夫が不倫しているかも……そんなとき、どうする?
夫婦のお悩み解決コラム連日ニュースなどで騒がれている「不倫」ですが、自分の身に起こらないとは限りません。考えたくないけど、もしかしたら夫が不倫しているかも……なんとなく女の勘が働くときってありますよね。
もしも怪しいことがあったら、「夫に不倫されたら別れるか・別れないか」を今のうちから考えてみましょう。
この記事でご紹介すること
1. 本当に夫が不倫していたら
もし本当にそんなことがあった場合、自分が別れたいかどうかを今のうちに考えておきましょう。具体的に「別れる・別れない」をイメージして、これからの生活を思い浮かべてみると、わかりやすいかもしれません。
子どものこと
別れたら子どもが悲しむ、でも別れず喧嘩ばかりしたら子どもに悪影響かも。
お金のこと
別れたら子どもを引き取ってシンママでやっていけるか。将来子どもの希望する進路まで行かせることができるか。養育費は払ってくれるだろうか。
世間体
別れたら離婚歴ができてしまう。両親や友人はどんな反応をするか。苗字や住所を変えなければいけない。
自分の幸せのこと
別れて自由になったほうが幸せか、許して一緒に暮らしたほうが幸せか。しかし、自分と子どものことを裏切った人と一緒になれるだろうか。
ストレスはどのように解消される?
別れたらこのストレスもスッキリするのだろうか。別れず夫婦でぶつかり合えば、いつかは許せる日が来るだろうか。
冷静なときだからこそ考えられることはたくさんあります。
2. 「もし不倫していたら別れたい」と思った場合
さまざまなことを考慮した上で「別れたい」と思ったら、万が一のときのために、今のうちにできること、準備できることを考えておきましょう。
子どもを引き取った場合育てられる?
まずどこに住むかがポイントですね。頼れる実家があるのか、それとも子どもを転校させないためにも近場で暮らすのか。また、子どもが「父親」の存在を求めたときにどうするのか、どう説明するのかも考えておく必要があります。
財産の整理はできている?
離婚をしたら、共有財産を清算する「財産分与」を行います。これをきっちりしておかないと、もらえるはずのお金ももらえなくなります。夫婦どちらかの名義の口座や車・家電や家具などが対象なので、整理しておきましょう。住宅ローンがある場合、誰が払うのか、名義は誰にするのかも問題になってきます。
自分に安定的な職はあるか
これからは一馬力で子どもを養わなければいけません。専業主婦のかたや扶養内のパートのかたは、これから安定した職に就けるかが非常に重要です。土日祝が休みかどうか、融通か利くかどうかもチェックポイント。条件の良いところがなければ、子どもの預け先も確保する必要があります。
公的支援について
子どもをひとりで育てるとなったときには、さまざまな公的支援を受けることができます。お金・就職・住む所・生活のことなどあるので、ぜひそういった支援について勉強しておきましょう。
3. 「別れたくない」と思った場合
現実的に離婚は難しい、まだ夫に情があるなどで「別れたくない」と思ったときは、自分の気持ちの整理をする必要があります。
不倫は、なかったことにできませんよね。イチから夫婦関係を作り直していくことになります。もしかしたらマイナスからかもしれません。夫とは毎日顔を合わせるので、日々ストレスも積み重なりますし、ふとした瞬間に思い出してしまうことも。
そんな「夫から裏切られた」という思いを、癒やすことはできるのでしょうか。また、夫への愛情を保つことができるのでしょうか。仮面夫婦とならないのでしょうか。他の人たちはどのように精神的なケアをやってきたのかご紹介します。
どこかに吐きだす
カウンセラーなどの第三者やノートに、自分の気持ちを吐きだしてみてはいかがでしょうか。相談や解決策などを求めず、今の気持ちを吐露していっぱい泣きましょう。「夫を許すことができない」という自分の心情を、正直に話すことも大切です。
時間が薬
「早く立ち直らなきゃ」「今まで通りにしなきゃ」と焦っても、気持ちがついていかないと苦しいだけ。いつかまた夫婦で笑い合える日がくることを願って、今は自分を大切にしましょう。当時は心に響かなかった言葉やアドバイスも、月日が経ってから聞いてみると気持ちが落ち着くこともあります。
気分転換をする
なにか夢中になれるものが見つかると良いですね。裁縫やゲーム、スポーツなど。ぼーっとしていてもできるものや、時間を忘れられるほど熱中するものに出会えると、嫌なことを考えてしまう時間を少しでも減らすことができます。
子どもを愛する
子どもの存在は大きいですよね。それはきっと夫も同じはず。子どもから癒しパワーをたくさんもらいましょう。子どもの笑顔を見ると、前向きな気持ちになれるかも。
別れると決めたのなら、その覚悟と準備がなによりも大切です。考えることや決めることはたくさんあるので、漏れのないように念入りにしましょう。別れないと決めたのなら、自分の気持ちとどう向き合っていくのかを考えて。どちらにしても、納得のいく形で解決すると良いですね。