うちの街にもほしい!  ユニークな子育て支援をする自治体3つ

夫婦のお悩み解決コラム

夫婦たった2人で子育てをしていくのは、とても大変なこと。それには様々な行政の支援が必要ですよね。一時金や施設の無料化なども各自治体で進んでいますが、そんな中でも、ユニークな支援を行っている自治体の事業を3つご紹介します。

 

1. 保育コンシェルジュ(神奈川県横浜市)

「利用者支援」事業のモデルとなった事業。保育コンシェルジュとは、保育に関心があり、子育て中のかたを応援したいという意欲のある非常勤嘱託員のことで、各区のこども家庭支援課に配置しているそうです。保護者に寄り添い、ニーズに合った保育サービス等を適切に結びつけることを目的としています。

保育サービス等の利用に関する相談業務

保育を希望する保護者のかたの相談に応じ、ニーズに合った保育サービスといった情報提供を行います。窓口以外での相談を実施している区もあるそう。預ける子どもの年齢や理由によって、適切な保育サービスを教えてくれるということですね。

保育所に入所できなかったかたへのアフターフォロー業務

認可保育園に申込みをしたけど入所できなかった(保留になった)保護者に対して、アフターフォローの連絡があるそうです。その時点での保育状況や意向を確認しながら、代替保育施設等の情報提供をしてくれます。

保育サービス等の情報収集業務

区内および近隣区の保育サービス等に関するさまざまな情報を集め、保護者からの相談時や案内時などに、それらの情報をタイムリーに提供できるようにしています。

初めての育児はわからないことだらけ。さらになじみのない土地で暮らす場合は、相談する友人もいないため、保育サービスの内容や違いがわかりませんよね。そんなときに寄り添ってくれる「保育コンシェルジュ」の存在は心強そうです。

※支援内容や要項等は毎年変わる可能性があるので、各自治体HPを参照してくださいね。

 

2. こんにちは赤ちゃん(鳥取県倉吉市)

厚生労働省から「乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)」という形で、生後4ヶ月までの乳児のいるすべての家庭を訪問するよう、各区市町村に努力義務が課せられました。現在は自治体が主体となって行われています。倉吉市での取り組みは以下のとおり。

まず、生後1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんがいる家庭に、保健師・助産師または母子保健推進員が訪問し育児相談等を行います。

さらに、生後3ヶ月~4ヶ月の赤ちゃんがいる家庭に保育士が訪問し、育児相談を実施。出生の喜びを共有して母親の話をよくきき、赤ちゃんの様子を見ながらベビーマッサージの仕方を教えたり、子育て支援センターやベビープログラム等の子育て支援の情報提供をしてくれるそうです。もちろん、育児相談にも応じてくれます。

そして、保健センター・子ども家庭課・子育て支援センターの職員や訪問担当保育士が毎月、検討会(月例担当者会)を開催しています。児童や家庭の状況などを考慮しながら、必要な支援等について検討するのだとか。支援の必要な場合は、状況に応じた情報提供を行い、「養育支援訪問事業」等につなげているそうです。

「こんにちは赤ちゃん事業」での訪問に関して、辞退される等で会えない乳児が数人いるようですが、その後の6ヶ月児健診で保健師が面接し、確認をしているなどの対応をしています。

生後3ヶ月~4ヶ月は子育ての悩みも増えるころ。また外出もあまりできないため、自宅にこもって悩みがちです。そんなときにプロのかたが自宅に訪問してきてくれて、話を聞いてくれたり相談に乗ってくれると気持ちも晴れそうですね。

※支援内容や要項等は毎年変わる可能性があるので、各自治体HPを参照してくださいね。

 

3. げんきルーム(山形県川西市)

子どもの病気が回復していないため保育所等に登園ができず、さらに保護者としても仕事や冠婚葬祭などの理由があり家庭で保育することができない状況になったとき、子どもを一時的に預かる「病児保育」という事業があります。

山形県川西市では「美女木げんき保育園」内に、置賜地方初の病児保育施設「げんきルーム」を開設しています。美女木げんき保育園では、保育士資格を持つ小児科経験看護師が常駐しているそうです。さらに診療所の小児科医による保育士研修を適宜実施することで、保育士のレベルアップも図っているのだとか。

げんきルームは普通保育とは玄関も別となり、完全に分離されています。隔離室も完備。利用するには事前登録しておく必要があります。緊急の場合は、当日の登録も可能です。2ヶ月以上から小学3年生までの児童が利用できるので、登録しておくといざというときに安心ですね。

頼れる実家や義実家が近くにない場合、子どもが風邪を引いたときは家族にとっての一大事となります。長引く場合は仕事を休み続けるわけにもいかないし、夫婦で交代しての看病は大変。そんなときに気軽に利用できる「病児保育」の存在は有難いですね。仕事を辞める・減らすという選択が少なくなり、仕事と育児の両立もより上手くいきそうです。

※支援内容や要項等は毎年変わる可能性があるので、各自治体HPを参照してくださいね。

 

より子育てのしやすい街をつくるため、自治体ごとに様々な子育て支援の取り組みを行っています。もしかしたら今住んでいる街にも、なんらかの子育て支援を行っているかもしれません。ぜひ「〇〇市 子育て支援」等でインターネット検索をしてみて、活用できるものがあればしてみてくださいね。

 

参考:
内閣府「平成24年度 全国自治体の子育て支援施策に関する調査 報告書(概要版)」
横浜市「保育対策課 保育コンシェルジュ」
厚生労働省「乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)の概要」
そうだ! 倉吉で暮らそう 「子育て」
山形県川西市「病児保育」
美女木げんき保育園「病児保育のご案内」

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