共働き夫婦の悩み…仕事と子育てのバランスをどうしよう

育児にはお金がかかるので、なるべく共働きをしたいもの。そんなときに大きな壁になるのが、仕事と家事、子育ての両立ではないでしょうか。それらのバランスの取りかたと、夫婦での家事と育児の分担方法などをご紹介します。

 

1. 共働き子育ての大変なところとは

仕事・家事・子育ての兼ね合い

共働きとなると、「仕事だけ」「家庭だけ」とはいかず、夫婦でうまく連携して日々の生活を送る必要があります。

突然の出張・重なる残業、子どもの病気など、なにか起こるたびに夫婦で臨機応変に対応しなければいけないので、気が休まるときがなかなかありません。

時間のすれ違いでコミュニケーション不足に

忙しくなると夫婦での会話が減るどころか、タイミングによっては子どもと話さないまま1日過ごすことも。

妻が子どもを寝かしつけていると日々の疲労で朝まで寝てしまい、帰宅した夫は寝落ちした妻を起こすこともできず、残った家事を片付けてひとりで就寝……、なんてことも多々あります。

ストレスがたまる

1日中「仕事」「家事」「育児」に追われる日々で、なかなか自分の自由な時間がとれないのも大変なところ。常に何かをしている状態なので、息抜きができずストレスがたまることも。

思わぬ夫婦ケンカにつながったり、子どもにイライラをぶつけてしまうこともあるので、無理やり時間を作って、定期的な休息とストレスを発散させる必要があります。

 

2. 夫婦間での子育て分担について

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妻だけに負担がかからないような分担方法は?

総務省の調査によると、夫の育児参加について「乳幼児と遊ぶ」が最も多く、妻は「乳幼児の身体の世話と監督」が最も多い結果に。乳幼児のお世話や監督は目が離せないことや予想外のことが多いので、精神的にも疲れやすくなります。妻もお世話に疲れて、子どもとコミュニケーションをとる余裕がなくなります。

夫が率先して「おむつ替え」や「泣いたときにあやす」などをして、子どもと遊ぶだけではなく「お世話」に積極的に関わるようにしましょう。

夫婦で決めておくこと

臨機応変に対応することが重要。子どもを保育園に入れると、すぐに風邪を引くようになります。妻ばかりが早退・欠勤をしていると会社に居づらくなりますので、たまには夫が早退するなどして、妻の立場を守りましょう。

夜泣きについても、妻ばかりが対処していると寝不足に。赤ちゃんの頃はどうしてもママじゃないと泣き止まないこともありますが、妻の体力にも限界があるので、夫が妻を休ませるためにも赤ちゃんをドライブに連れていくなどの対処をしましょう。

育児については決まった形がないのでルールを作りにくいですが、基本的に「育児負担の大きい妻を労わる」気持ちで共働きの子育てを乗り切りましょう。

 

3. 仕事・家事・育児にかける時間の内訳

総務省の調査によると、末子の年齢による共働き夫婦の仕事と家事と育児にかける時間は以下のとおり。

仕事

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家事

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育児

共働き夫婦の悩み…仕事と子育てのバランスをどうしよう

(総務省統計局「末子の年齢階級,共働きか否か別生活時間-週全体,夫婦と子供の世帯の夫・妻」を加工したもの)

子どもが小さいうちは、家事や育児に時間がかかることがわかりますね。夫が家事と育児にかける時間は年々増加しているそうですが、まだ夫婦で大きな差が開いています。ただ夫も就労時間が長いために時間が作れないのが現状です。フルタイムで働くママもいるので、難しいところですよね。

実は、6歳未満の子どもがいる世帯の約4割が、親族(祖父母など)から育児支援を受けているそうです。受けていない世帯と比べると家事にかかる時間は36分短くなり、仕事等の時間は1時間6分長くなっているそう。祖父母と上手に連携をとると、共働きによる負担が減ることがわかりますね。

しかし、家庭の事情で支援を受けられないこともあります。そんなとき、育児よりも変化の少ない「家事」と「仕事」のバランスをどうとるかが重要になってきます。

 

4. うまくバランスをとるためには

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家事とのバランスの取りかた

夫婦の帰宅時間や得手不得手で家事の分担を決めましょう。休日に関しては、普段負担の少ないほうが率先してやるといいですね。また、食洗機や乾燥機能付き洗濯機など便利家電の導入もおすすめ。かなり時短になりますし、これだと家事の苦手なかたでも育児の合間に簡単に取り組むことができます。

仕事とのバランスの取り方

フルタイムで働いているかたは、「時短勤務」を申請してみてはいかがでしょうか。時短勤務というのは、3歳未満の子どもを育てている労働者に対して、「1日の労働時間を6時間」とする短時間勤務制度のことです。フルタイムに比べて2時間の余裕ができるので、そのぶん家事や育児に目を向けることができます。ただし、労働時間が減った分、給与が下がるので注意が必要です。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

共働きによる子育ては、子どもが小さいうちは大変なことばかり。夫婦でうまく分担したり、祖父母や便利家電の力を借り、育児の制度をうまく利用して乗り切っていきましょう。子どもが大きくなった時には、大変な思いをして築いていったキャリアがあります。きっとお金に余裕もできているのではないでしょうか。そのときのことを楽しみにして、夫婦で力を合わせてくださいね。

 

出典:
国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」
国立社会保障・人口問題研究所「第5回全国家庭動向調査 現代日本の家族変動」
総務省「平成23年社会生活基本調査」