夫婦2人でお引越し! 費用を抑えて快適に引っ越そう
夫婦のお悩み解決コラム引越しは夫婦としての初仕事となることも多いですよね。またその後も転勤・マイホーム購入などで引越しする機会があるかもしれません。今回は2人世帯の引越しにかかる費用のおおまかな内訳や、引越し費用を抑えるコツなどをご紹介します。
1. 引っ越し費用
引越し距離や荷物の多さなどによって大きく変わりますが、目安として以下のような費用がかかります。
基本運賃
一般的に、引越し距離が長くなるほど運賃も高くなります。また、業者によって若干金額が異なります。
夫婦2人の場合近距離(20km以内)なら6万円前後、長距離(200km以内)なら10万円前後がおおまかな目安になります。
割増料金
繁忙期(3~4月)や土日祝、早朝・深夜は割増料金がかかります。また、業者によっては引越しによいとされる大安にも高くなります。雪の多い地域では、冬季割り増し料金が加算されることもあります。
実費
おもな内訳は人件費(約15000円×人数)、梱包資材費、交通費(高速道路利用費)など。このほか、集合住宅ならエレベーター・クレーン使用費がかかることもあります。
オプション
ハウスクリーニング、不用品処分、荷物保管サービス、荷造り・荷解き、洗濯機・食洗機設置、自動車・バイク輸送、害虫駆除・盗聴器発見などのオプションをつけることができます。
こうしたオプションサービスは、他の専門業者に委託されていることが多いようです。内容は業者によってかなり異なるので、必要なものをよく吟味してくださいね。
2. 物件関連の費用
こちらも仲介業者や家賃によって異なりますが、おおまかに以下の費用が発生します。
敷金・礼金
それぞれ家賃の1~2ヶ月分となる場合が多いです。
仲介手数料
家賃の1ヶ月分となる場合が多いです。
日割り家賃
月の途中で引っ越す場合、1日ごとの家賃が必要になります。
火災保険料
建物の構造・所在地・家の広さによって補償額が変動するので、引越しに合わせて内容の見直しや解約・新規加入手続きを行う必要があります。解約すると返戻金が戻ってくることもあるので、忘れずに手続きをしましょう。
賃貸では初期費用に含まれている場合も多いです。
家電・家具類の買い替え
必要に応じてそれまで使っていた家具・家電を買い替えたり、新しく購入します。特に、カーテンはサイズの違いなどの理由で多くの場合、買い替えや新規購入が必要になります。
新居周辺への挨拶用土産
一戸建てなら両隣と向かいの家、集合住宅なら上下・両隣の部屋に挨拶するとよいでしょう。手土産の金額は、1戸あたり500~1000円くらいが目安。
さらに、大家さんや管理人への挨拶が必要になることもあります。大家さんや管理人へは、1000~2000円くらいの手土産がおすすめです。
手土産には、引っ越し前に住んでいた土地の名物(お菓子など)やタオル・ハンカチなどのちょっとした消耗品がよいでしょう。
3. 引越し費用を抑えるために知っておきたいこと
複数の業者に見積もりを取る
引越し会社によって得意分野(単身or家族、短距離or長距離など)やプランの内容が変わるので、なるべく複数の業者に見積もりを取りましょう。
荷造りや荷解きをなるべく自分で行う
荷造り・荷解きをできるだけ自分で行えば、料金を抑えるのに役立ちます。ただし夫婦ともに忙しい・妻が妊娠中などの場合は無理のない範囲で。
なるべく繁忙期を避ける
転勤などの場合は難しいですが、自分で引越し時期を選べるなら繁忙期にあたる3~4月は避けるのが良いと言われてます。
スーパー・ドラッグストアなどで段ボールをもらう
業者によっては、追加で梱包資材をもらうとお金がかかることも。スーパーやドラッグストアでいらなくなった段ボールがもらえることがあるので、段ボールが欲しいときは近くのお店で聞いてみましょう。
使用済みの段ボールは新品に比べて柔らかくなっていることがあります。重いものや割れ物を入れるときは、底が抜けないよう十分注意してくださいね。
混載便を使うと安くなるかも?
長距離引越しの場合、混載便(同方面へ引っ越す人と同じ便での輸送)を利用すると料金が安くなることがあります。ただし、荷物が多いと混載便を使いにくいかもしれません。
4. 引越しで夫婦喧嘩しないために
環境がガラッと変わるうえに一度に多くの作業をこなさなければならない引越しは、大きなストレス源のひとつ。そのため、引越しが原因で夫婦喧嘩になることも珍しくありません。引越しにともなう夫婦喧嘩の主な原因と、トラブル回避のポイントをチェックしましょう。
引越し準備をパートナーに任せきりにしない
夫婦の一方が仕事などで忙しかったり面倒くさがりだったりすると、もう一方に引っ越し準備の負担が大きくのしかかります。
仕事が忙しくて時間を割きづらい人も、休日や時間のあるときになるべく手分けして作業しましょう。もちろん、引越し準備をがんばったパートナーへのねぎらいの言葉も忘れずに。
処分すべきもの・そうでないものをきちんと分けて整理する
何でもかんでも引っ越し先に持って行こうとすると引越し料金が高くなってしまいます。新居の収納スペースもあっという間に埋まってしまうかも。
かといって、相手の許可なく勝手にものを処分してしまうと大きなトラブルになるかもしれません。自分の一存で処分できないものは、相手に確認して整理してもらいましょう。
荷造り・荷解き中に趣味のもので遊ぶのはNG
荷造り・荷解き中に昔好きだった本・衣類・アクセサリーを見つけて、つい懐かしくなることもありますよね。しかし、忙しいときに本を読み始めたりコレクションの整理を始めたりすると作業が止まってしまいます。
引越し作業にかけられる時間は限られているので、優先順位をきちんと確認しながら作業を進めましょう。
各種手続きも忘れずに!
引越しにともなう各種手続きに不備があると、あとで大変なことになりかねません。転入・転出届、電気・水道・ガス・インターネットの手続き、郵便転送手続き、各種保険・カード類などの住所変更などは忘れずに行いましょう。転勤の場合は会社で手続きしてくれることもあるので、担当者に確認してくださいね。
引越しは多くの肉体的・精神的負担をともなうもの。夫婦喧嘩にならないよう、上手に協力して作業を進めましょう!