立ち会い出産どうする? 立ち会い出産のメリットとデメリット

夫婦のお悩み解決コラム

生まれてくる赤ちゃんにとっては一度しかない出産。かけがえのない機会を、夫婦そろって迎えることが「立ち会い出産」です。

立ち会い出産に対する思いは、夫も妻も人それぞれ。メリットやデメリットを知り、立ち会い出産について、夫婦で一度考えてみませんか?

 

1. 出産の流れと立ち会い出産

まずは、出産そのものの流れについておさらいしてみましょう。

出産の流れ

  1.  陣痛開始後、病院に連絡(10分おきなど、病院からタイミングの指定あり)
  2. 診察(子宮口の開き具合)
  3. 入院決定
  4. 陣痛室へ移動
  5. 分娩室へ移動(子宮口の開き具合を見て)
  6. 出産
  7. 胎盤の排出
  8. カンガルーケア(病院による)

立ち会い出産をしない場合は、この一連の流れを妻がひとりだけで行う、または分娩室への移動までを夫や実母などに付き添ってもらうことになります。夫も、出産までは立ち会わなくとも「分娩室には行かないけれど、陣痛中はともに過ごす」という選択もあります。

立ち会い出産をする際は、分娩室への移動後も夫がともに付き添います。分娩室へ移動することになった段階で、分娩室に入るために専用のキャップや衣服を身に着けるよう指示される病院が多いです。

分娩中は妻の脇に立って、必要なサポートを行います。具体的には以下のようなものです。

  • 声をかける
  • 合間にストローをさしたペットボトル飲料を口元に差し出す
  • うちわであおぐ

サポートとは言ってもあまり張り切らず、助産師や妻に求められたものをすれば大丈夫。「妻のそばにいること」が何より大切なことです。

 

2. 立ち会い出産のメリットとデメリット

立ち会い出産のメリット

  • 出産の機会に立ち会うことで、「夫婦で赤ちゃんを迎えた」という意識が持てる
  • 産後の育児参加への当事者意識を持てる
  • 出産の動画や写真などを記録しておける(病院によって可能かどうかが異なります)
  • 妻が精神的にリラックスできる

立ち会い出産のデメリット

  • 出産が壮絶すぎてトラウマになり、産後のセックスレスにつながることがある
  • 妻が夫を気にしてリラックスできない
  • 妻が豹変してしまい、無意識状態で夫に暴言を吐いてしまうケースも

最大のメリットは夫の当事者意識・出産経験を分かち合えること。最大のデメリットは夫がトラウマになったり、倒れてしまうケースがあるということでしょう。

男性は女性が思うよりもデリケートなところがあります。痛みや血に極度に弱い夫の場合、分娩室でパニックを起こしてしまう可能性も。またお産に付き添うことで怖くなってしまい、産後に妻とセックスができなくなってしまう人もいるよう。

妻もほかのことに気を回している余裕がないため、錯乱状態で夫に暴言を吐いてしまったり、嘔吐してしまったりと、人それぞれ程度はあれど壮絶です。そうしたことも、事前に話し合って覚悟しておくと良いですね。

また、立ち会い出産を夫婦で希望していても、実際に立ち会えるかどうかは始まってみないとわかりません。

お産の流れによっては緊急の帝王切開が必要になったり、病院側の判断で立ち会いが不可になることもあります。夫が仕事で出産時に間に合わない可能性もあるので、その点も念頭に置いておきましょう。

 

2. 立ち会い出産、するorしない? 押し付けあわずに話し合おう

立ち会い出産どうする? 立ち会い出産のメリットとデメリット

立ち会い出産をするかどうかは、やはり当事者のひとりである妻の意思をまず尊重したいものです。

特に夫は「したい」、妻は「してほしくない」というズレが夫婦間にある場合は、妻の反対を押し切って夫が無理に立ち会うことは避けましょう。

お産はメンタル面にも左右されるデリケートな問題。いくら「貴重な出産を一緒に乗り切りたいから」と夫が張り切っていても、妻がその気でない場合、後々まで尾を引く問題になってしまう可能性もありますよ。

一方、妻が「してほしい」、夫が「してほしくない」では、まず夫が嫌がる理由によってどちらが良いのかが変わります。

「なんとなく未知のものだから」といった理由であれば、出産までの間に丁寧に説明や会話をして、「やってみようかな」と思わせる方向にもっていっても良いでしょう。保健所や産婦人科が「パパママ学級」と称して、妊娠出産について教えてくれる講座を企画しているところもありますよ。

しかし夫が嫌がる理由が「血に弱い」など、分娩室で卒倒するといった事態になりかねないものならば、無理強いは禁物。

分娩室に入るまでなど、できる範囲で妻の希望を汲む付き添いかたをすることで、妻も「夫も一緒に乗り越えてくれるつもりがあるのだ」と感じられるのではないでしょうか。

 

出産は一世一代の出来事です。これから家族の一員になる赤ちゃんを夫婦で一緒に迎えたいと考えるのは自然なことでしょう。

とはいえ出産はゴールではなく、その後の赤ちゃんとの生活を始める大切なスタート地点です。妻は夫の、夫は妻の気持ちに寄り添って、夫婦2人で「自分たちにとっての立ち会い出産の向き不向き」を考えたいですね。

 

出典:
立ち会い出産における夫の満足感と立ち会い体験および妻への親密性との関連
ミキハウス出産準備サイト「妊娠、出産にまつわるデータ集:第11回 立会い出産の割合」
All About立ち会い出産は必ず得るものがある!」

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