家事分担は「話し合い」で決めちゃダメ!? 上手に家事を分担する決めかたとは

夫婦のお悩み解決コラム

夫婦で、家事分担について話し合いをしたことがあるかた。実際に家事分担をしてみて、いかがでしたか? 「こうしておけば良かった」「なんだかモヤモヤする」といった不満はないでしょうか。

いざ家事を分担する生活が始まると、不満があってもあらためて話し合いをする機会を設けずに、そのまま生活を送ってしまいがちです。しっかり話し合って決めたはずなのに、どうして不満を感じてしまうのか。いったい、家事分担への不満がある夫婦とない夫婦とでは、何が違うのでしょうか。

保険ショップ「保険クリニック」が実施したアンケート結果から、夫婦の家事分担の上手な方法について考えてみましょう。

 

1. 話し合いで家事分担を決めると不満につながる?

家事分担をあらかじめ決めたとしても、あとから不満が湧いてくることはままあるもの。保険ショップ「保険クリニック」が共働きの男女各250人に実施したアンケートによると、家事分担の決めかたで最も多かったのは「自然と決まった」。39.9%の夫婦がこの決めかたです。

また、次に「手が空いているほうがする(24.0%)」、「夫婦の話し合い(17.6%)」「得意なほうがする(15.0%)」と続きます。

この結果を家事分担への満足度調査と照らし合わせると、家事分担に対しもっとも満足度が高かったのは「得意なほうがする」という決めかた。対して、もっとも不満が感じられているのが「夫婦の話し合い」だったんです。

きちんと話し合い、双方納得することでスムーズに家事を分担するつもりが、不満を生じさせてしまっているというのは意外な結果ですよね。

 

2. 話し合いで家事を決めるときの問題点

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家事の分担方法でもっとも多かったのは「内容ごとに分担」。「掃除」「料理」「洗濯」「ゴミ出し」といったように、家事の項目ごとに担当を決める分担方法ですね。

これは一見シンプルでわかりやすい方法ですが、問題もあります。

「名もなき家事」という名称で話題になりましたが、家事には「調味料の補充」「玄関の靴を揃える」「保険の更新など事務作業」といった、分担時には家事だとカウントしていないものも数多く含まれています。名もなき家事については、こちらの記事もご参照ください。

項目ごとに分担をきっちり決めている家庭では、こうした「名もなき家事」の負担が、夫婦どちらかに偏りがち。この偏りこそが家事分担に対する不満の原因のひとつでしょう。

また、役割を決めてしまうことによって状況に柔軟に対応できなくなるケースも。相手が忙しいなどの理由から分担された家事をこなしきれてないときでも、「俺はもう自分のやるべきことをやった」「それはあなたの分担でしょ」という思考に陥ってしまう可能性があります。

 

3. 家事を「分担しない」ことが本当の家事分担につながる?

家事分担の不満がもっとも低かった「手が空いているほうがやる」という回答。このスタイルで家事分担をしている夫婦の不満が少ない理由は、夫婦がそれぞれお互いを補い合った上で必要な家事をこなしていけるからでしょう。

共働きであれば、仕事の進捗状況により「今週は忙しい」といった状況がお互いに発生します。そうしたときに相手に向かって「でも、それはあなたの仕事でしょう?」「俺の分担じゃない」といった感情を抱いてしまうことで、夫婦間のギスギスにも繋がってしまうのではないでしょうか。

これは、仕事の場をイメージするとわかりやすいでしょう。自分の仕事があらかじめ決められていたとしても、周りの状況を把握しながら柔軟にサポートをしたり肩代わりしたりすることは、仕事であれば意識せず行える人は多いのではないでしょうか。

家事も同様です。家事=家の中の仕事=夫婦がともに担っていくべきもの。得意不得意である程度分担を決めておくやりかたも有効でしょうが、前提として「ふたりですべての家事を担っていく」ものだという意識が重要なのではないでしょうか。

女性側の意見として、「そんなざっくりとした決めかたじゃ、結局わたしが全部やらされる羽目になってしまいそう」というものもあるかと思います。

そうした状況を防ぐためには、担当ありきで決めるのではなく「こうしたものは得意」「これはできればお願いしたい」といったことを気軽に話し、「家のことは夫婦がともにやるもの」という認識を持つために話し合いをしておきたいですね。

 

必要となる家事の種類や負担の重さは、そのときどきによって変わっていくもの。子どもの有無によっても大きく変わります。

そうした流動的な変化にうまく対応していくためには、ふだんのコミュニケーションの中で気軽に家事分担について話し合える関係性を築いていくことが大切ではないでしょうか。一度決めてしまったら終わりではなく、何度もすり合わせていきましょうね。

 

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000313.000001256.html

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