産後の喧嘩は夫婦の振る舞い次第! 良好な夫婦関係を築くには?

待ちに待った可愛い赤ちゃんが生まれたのに、家庭内の雰囲気は最悪……。夫婦ふたりだけのときはあんなに仲が良かったのに、なぜこんなことになってしまうのでしょうか。実は「産後クライシス」という言葉があるように、産後は夫婦仲が悪くなりやすい時期なんです。

でも、子育てで大変な時期に夫婦で喧嘩をしたくはありませんよね。なるべく穏やかな環境で赤ちゃんを育てたいもの。産後に喧嘩をしないようにするために産後、夫婦間が不仲になってしまう原因と、喧嘩に発展しないような振る舞いかたをご紹介します。

 

1. 産後に喧嘩が多くなってしまう原因とは

さまざまな原因が考えられますが、妻側の心理的な原因についてご紹介します。

産後のホルモンバランスの変化

妊娠してから約10ヶ月間、ゆっくりと大量に増えてきたホルモンは、赤ちゃんを産むことで突然減ります。そして今度は母乳の分泌を促す別のホルモンが増える……。そんなホルモンバランスの乱れにより、体調不良や情緒不安定といった心身の変化が起こります。

身体の状態によるストレス

出産により大量のエネルギーを使ったのに、休む間もなく待っている赤ちゃんのお世話。昼夜問わず授乳やおむつ替えをするので、妻は寝る時間がありません。慢性的な睡眠不足により体は休まることなく、さらに母乳育児の場合は多くのカロリーを消費していきます。

そんな身体の状態だと、心に余裕がもてませんよね。心の許容範囲が狭まり、ささいなことでもイライラしがちに。

母親としてのプレッシャー

赤ちゃんを産んだ日から、「小さな命を育てる」という責任を背負うようになります。常に神経を張り巡らせる必要があり、それが大きなストレスになるんです。ミルクの飲みが悪かったり、泣き止まなかったり、熱が出たりなど、一日中赤ちゃんのお世話をすると予期せぬ事態にたくさん遭遇します。

そんな重圧の中で子育てをしているのに、仕事から帰ってきた夫は赤ちゃんの可愛い姿を見るだけでいいなんて……。といった、「2人の子どもなのに子育ての負担の比重が違う」ことにもイライラしてしまいます。

産後の喧嘩は夫婦の振る舞い次第! 良好な夫婦関係を築くには?

産後は心身ともに疲れ切っているので、普段なら気にも留めないことでもイライラして喧嘩になってしまうのだと考えられます。夫はそんな妻の状態を知らないので、「どうしてこんなことで怒られなきゃいけないんだ」と理不尽さを感じてしまうことも。

筆者も産後はよくイライラして、夫と喧嘩になっていました。日中はずっと赤ちゃんと2人きりの生活で、家の中の変化といえば夫の帰宅くらい。唯一の話し相手である夫に、育児疲れや日ごろの不満をひたすらぶつけていました。

夫も仕事で疲れているので「うん、うん……」と気のない返事。それがさらにイライラを加速させてしまい、「話くらい聞いてよ!」と喧嘩に。

喧嘩をしたいわけではないのに、理性のコントロールがきかず攻撃的な言動ばかりしていたんです。当時は家の雰囲気も悪く、「どうやったら喧嘩にならなかったんだろう」と後悔ばかりしていました。

 

2. 喧嘩に発展しないための夫婦の振る舞いかた

産後の妻側の心理をふまえ、喧嘩に発展させないために何ができるでしょうか。喧嘩にならないような振る舞いかたを、妻側と夫側の両方の目線でご紹介します妻の振る舞いかた

  • イライラは言葉で伝える
    イライラしているときは、行動で表さないようにしましょう。食器洗いをわざと音を立ててやったり、ドアを思い切り閉めるなど、イライラを行動に表すと家庭の雰囲気が一気に悪くなる恐れがあります。夫も「何で怒ってるんだろう。恐いから近寄らないようにしよう」とイライラの原因を知ろうとするどころか、離れていってしまいます。ここは素直に「ちょっとお皿洗いを手伝ってほしい」「今日はいつもより疲れてるんだ」など、してほしいことやイライラしている気持ちを言葉で伝えましょう。なるべく穏便な言葉選びや言いかたをするといいですね。
  • 「おかえりなさい」と仕事から帰ってきた夫を労う
    妻が一日中赤ちゃんのお世話をしていたように、夫も一日中会社で働いていました。妻が赤ちゃんのお世話に追われていたように、夫も上司や顧客から理不尽なことを言われていました。妻が夫から「お疲れ様」と言われたいように、夫も妻からの「おかえりなさい」を待っています。どんなにイライラしても、相手への敬意の気持ちや、相手の立場になって考えることを忘れないようにしたいですね。自分から夫を労えば、きっと夫も妻を労ってくれるはず。

夫の振る舞いかた

産後の喧嘩は夫婦の振る舞い次第! 良好な夫婦関係を築くには?

  • 妻の話をよく聞く
    子育ては孤独です。とくに生まれたばかりの赤ちゃんだと、コミュニケーションがあまりとれないので、何が正解なのかわからないことも。そんな妻にとって、夫が最大の理解者であり話し相手です。妻の愚痴に解決策を提示したりアドバイスをするよりは、「大変だったね」と共感してくれるほうが妻は救われます。ただ、適当な相づちは逆効果になるので、きちんと妻に向き合って話を聞いてくださいね。
  • 赤ちゃんができたことで自分も変わる
    妻は妊娠中からずっと変化の毎日で、睡眠も食事も家事もトイレも赤ちゃんの機嫌次第。スケジュール通りに一日が過ぎることはまずありません。そんな妻にとっては、出産による変化のない夫が羨ましくなります。そういうときは、自分も変わる努力をしてみましょう。積極的に家事を手伝ったり、いつもより早めに帰宅するなど「産後の妻と赤ちゃん」を優先した行動を心がけて。そういう「努力の姿勢」が、「赤ちゃんのお世話は私ばっかり……」といった妻の不満を軽減させるでしょう。

 

産後の女性は心身ともに弱っています。情緒不安定でイライラしやすいので、喧嘩に発展しやすくなります。そんなときは喧嘩を避けるように行動するのではなく、普段から相手を思いやるように振る舞うことがポイント。

妻と夫がお互いを尊重し、感謝の気持ちを伝えながら協力しましょう。日ごろからポジティブなコミュニケーションを取っていれば、喧嘩とは無縁な夫婦関係が築けていくのではないでしょうか。