離婚の危機がもっとも高まるのは、何歳?

夫婦のお悩み解決コラム

「成田離婚」や「熟年離婚」といった言葉もある昨今、もっとも離婚の危機が高まるのはいつなのでしょうか。

子どもが生まれる前は離婚しやすい? いやいや、子育ての手が離れたころ?  本当に「子はかすがい」だろうか?

今回はそんな「離婚の時期」について、調査データから紐解いてみます。

 

1. 「結婚してよかったですか?」

結婚相手紹介サービス「楽天オーネット」が30歳~59歳の既婚男女を対象に「既婚男女の結婚に関する意識調査」を行いました。

そこで「結婚してよかったと思いますか?」という質問をしたところ、「とても良かった」「まあ、よかった」と答えた男女が80.2%となったそう。おおむね「結婚してよかった」と答える人が多いんですね。

これを年齢別に見ると、男性は30歳~59歳まで「結婚してとても良かった」と答える割合が40%を超えています。ところが、45歳~49歳では「どちらかといえば良くなかった」「良くなかった」が12.2%に。

女性は男性に比べると全体的に「とても良かった」の割合が低めですが、「良かった」を合わせると80%に近い割合となります。一方で、「どちらかといえば良くなかった」「良くなかった」が30~34歳で12.1%、55~59歳では15.2%となっています。

男性は結婚生活に慣れてきたころが、子育てを含むさまざまな出来事を通して不満の出やすくなる時期なのかもしれません。こんなはずではなかったのに、という理想と現実のギャップを感じているのでしょうか。

女性は30代の子育てをするあたりで不満を持ちやすく、50代では結婚生活を思い返して「良かった」と思う人と、「良くなかった」と思う人に分かれるのかもしれませんね。

 

2. 「また同じ人と結婚しますか?」

「結婚」というものはいいものでも、「この人との結婚」はまた違う答えになるのでしょうか。

同調査による「ずばり、人生やり直せたら同じ相手と結婚しますか?」との質問では、男女合わせて46.5%の割合で「もう一度、今のお相手と結婚する」と回答しています。

年齢別に見ると、男性はある年齢を除いて約40%以上の人が「同じ人と結婚する」「迷うかもしれないが同じ人と結婚する」と答えています。除いた年齢は45歳~49歳で、33.4%という少ない結果に。

さらに45歳~49歳の人は「結婚する気は無い」が21.2%で、「分からない」が45.5%と非常に多い割合となりました。先ほどの「結婚して良くなかった」と答えた男性の割合が多かったのも、この「45歳~49歳」の年齢でした。

女性に関しても、ある年齢を除いて約40%以上の人が「同じ人と結婚する」「迷うかもしれないが同じ人と結婚する」と答えています。除いた年齢は男性と同じ45歳~49歳。24.3%と非常に少ない結果です。

さらに45歳~49歳の人は「結婚する気は無い」が27.3%で、「分からない」が48.5%と非常に多くなっています。

男女ともにこの年齢で「分からない」が半数近くなるということは、「もしかしたらこれから先、同じ人と結婚すると答えるかもしれない」という期待の気持ちや、「もしかしたらこれから先、結婚する気は無いと答えるかもしれない」という諦めの気持ちの両方が含まれているからかもしれませんね。

 

3. 女性が「夫を見限る」タイミング

男女比で見てみると、男性はどの年齢層も比較的一定であるのに対して、女性は年齢によってバラつきがあるように見えます。どうして、女性はさまざまなタイミングで「夫を見限る」のでしょうか。

まず第一に、「子育て」のことが考えられます。女性の多くが家事を行っていますが、そこに「育児」も加わるとなると、かなりの負担に。そこで夫がどうフォローするのかによって、「結婚して良かった」か「結婚して良くなかった」が決まるのかもしれません。

ここで「離婚する」となる女性もいるでしょうし、子どものことや金銭的なことを考えて、モヤモヤを残しながらも我慢するかたもいるはず。この消化不良の「モヤモヤ」は、女性の中で残り続けていくでしょう。

次に、男女ともに「また同じ人と結婚するかわからない」と多く答えた45歳~49歳についてですが、女性はとくに45歳から「更年期」と呼ばれるようになります。女性ホルモンの急激な変化に体がついていかず「更年期障害」になるかたも多いです。

親の介護問題や子どもの受験・独立、生活環境の変化などの時期にも重なるため、体調も崩してしまいがち。さらにイライラやストレスをより感じやすくなるため、夫婦の関係もぎくしゃくしてしまいそうですね。女性にとっては大変な毎日が始まります。

「離婚」という言葉が頭をよぎるかたも多いでしょう。ただその中で、「自分が以前大変だったとき、相手はどうフォローしてくれたか」ということを判断材料にします。

夫がしっかりフォローしていた場合、「夫が家事や育児に手伝ってくれたから、あの時は乗り越えることができた。今回も頑張れるはず」と思い直すかもしれません。

逆に何のフォローも受けていなくて、モヤモヤや不満ばかりが心に残っているかたは、「今回もどうせ何のフォローもしてくれない。離婚したほうがマシ」と考え、離婚に踏み切ってしまう可能性があります。

「夫婦でどう支え合って生きてきたか」が、45歳以上の夫婦の試練を乗り越える糧になるのかもしれませんね。

 

女性には「家事・育児」や「女性ホルモンの変化」といった、男性には理解されにくいことがたくさんあります。そんな中で、夫がどう妻を支えていくのか、フォローしていくのかが重要だと考えられます。

どんなときでも夫婦で支え合って、協力し合って生活をしていくことで、「離婚」に関するいくつかの危機から逃れられるのではないでしょうか。

 

出典:
既婚男女の結婚生活に関する意識調査

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