共働きなのに家事を手伝ってくれない夫…その真意とは

夫婦のお悩み解決コラム

同じフルタイムで働いているのに、夫が家事をなかなか分担してくれない! と嘆いている妻も多いのでは。
どうして、夫は家事を手伝ってくれないのでしょうか。その思考パターンを探ってみましょう。

 

1. 共働き妻が1番しんどいのは「平日の夕食づくり、掃除」

パナソニックが30・40代の既婚男女2,742人を対象に行った、夫婦の家事分担に関する調査によると、共働きの妻が「時間が足りない」と思っている家事は、「平日の掃除」と「平日の夕食の用意」であることがわかりました。

さらに、もっとも負担がかかるのは「夕食の用意」と「夕食後の後片付け」なんだそう。ちなみに質にこだわっている家事では「夕食の調理」がトップとなっています。夕食の質にこだわりつつも、その質が自分の満足するレベルまでできていない、という葛藤やストレスを日々感じているようです。

しかし、夫に負担してほしい家事に「夕食の調理」と答えた妻はわずか10.3%。妻がもっとも負担に思う一方で、「夫には頼めない」と半ば諦めムードになっているのはどうしてなのでしょうか。夫と分担してしまえば、日々の負担も軽くなるはずなのに。

 

2. 夫を気遣う妻、妻を気遣わない夫

同調査で夫の仕事に対する疲労度を聞くと、「自分は仕事に疲れている」と思う夫は63.4。次に共働き妻に夫の疲労度を聞くと、「夫は仕事で疲れている」と思う妻は78.8%となりました。

夫が疲れていると感じる以上に、妻は夫が疲れているだろうと感じていることがわかります。妻が夫に家事を頼めない理由は、「夫が疲れていそう」という思いやりからなのかもしれません。

一方で、妻の仕事の疲労度について聞くと、「自分は仕事に疲れている」と思う共働き妻は69.7%ですが、「妻は仕事で疲れている」と思う夫は55.1%と少ない結果に。思いやっている妻とは異なり、夫は妻の疲れに気づいていないかたが多い様子。

また家事についても、「自分は家事で疲れている」と思う共働き妻が61.3%なのに対して、「共働き妻は家事で疲れている」と思う夫の割合が44.6%とこちらも少ない結果に。もしかしたら「まだ余力があるだろう」と思い、家事を妻に任せているのが実情なのかも。

 

3. 「手伝いたい」とは思っているものの…

さらに同調査で家事分担の意識を聞いたところ、共働き妻を持つ夫の7割が「家事はもっと分担して引き受けたいと思っている」と答えているそうです。もともと「家事を分担したくない」とは思っていないようですが、それならなぜ夫婦の家事分担ができていないのでしょうか。

「家事を分担して引き受けたい」と答えた7割の男性に分担ができていない理由を聞くと、最も多かったのが「家事をする時間がないから」、次いで「家事よりも他のことを優先してしまうから・他のことがしたいから」となり、「妻の家事レベルが高いから」に続きました。

しかしこれらは、夫側の「都合のよい甘え」なのではないでしょうか。上記の理由をまとめると、「家事はしたいけど時間がないし、やりたいこともあるし、妻がやったほうが上手だから……」となります。

妻だって働いているのだから時間はないし、やりたいことだってあります。それに妻の家事レベルが高いのは、それだけ家事をやり続けた結果なわけだから、夫だって今から家事をすれば妻のレベルに近づけるはずです。

また、女性側が夫に対して望む家事負担は、「今より13.4%増」だということがわかりました。妻は夫に「平等に家事分担をしてほしい」と思っているのではなく、「あと1割手伝ってくれたら…」と思っているのですね。

それでもなかなか家事分担が進まない現状ですが、この「あとすこし」を埋める手立てはないものでしょうか。

 

4. 家事をもっとスマートに、合理的に

家事分担をスマートかつ合理的にするためには、夫婦共通の認識をすり合わせたり、さまざまな家電やサービスを使ったりなどの工夫が必要。その例をいくつかご紹介します。

> 家事分担の見える化
細々した「名も無き家事」も合わせて、現在の家事をすべてあげていき、どれを誰がやるかなどの話し合いを行ったり、誰が現在どのくらいの家事を受け持っているかを共有します。そうすることで、より効率的な家事分担ができるかもしれません。

> 家電やIoT、外部WEBサービスなどを積極的に活用する
お掃除ロボットや乾燥機能付き洗濯機・食器洗い乾燥機などの便利家電を導入することで、夫婦の負担を減らすことができます。さらにIoTや外部WEBサービス等を利用すると、より過ごしやすい生活が送れます。

> そもそもの自分の考えかたを改める
「家事は妻がやるもの」という考えをしている女性は多いです。しかし共働き世帯が多い今、その考えが自分自身や家族を苦しめてしまうことにつながります。「家事はできる人がやる」くらいの気持ちでいられると良いかもしれません。

妻が仕事をして帰ってきても、家事という名の仕事が待っています。「夫は疲れているから頼めないし…」と思って結局頼めずに、遅くまで家事をして疲れる毎日。夫としては「家事を分担したいと思ってるけど、時間もないしうまくできるかわからない」と思いながら過ごしている日々。お互いにすれ違ってしまっているのですね。

「あと1割手伝ってくれたら、もうちょっと楽になるのに…」と願う共働き妻は多いですが、その1割を埋める方法は色々あります。例を挙げると、家事を「見える化」して夫と話し合ったり、便利家電やIoTを導入してみたり、自分の考えかたを見つめ直したり。

夫婦やライフスタイルに合ったやりかたを見つけて、共働き夫婦の家事分担を進めてみてくださいね。少しでも負担が軽くなりますように。

参考:
あなたの家庭は大丈夫?家事をめぐる夫婦のすれ違い実態。 | 共同通信PRワイヤー

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