どもを持つための経済的余裕がない

周囲からプレッシャーを受けたからといって無理に出産しても、100%幸せになれるわけではありません。育児ノイローゼに苦しんだり、出費が増えて生活に余裕がなくなる可能性もあります。

まずは自分たち夫婦が幸せでいることがいちばんの親孝行と考え、子どもを産むのとは別の形で親孝行してみましょう。帰省の頻度を増やしたり、ちょっと豪華な品物や旅行などをプレゼントしてみてもいいかもしれません。それでも状況が改善されなければ、「実家・義実家とは価値観が違う」と割り切ってそれなりのお付き合いをするという手もあります。

おじいちゃん・おばあちゃんにとって、孫はとにかく可愛い存在。とはいえ、親や親戚から孫プレッシャーをかけられるのは辛いものがありますよね。現代はライフスタイルが多様化しており、子どもを持たない・または欲しくてもなかなかできない夫婦はたくさんいます。あまり孫プレッシャーに振り回されないで、まずは自分たち夫婦が幸せに過ごすことを大事にしましょう!