休みが合わない夫婦のコミュニケーション術
夫婦のお悩み解決コラム夫婦がともに土日休みであれば良いのですが、仕事の多様性により、どちらかがシフト制だったり夜勤があったりと、休みが合わないことも多いでしょう。
芸能人カップルが別れる理由でよく使われる「多忙によるすれちがい」ですが、休みが合わない夫婦にも起こり得ることかもしれません。一緒にいられる時間が合わないと、必然的にコミュニケーションが少なくなってしまうからです。
他の夫婦はどのように解決しているのでしょうか。スケジュールが合わない夫婦のパターンごとに、それぞれどのような工夫をしているのかをご紹介します。
この記事でご紹介すること
1. どちらかがシフト制など「休日」が合わない場合
(妻はカレンダー通り、夫はシフト制などで休みが合わないなど)
スキマ時間にデートする
片方が休みの場合、片方の仕事終わりなどにデートを計画すると良いでしょう。一緒に外食に行ったり映画や夜景を観るなど、数時間でも楽しめることはたくさんあります。家でちょっと会話するのも良いのですが、こういった機会を作るとメリハリが生まれますよ。
有休や連続休暇で休みを合わせる
年に数回は、有休や連続休暇を使ってお互いに休みを合わせるようにしましょう。その時に旅行などができると良いですね。普段長時間で一緒にいられない分、より特別な1日になりますし、休みが合わなくて寂しい気持ちもその日を楽しみに頑張れます。
2. 勤務時間が合わない場合
(どちらかが朝がものすごく早い、夜が遅いなど)
ご飯をなるべく一緒に食べる
なるべく朝ごはんか晩ごはん、どちらかを一緒に食べるようにしましょう。無理なら相手が食事の時間に、ちょっとしたものを摂るのもいいかも。例えば自分がすでに食べている場合、相手が朝食を食べていたら自分はコーヒーを飲む、夕食を食べていたら夜食を食べたりホットミルクを飲むなど。
数分間でも会話を楽しめますし、一緒に家で食事をとるというのは夫婦だからできること。ひとりで味気ない食事をとるよりも、何倍も楽しくなりますよ。
毎日ではなく余裕のあるときに
ただし、無理は禁物です。相手が帰ってくるまで起きている、相手に合わせて早起きをするなど無理を続ければ、ストレスや体を壊す原因になってしまいます。
毎日無理をして淡白な反応になるよりも、余裕のあるときに相手とのコミュニケーションを楽しむようにすると、より濃密な時間を過ごせるかも。
3. 生活リズムが合わない場合
(夜勤が入るなど、ほとんど一緒にいられない)
スケジュールを共有して一緒の時間を作る
仕事が始まる時間・終わる時間・家にいられる時間をお互いに共有しましょう。その中で少しでも一緒にいられる時間を見つけて、会話やスキンシップなどが楽しめると良いですね。また時間が合わない分、相手がいつ連絡(LINEやメールなど)を見るかわからないので、スケジュールの変更があった場合はすぐに教えるようにしましょう。
メモでコミュニケーション
相手と連絡を取りたい場合、「寝ているかもしれない」と気をつかってLINEなどが送れないことがあります。急ぎの用事でない場合は、家の目立つところにメモをおいてやりとりをしてみてはいかがでしょうか。「冷蔵庫に〇〇があるよ」などの連絡事項でも良いですし、「今日は〇〇があったよ」とイラスト付きで1日の出来事を簡単に書いてもいいかも。
手書きの文字は温かみがありますし、返事を急いでいないため相手にプレッシャーを与えなくて済みます。ちなみに筆者の場合はホワイトボードで「絵しりとり」をしていました。その名の通り、しりとりをイラストで行います。毎日の帰宅が楽しみになりますし、お互いの絵心のなさに笑えるので、ひとりのときでも孤独を感じにくいですよ。
4. 長期出張が多いなど、家にほとんどいない場合
電話で挨拶をする
会えない日は「おはよう」「おやすみ」などの挨拶を、電話でしてみてはいかがでしょうか。朝はモーニングコールで起こしてあげる、夜は今日あったできごとを簡単に話すなど。実際にお互いの声を聞けば安心しますし、つながっているという実感も持てますよ。ただ、毎日長電話をするのも大変だと思うので、1日5分までなど時間を決めておきましょう。
スキマ時間にLINEやメールを活用する
通勤中や休憩中・家にひとりでいるときなどのスキマ時間に、ちょっとしたことを連絡するのも良いかもしれません。「ランチは〇〇を食べた」や「今日は掃除を頑張った」など写真付きで送ると、離れていても近くにいるような気持ちになれます。ただし、相手から返事を催促したりしないこと。あくまでも近況報告のようにするとお互いに気が楽ですよ。
休みや生活時間が合わないと、さみしい気持ちになりますよね。少しでも一緒にいたり、コミュニケーションをとる努力をしなければ、すれ違いが生まれてしまいます。一度夫婦に溝ができてしまうと修復するのに時間や労力がかかってしまう恐れも。
最悪の事態を避けるためにも、お互い無理をしない程度でコミュニケーションを楽しんでいけたら良いですね。