姑との付き合い、みんなはどう思ってる?
夫婦のお悩み解決コラム妻として避けて通れない、お姑さんとのお付き合い。夫婦の関係性悪化にも繋がりやすいため、馬が合わなければ避ければいいや、と割り切れないところが難しいところですよね。
同居していたり、半同居状態にある場合、家事や育児に口を出されてストレスが溜まることも多いですよね。せっかく家族になったのだから良い関係を築きたいと思う方が多いのではないでしょうか。
今回は、みんなのお姑さんとのお付き合いの方法について、実際の声を元にした体験談をご紹介します。気が合わない人、良い関係を築けている人、双方の意見をアンケート形式でまとめてみました。
この記事でご紹介すること
1. 「気が合わない」「億劫……」という意見
好きになった夫の母親だとはいえ、親子の性格は似ていないこともあるものです。どうしても気が合わない人間関係があるように、お姑さんと性格的に馬が合わないと感じてしまうことは仕方がないこと。嫁と姑という独特な関係性に気疲れするというかたも。
3つの質問を用意し、それに答えてもらう形で本音を語っていただきました。
質問事項
- どのくらいの頻度で会っているか?
- 姑との関係は?
- 仲良くするために気をつけていること
20代女性(結婚4年目)
- 年末年始に帰るタイミングで会っています。年に2回、それぞれ3〜5日程度。
- 帰るときは正直、気が重いです。仲が悪いというわけではありませんが、昔ならではといった嫁姑関係。年末年始はずっとキッチンで料理の手伝いをしていますが、自分の勝手と違うことも多くて、結構ストレスがたまります。
- とにかく気を使って、猫をかぶってます。
30代女性(結婚12年目)
- 月に1度くらいは突然連絡がきて、舅と一緒に家にやってきます。孫会いたさですね。子どもの行事のときにも必ず見にきます。
- 悪い人ではないのですが、やはり気を遣いますね……。弾丸的に家に来るので、掃除に気が抜けないです。
- うちは夫が本当に何もしない人なんですけど、そういう愚痴は出さないようにしています。不機嫌さや疲れも出さないようにしているかな。
40代女性(結婚5年目)
- ほぼ毎日。敷地内別棟での半同居生活なので。
- 育休中、わたしの家に友達を呼ぶときには気を遣いました。出かけるときもきちんと報告して出なくてはいけないです。親切からなんですけど、雨が降ったら家に勝手に入って洗濯物を取り込んでくれていたこともあるので、いつ入られてもいいように気が抜けない状態です。
- 洗濯物を取り込まれた時など、親切心でやってくれていることでも本音では「嫌だな」と思うことが多いです。しかしやってもらったことは事実なので、お礼は必ず伝えるようにしています。
50代女性(結婚25年)
- 毎日。同居しているので。
- 気は合わないです。わたしがのんびりしているように見えるようで、嫌みを言われます。代々からの土地を持っている家なので、プライドもあるように感じています。表だってケンカばかりなわけではないですが。
- 当初はかなり気にしていましたが、今はもう、「うまくやろう」といった感じ。ニコニコして、何か言われたら「すみません~」と謝っています。それで向こうも満足するようです。
悪い人ではないけれど、気は遣う……。こんな意見が多かったです。お互いに角が立たないうまい距離感を掴めてからは平気になってきたという声もありました。
2. 「良好な嫁姑関係を築けている」という意見
反対に、「とても仲良しですよ」「実家の母よりも気楽に付き合えるかもしれない」といった声もご紹介します。
質問事項
- どのくらいの頻度で会っているか?
- 姑との関係は?
- 仲良くするために気をつけていること
20代女性(結婚2年目)
- 義実家が近いので、1〜2ヶ月に1回くらいは会っています。
- 夫抜きでランチに行ったりするくらいには仲がいいです! 向こうもすごく気さくな人。
- プレゼントをよく贈ってます。誕生日とか、義両親の結婚記念日とか。
30代女性(結婚7年目)
- 1年に2回帰省するときに。各数日くらいです。
- 仲は良いと思っています。気さくな人で、夫抜きの状態で子どもと泊まることもあります。販売員をしていたかたなので、服や下着をもらうことも。困る人もいるんでしょうが、好みを把握してくれていることもあり、心から喜んでいます。
- 夫が親に連絡を取らない人なので、何かとわたしが連絡をしていますね。あとは無理をしていないふつうの範囲の気遣いです。
3. 良い「姑さんとの付き合いかた」とは
やはり、なかなか両手を挙げて「お姑さんと仲良しです!」とまではいえる人は少ない印象。
しかし、「気遣い」の点は仲が良いと感じている人、気疲れすると答えた人ともに最低限のことはしています。この気遣いが「自然にできるくらい」なのか「気合いを入れて行なわなければいけないくらい」なのかによって、お姑さんとの付き合いをどう感じているかが異なるように思えました。
また、仲が良いとはいえ「親しき仲にも礼儀あり」。息子である夫の悪口・愚痴と捉えられそうなことだけは決して言わないという話も多く耳にしました。
ちなみに筆者もお姑さんとは良い関係を築けています。お姑さんご本人から聞いたことがあるのですが、お姑さんのお姑さん、夫の祖母がとてもできたかただったそう。良くしてもらった経験が、お姑さんの私への親切心につながっているのかもしれませんね。
人間関係は相手があってのもの。嫁姑関係も、嫁の立場である自分の努力だけでいいものにできるわけではありません。
とはいえ、「この人にはどんな風に接するのがベストだろう」「どの距離感が最適だろう」と考えることはどういった人間関係にも通ずるものです。
長く付き合っていくお姑さんとの関係。できる限り良好なものになるように、自分自身にとってのベストを探しながらお付き合いしていきたいですね。