赤ちゃんがいる家庭のエアコン、設定温度と気をつけることとは?

夫婦のお悩み解決コラム

近年は日本各地で気温が上昇し、エアコンなしでは夏の暑さを乗り切るのが厳しいほど。しかし、赤ちゃんのいる家庭では、そのエアコンの使いかたに悩むことも多いのではないでしょうか。

「ある程度暑さに慣れさせたほうがいいのでは?」「設定温度は何度にすればいいんだろう?」など、大人とは体型も体質も違う赤ちゃんの過ごしやすい環境がわかりませんよね。

そんな赤ちゃんのいる家庭でのエアコンの使い方や、気をつける事についてご紹介します。エアコンと上手に付き合うことで、赤ちゃんに居心地の良い環境をつくりましょう。

 

1. 何度からエアコンを使ったほうがいい?

赤ちゃんと大人とでは、過ごしやすい室温が異なります。さらに、赤ちゃんは「暑い」「寒い」と言葉で伝えることができないので、ママやパパなど身近にいる大人が気をつけなければなりません。

赤ちゃんの体温調節の特徴

子ども、とくに赤ちゃんは体温調節機能が発達していません。体重あたりの体表面積が大人に比べて大きいことや皮下脂肪が少ないことから、室温による影響を受けやすいそうです。大人がちょっと暑いと感じる程度でも赤ちゃんにとっては暑すぎることも。

エアコンを使うタイミングと設定温度

赤ちゃんにとって快適な室温は、夏期は2628度、冬期は2023。外気との差が35度程度までが良いとされています。湿度は60%くらいがベスト。気温と室温をチェックしながら、2628度を保持するようにエアコンを使用しましょう。

エアコンでの温度調節のポイント

室温の調節は、設定温度よりも実際の室温で行いましょう。設定温度はエアコンのセンサーにより変わってくるので、実際の室温とは限りません。冷気は下にたまる性質があるので、赤ちゃんが床で寝る場合は寒いことも考えられます。赤ちゃんのそばに室温計をおくことで、過ごしやすい環境かどうかを知る目安になりますよ。

また、赤ちゃんのエアコンについて最も大切なのが「赤ちゃんに直接風があたらないこと」です。風が直接あたると冷えますし、体の水分を奪われるため脱水を起こしやすくなるそう。エアコンの風向きには気をつけてくださいね。

 

2. 夜の設定はどうしたらいい?

こまめに赤ちゃんの様子を確認できない夜は、エアコンの設定に悩んでしまいますよね。暑くて寝苦しい夜は、赤ちゃんにとっては大人以上に暑く感じているかもしれません。寝る子は育つというように、赤ちゃんの睡眠時間はとても大切! 安心して眠りにつけるように、寝室の温度は一定に保っていたほうが良いでしょう。

タイマーでエアコンが夜中に切れるように設定していると、熱帯夜の場合に夜間の熱中症や乳幼児突然死症候群の危険が増します。また、大量の汗によりあせもになる恐れも。夜泣きや睡眠不足の原因にもなるので、なるべく28度設定でエアコンをつけましょう。

電気代が気になるかたは、エアコンの設定温度を上げて扇風機と併用がおすすめです。そのさいにも風の向きには十分注意して、人に直接あたらないようにしましょう。

また、赤ちゃんは寝ているときに汗をかきます。昼間ならすぐに拭くなどの対応ができるのですが、夜はなかなかチェックができませんよね。汗が乾かないままだとあせもになったり、エアコンにより汗が冷えて体調を崩してしまうかもしれません。

暑そうなら、衣服や寝具で調節しましょう。汗を吸収してくれる素材のものがおすすめ。こまめに洗濯でき清潔を保てるような、丸洗いできるものを選んでくださいね。

 

3. エアコンを使うときに気をつけること

赤ちゃんが暑いか寒いか確かめる方法

赤ちゃんの背中やおなかを触って、汗ばんでいれば暑いというサイン。エアコンや衣服で調節してくださいね。手足が多少冷たくても寒く感じているわけではないので、温めるのはやめておきましょう。寒ければ顔色が悪くなったり唇が紫になるそうです。

そういった細かな体調の変化に気づくために、日ごろから赤ちゃんの体調や平熱、手でおなかの温度を知っておくと良いですよ。

エアコンの掃除について

エアコンの中はカビが繁殖しやすく、一度でも生えてしまえばカビがエアコンの風に乗って空気中に飛びます。その風を吸っていると、肺炎やアレルギーの原因になる恐れが。エアコンのフィルターをこまめに掃除するか、プロに清掃を頼みましょう。

エアコン使用前の掃除について

エアコンや扇風機を使用する前には、室内をきれいに掃除しましょう。エアコンなどの風により、部屋中のハウスダストが舞い上がります。それが赤ちゃんの体内に大量に入ると、アレルギーを発症する可能性が高まります。朝などまだ気温の低いうちに、毎日丁寧に部屋を掃除してくださいね。

換気について

換気機能のあるエアコンもありますが、その機能がない場合は、サーキュレーターを使ったり、換気扇を使って空気の入れ替えをしましょう。また、対極にある2ヶ所の窓を5センチ程度開けて換気をするのもおすすめです。最低でも115分ほど換気をして、新鮮な空気を取り入れましょう。

赤ちゃんと一緒に暑い日を乗り切るために、必需品でもあるエアコン。ただ、大人が感じる温度と赤ちゃんが感じる温度は違うので、赤ちゃんを基準に様子を見ながら温度調節をしてくださいね。

「節電をしないと」や「赤ちゃんにエアコンはよくないのかな」など、悩む場面もあるかもしれませんが、大切なのはやはり赤ちゃんの命。2628度の室温をキープしつつ、過ごしやすい朝や夕方には外気に触れさせるなど、上手にエアコンを使いましょう!

出典:
杢保小児科医院「赤ちゃんとクーラー」
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」

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