マイホーム購入の参考に! 首都圏の平均通勤時間をチェック

マイホーム選びで重視する項目として、通勤時間の長さは決して無視できませんよね。今回は首都圏に持ち家を購入した子育て世代サラリーマンの平均通勤時間、そして通勤時間の長さが生活に与える影響についてご紹介します。

 

1. 通勤時間の平均はどれくらい?

5年以内に持ち家を購入した1都3県在住・都内勤務・子持ちサラリーマンを対象としたアンケートでは、以下のような結果が出ています。

片道通勤時間の平均

自宅から職場までの片道通勤時間は、全体平均で58分となっています。

職場から遠い場所に持ち家を購入すると通勤に時間と労力がかかります。かといって職場に近ければ近いほどいいというわけでもなく、あまり職場に近い場所に住むと以下のような問題が起こりやすくなります。

  • 家賃が高い
  • 仕事とプライベートの切り替えが難しくなる(例:何かあるとすぐ呼び出される、プライバシーを守りにくくなる)
  • 住環境が良くない(例:家が狭い、騒音・治安が気になる)
  • 子育てに支障が出る(例:通園・通学に時間がかかる、近隣に子ども向けの施設が少ない)

そのため、職場から遠すぎず近すぎずちょうどよい場所の持ち家が好まれるようです。

主な通勤手段

最も多い通勤手段は電車(85.2%)、以下自動車(4.5%)、自転車(3.9%)…と続きます。

一戸建て・マンションによる違い

一戸建ての持ち家に住む人の平均通勤時間は60分、マンションの持ち家に住む人の平均通勤時間は56分となっています。自宅~最寄り駅間の徒歩距離は一戸建てで平均14分、マンションは平均10分です(職場~職場最寄り駅間の徒歩距離はいずれも平均7分)。

また一戸建てに住む人の通勤手段は自動車、マンションに住む人は自転車がやや多めであることがわかりました。

一戸建ては駅からやや遠い場所に多いため、マンションに比べて平均通勤時間がやや長くなる傾向があります。その代わり駐車スペースに余裕があり自家用車を持ちやすいため、自動車通勤の割合が増えるのでしょう。

これに対してマンションは駅・ビジネス街近隣にあることが多く、一戸建てに比べて通勤時間はやや短めです。そのため、手軽で小回りのきく自転車通勤の割合が高くなっています。また立地の便利さと引き換えに道が狭い・混雑しやすい・駐車スペースに余裕がない(自家用車を持ちにくい)などの事情があることも多く、自動車通勤が難しいという事情もあるようです。

 

2. 5大オフィス街から近い駅と、子育て世代におすすめの街はどこ?

マイホーム購入の参考に! 首都圏の平均通勤時間をチェック

以下の表は、都内の5大オフィス街(新宿、池袋、渋谷、品川、丸の内)へ乗り換えなし・乗車時間約40分以内でアクセスできる主要駅(始発・途中始発駅)の一例。

この中では、自然豊かな井の頭公園を有し「住みたい街」として人気の吉祥寺、子育て支援・教育の質が高い杉並区(荻窪駅など)、国際的な教育制度が充実している港区(泉岳寺駅)などが子育て世代に人気です。

また北区(赤羽駅・東十条駅など)は保育施設が充実しており、未就学児100人当たりの認可保育所定員数や学童保育施設数が多いことで知られています。

 

3. 通勤時間はどのくらいまでが許容範囲?

前項のアンケートでは、理想とする通勤時間は平均で35分、限界と感じる通勤時間は平均で86分という結果が出ています。

現在の通勤時間の長さによって通勤時間の「理想」と「限界」も変わってきます。電車の混み具合や乗り換えの有無などにもよりますが、京王線新宿駅~京王八王子駅(特急で43分、乗り換え時間なども考慮)くらいの距離がひとつのボーダーラインとなるようです。

通勤時間の長さが生活に与える影響は?

マイホーム購入の参考に! 首都圏の平均通勤時間をチェック

  • 通勤時間は有意義?
    通勤時間を有意義と感じている人は全体の27.1%で、通勤時間を使って読書やニュースのチェックなどをする人が多いよう。
    一方、通勤時間を苦痛と感じている人の割合は全体の35.7%になります。現在の通勤時間が長いほど通勤に苦痛を感じやすくなり、80分以上では半数近くにのぼっています。
  • 通勤時間と睡眠時間の関係
    翌日に仕事がある日の平均睡眠時間は、全体で5時間54分という結果が出ています。
    通勤時間が長くなるにつれて平均睡眠時間は短くなり、通勤時間が長いと睡眠時間を削らなければなりません。そのため、通勤時間が長い人ほど通勤中に寝ることが多いようです。
  • 通勤時間と共働き率の関係
    夫の通勤時間が長ければ長いほど、妻が働いている割合は低くなります。夫が家にいる時間が短いと妻の家事・育児負担が重くなり、妻が仕事に力を注ぎにくくなってしまうため。
    妻がバリバリ働いている共働き世帯では、お互いの通勤時間を考慮して持ち家を購入することが多いです。

 

通勤の利便性と住みやすさのバランスをとるのはなかなか難しいですが、通勤時間を読書や情報収集などに充てて有意義に過ごしている人も少なくありません。

ただし、あまり通勤時間が長いと睡眠時間が削られる・妻が働きにくくなるなどの弊害が出やすくなります。理想のワークスタイルやこれからのライフプランにあわせて、上手にマイホームを探したいですね。

 

【参考】
http://athome-inc.jp/pdf/questionnaire/14071501.pdf
https://sumaity.com/press/27/
http://suumo.jp/edit/kyotsu/gyosei_child/tokyo23/ranking.html
http://www.century21online-realty.jp/column/%E9%80%9A%E5%8B%A4%E5%9C%8F%E5%86%85%E3%81%A7%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95/