子育てがひと段落した妻のためのパートの選びかた

夫婦のお悩み解決コラム

子育てがひと段落して時間と心に余裕ができると、そろそろ働きに行こうと考えるかたも多いです。しかし、いざパートの求人を見ると、条件や勤務形態がバラバラでどこがいいのかわからなくなってしまいがち。できれば「家事」と「育児」が両立できるところがいいですよね。

あとで「しまった!」とならないように、パートを選ぶ前に考えておくことや、自分に合った働きかたについてのメリット・デメリットをご紹介します。

 

1. パートを選ぶ前に考えておくべきこと

子育てがひと段落した妻のためのパートの選びかた

まずパートを選ぶ前に、仕事において重視する点は何かを考えてみるといいかもしれません。具体例をいくつか挙げてみますね。

  • 子どもの急な病気や、学校の行事で休むことができる
  • 土日、祝日休み
  • 時間の融通がきく
  • 希望する職種
  • 自宅から近い
  • 時給が高い

家事と育児の両立のためには、子育てに理解のある会社で働くのが一番ですよね。勤務時間についても、子どもが学校に行っている間(例:平日午前9時~午後3時)に収めて、家事との両立をしたいもの。それ以外の時間は、家族と過ごしたり自分の時間に充てるのが理想です。そうなると、なるべく自宅近くの職場がいいですね。

パートを始める理由によっても、重視する点は変わると思います。例えば、夫の給料だけでは家計が厳しい・教育資金を増やしたい・金銭的な余裕が欲しい・社会とのつながりがほしいなど。すべての条件を満たしたところを探すのは大変なので、「何を1番重視するか」でパート選びを始めてみてはいかがでしょうか。

パートを選ぶ際の注意点

パートにはいわゆる「103万円の壁」というものがあります。パートの年収が103万円を超えると、「配偶者控除」がなくなるので配偶者の所得税・住民税が増えます。さらに自分で所得税を納める必要も。

ただし、年収が141万円未満で配偶者の所得が1,000万円以下の場合だと、「配偶者特別控除」を受けることができます。

パートの年収が「103万円を超えた」場合、収入額によっては控除を受けていたときよりも収入が減る可能性もあるので注意が必要です。

ただし、こういった「女性が働きにくい現状」を打開するために法改正が進められています。詳細についてはお近くの税務署や市区町村にお問い合わせしてみてくださいね。
※平成28年6月時点での情報です。

 

2. パートのいろいろな働きかた

子育てがひと段落した妻のためのパートの選びかた

パートと一言で言っても働きかたはひとつではありません。大きく分けると、3つの働きかたがあります。

1. 時間固定制

出勤する曜日と時間が固定されています。事務職や女性の工場勤務に多いです。

  • メリット
    出勤日と休日が固定されているので、予定が立てやすいです。とくに休みが土日固定だと、子どもと過ごせる時間が増えます。
  • デメリット
    子どもの行事などで出勤日に休む場合、肩身の狭い思いをすることも。また有休を使い果たしたら「欠勤」扱いになるので、収入が減ることもあります。

2. フリーシフト制

自分である程度自由にシフトを決めることができます。販売・飲食などサービス業に多いです。

  • メリット
    自分の希望が通るので、予定のある日を休みにすることができます。平日休みの場合が多いので銀行や役所などに行けますし、病院やスーパーがあまり混んでいないので楽です。
  • デメリット
    急に休む場合、自分で代わりの人を見つけないといけないことが多いです。また土日や繁忙期(お盆、年末年始など)は休むことができないので、家族との時間が減ることも。その際の子どもの預け先についても確保する必要があります。

3. クラウドソーシング

主に在宅でできる仕事です。職種は問いません。

  • メリット
    自分で受け持つ仕事量を決められるので、納期さえ守れば時間の融通が利きます。子どもの行事や急な病気にも対応でき、家事との両立もしやすいです。人間関係によるストレスも少ないでしょう。
  • デメリット
    仕事の時間を自分で決められるので時間の区切りが難しく、納期が近づくと深夜までかかることも。家庭と仕事とのメリハリがつけづらいです。また収入が不安定なこともあります。さらに確定申告などの税金の管理を自分でしないといけません。

子どもが小さかったり、家族との時間を多く過ごしたいのなら、土日休みのある時間固定制をおすすめします。シフト制は土日こそ稼ぎ時の職種が多く休みの希望が通りにくいので、子どもが大きかったり、自由な時間が欲しいかたにはおすすめ。

クラウドソーシングなどの在宅ワークでは育児や家庭の両立がしやすいのですが、深夜や休日に仕事をしても手当てがつきませんし、仕事量はまちまちなので収入も安定しません。

また、会社の雰囲気によっても変わります。子育て世代の多い職場なら、急な休みや早退にも「お互いさま」ということで理解してくれます。ただしそういう雰囲気のいい職場は辞める人も少ないので、求人が出にくいことがあります。

 

パートの選びかたは、まず「何を重視するか」をはっきりさせると、ある程度絞れるのではないでしょうか。子どもの年齢や夫の就業形態、ライフスタイルによっても選びかたが変わってきます。

パート探しだとつい時給に目がいってしまいがちになりますが、自分が気持ちよく働けて、家事育児の両立により家族も幸せになれるようなところが一番です。よい仕事が見つかりますように。

 

出典:
パート労働者キャリアアップ支援サイト「よくわかる労働法」

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