夫婦の家事分担はなぜ上手くいかない? 原因は保守的な考えかも

夫婦のお悩み解決コラム

家事分担に不満を感じている夫婦は多いと良く聞きますよね。「私ばかりが家事をしてる」「どうして夫は見えない家事に気づかないの?」「言われないと分からないよ!」など、家事の分担で家庭内のトラブルも起こりがち。

共働き世帯が上昇している中、この「家事分担」の問題についてはなかなか解決してくれません。なぜ夫婦の家事分担は上手くいかないのでしょうか。

今回は、「保守的な考えを持つ女性が多い」という興味深いデータをもとに、家事分担の進まない理由について考えられることをご紹介します。「家事をしてくれない夫」に悩んでいる女性のかたは、家事の分担の仕方を見直す前に、「自分自身」について考えてみてはいかがでしょうか。

 

1. 夫婦の家事分担に、どのくらいの妻が不満を感じているのか

一説には9割の女性が家事分担を負担していると言われるほど、家事分担は難しいもの。特にフルタイム共働きの女性にとっては、家事分担は死活問題でもありますよね。

保険クリニックが実施した「共働き夫婦の家事分担についてのアンケート調査」の「現在の家事分担に満足していますか」という質問では、以下の回答が得られたようです。

男性

  • 満足、まあ満足:64.8%
  • 少し不満、不満:5.6%

女性

  • 満足、まあ満足:65.6%
  • 少し不満、不満:14.0%

「満足」「まあ満足」では、男女差がほぼなくおおむね満足しているようですが、「少し不満」「不満」では、夫に対して約2.5倍の女性が家事分担について不満を感じていることがわかります。なぜこのような気持ちのズレが起こってしまっているのでしょうか。

 

2. 実は、妻そのものが保守的ではないのか?

女性にとっての「理想の夫」「理想の妻」とはなんだと思いますか? 株式会社パートナーエージェントによる「理想の夫・妻」に関するアンケート調査の結果を一部ご紹介します。

女性にとっての「理想の夫」は?

  • 家計を維持できる収入を稼ぐ(80.7%)
  • 子どもと休日に遊ぶ(61.5%)
  • 子どもの日常の世話をする(58.5%)

女性にとっての「理想の妻」は?

  • 毎日おいしい食事を作る(74.9%)
  • いつも家の中をきれいに片付けている(70.4%)
  • 子どもの日常の世話をする(68.1%)

他にも、「料理や掃除は女性のほうが向いているので主に妻が担当したほうが良い」、「父母会やPTA活動は周りがそうしているので妻が参加したほうが良い」、「共働きでも子どもが熱を出したら妻が仕事を休んだほうが良い」といった、家事や育児は女性の仕事だという考え方の質問に対して、すべて男性より女性のほうが多く「そう思う」と答えていました。

このアンケート結果によると、女性にとって「理想の夫」とは、「よく稼いで」「休日に子どもと遊んでくれる」人。女性にとって「理想の妻」とは、「毎日美味しい食事を作って」「毎日の掃除や育児をきっちりする」人ということになりますね。

これらの結果から、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という保守的な考えを持っている人は、男性よりも女性に多いことがわかります。もしかしたら、夫婦の家事分担を止めているのは、女性自身なのかもしれません。

 

3. 本当の家事分担とはなんだろう?

夫婦の家事分担はなぜ上手くいかない? 原因は保守的な考えかも

家事分担に不満を感じている割合の多い女性自身が、「家事・育児は妻の仕事」であると考えている傾向にあるということは、先ほどご紹介した調査結果でわかりました。これでは家事分担もなかなかうまくいきませんよね。まずは今一度、自分自身の「家事分担」に対する考え方を見つめ直すことが大切かもしれません。

考えかたを変えてみよう!

「家事や育児は私ばかりがしている!」と不満に思うのは、心の中で「家事や育児は妻である私がしなくちゃ」という保守的な考えに苦しめられて、頑張りすぎているからではないでしょうか。夫に対してたくさんの家事や育児の分担をお願いできないのも、「夫には稼いでもらわなくちゃ……!」という思いがあるからなのかも。

共働きで会社と家に責任がある者同士、「家事や育児は妻の仕事」「稼ぐのは夫の仕事」という考えかたを捨てて、お互いにどうしたいのか、どうされたら助かるのかをポイントに、より良い家事分担について話し合ってみると良いかもしれません。

家事分担は型にはめずに

最近では男性向けの料理メディアや料理教室などが多々展開されています。また、「洗濯・アイロンがけ」「生理整頓」などを扱った男性向けの家事講座も人気です。そういったものを活用しながら、夫に家事を覚えてもらうといいかもしれません。その間、妻が仕事のスキルアップに励むのも良いですよね。

 

夫婦での家事分担の負担割合に悩んでいるかたは、今一度自分の考えを見直してみてはいかがでしょうか。保守的な考えかたさえ変えてしまえば、さまざまな選択肢が広がります。

理想の夫や理想の妻の形は、きっと時代とともに変わるはず。その先駆けとなって、共働きによる家事分担を進めていきましょう。いつかは平等な家事分担ができるようになると良いですね。

 

出典:
保険クリニック「共働き夫婦の家事分担についてのアンケート調査」
婚活支援サービス パートナーエージェント
「夫婦観、保守的なのは女性の方?非協力的な夫に不満を感じても家事・育児は「やっぱり妻が」と考えがちだった」

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