自分でやったほうが早くても、子どもに家事をさせたほうがいい理由

夫婦のお悩み解決コラム

子どもにお手伝いをしてほしい、させなくちゃ……と考えていても、ついつい「自分でやったほうが早い」「逆に自分の負担が増える」といった理由で、子どものお手伝いの機会をなくしていませんか?

とくに忙しくて時間が無いときなどは「余計な手間を増やさないで!」とストレスに思ってしまうことも。

しかし、実は「ママのストレスのため」にこそ、子どもにお手伝いをさせたほうが良いらしいのです。

 

1. 子どもに家事をさせない理由は「自分でやったほうが早い」

大和ハウス工業株式会社は、働くお母さん(ワーママ)を対象に「子どもの家事参加」に関する意識と実態について調査を行いました。そこで、子どもに家事をやらせないワーママからは、以下の理由が多く挙げられたそうです。

  • 自分でやった方が早い:56.0%
  • 子どもにやらせると自分の負担が増える:33.6%
  • 自分でやった方がきれい:28.8%
  • 子どもがやるとイライラする:26.0%

「自分でやったほうが良い」、「自分のストレス解消の(ストレスを増やさない)ため」などが大きな理由のよう。

確かに、お料理のお手伝いでは刃物の取扱いを見張っていないといけないし、洗濯物を畳むお手伝いでは子どもが畳むとしわになるため後からやり直さないといけません。

子どもに任せると自分の時間が奪われてしまいがちなので、「私が子どもを手伝ってるじゃん」といった本末転倒具合についイライラしてしまいますよね。

 

2. 家事の参加と、子育てのストレスは反比例する?

自分のストレスをためないために、子どもに家事をさせない……しかしそれが逆に、ストレスになるかもしれないんです。

というのも、同調査で「子育てのストレス」を聞くと、子どもが家事参加しているワーママのストレスを感じている割合が59.6%のところ、子どもに家事をさせていないワーママでは74.4%。なんと、ストレスに15%も差があるんです。

子どもに家事をさせることが、子育てのストレスを15%削減させる結果につながるということですね。ストレスがたまりそうな子どものお手伝いですが、なぜこのような差が表れたのでしょうか。

同調査では、 97.8%のワーママが子どもの家事参加を「賛成」と考えているということがわかりました。やはり家事の手伝いは、子どもの教育や自立心などを育むのに良い機会なので、できればさせたいもの。小さなころからお手伝いをさせていたら、将来的にはいろいろなことができるようになっていて、非常に助かりそうです。

ただ、子どもにお手伝いをさせるには、自分で家事をやるより倍以上の時間がかかり、忙しいワーママにとってはその時間を捻出するのも難しいですよね。お手伝いをやらせてあげたいけどできない。やらせることができないから、いつまでたっても家事の負担がワーママに襲い掛かってくる。そんな悪循環になってしまいがち。

それではいったい、どうすれば良いのでしょうか。

 

3. 「名も無き家事」こそ、子どもにさせよう

自分でやったほうが早くても、子どもに家事をさせたほうがいい理由

「名も無き家事」についてはメオトークでも何度も取り扱ってきました。名も無き家事は簡単に言うと日常で行う細かな家事のことで、その積み重なりにより心理的にも時間的にも、負担につながりやすいものだとされています。

> これが原因!? 夫婦の家事分担を阻む「名もなき家事」とは
> 家事は誰のもの?「家事をシェアする家」という考えかた

夫婦の家事負担の不公平感をもっとも感じやすい名も無き家事。この「名も無い」家事を「名のある」家事に変えて、子どもに役割をあたえることが、妻の家事負担を減らすことになるのではないでしょうか。

子どもにもできる「名も無き家事」をいくつか挙げてみます。

  • 食事の前後に食卓を拭く
  • 玄関の靴をそろえる
  • ペットや植物の世話をする
  • カーテンの開け閉め
  • トイレットペーパーの補充
  • 濡れた手拭きタオルの交換
  • 落ちているごみを拾う
  • 使わないものはあった場所へ片付ける

どれも立派な家事ですが、これなら子どもにさせても危なくないし、親がずっと付き添って監督する必要もありませんよね。

こういった細かなことは、日常生活の中でも「誰かがするだろう」と忘れられがち。そこで子どもに「お手伝いをして」と言ってお願いすることで、子どもの自信や自主性にもつながりますし、親としても大助かりです。

名も無き家事も十分大変な仕事。子どもができたらたっぷり褒めてあげてくださいね。もしかしたら、頼んでいない「名も無き家事」に気づいて、自主的にお手伝いをしてくれるようになるかもしれませんよ。

そうやって小さなことからお願いしていって、子どもがお手伝いのやりかたに慣れてきたり自信がついてきたら、お休みの日など時間のあるときに本格的な家事(料理・洗濯など)のお手伝いをお願いしてみてはいかがでしょうか。

 

名も無き家事も立派な仕事だということは、毎日家事をされているワーママならわかっていること。だからこそ、お手伝いしたらたっぷり褒めてあげて、子どもの「お手伝いして良かった」「もっとママを喜ばせたい」という気持ちを伸ばしていってくださいね。

 

参考:
年末は子どもと家事シェアで、2018年を名もなき家事を解消する年に!「子どもの家事参加実態調査」
2017年「母の日」を前に、共働き夫婦の「家事」に関する意識調査 夫の気持ちは「3割負担」も、実働は「1割」 仕事だけでなく「家事にも共働き」の気持ちを!

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