あなたの「過保護親」度チェックリスト
夫婦のお悩み解決コラム子どもが生まれると、こんな小さくてか弱い生き物はいないんじゃないかと思えてきますよね。この子が少しでも困ったり、将来のためにならなかったり、怪我をしたりすることが心配で、そのことを考えると胸が締め付けられる気持ちに。
ただし、そういう想いが行きすぎると「過保護な親だ」なんて言われたりもします。
こういった想いの行き違いは、夫婦喧嘩の元ともなりやすくなってしまいます。夫から「考えすぎだ、過保護だ」と言われたり、また逆に「夫は子どもを甘やかしすぎてる、過保護な親だ」なんて思ったり。
そこで、過保護度チェックリストを作ってみました。あなたの過保護度は何点ですか? 10個あるので、当てはまる数を数えてみてくださいね。
この記事でご紹介すること
1. 子どもが欲しがる物をつい買ってしまう
買い物で「これ買って~!」と駄々をこねる子ども。初めは「今度ね」と言っていても、大きなおめめに涙がいっぱい溜まっている姿を見たら切なくなって、つい買ってあげる。また、おもちゃのCMで「これ欲しい!」と言ったら、すぐにネット通販で買ってしまう。
2. なんでも率先して手伝ってしまう
急いでいるときは仕方ありませんが、急ぐ必要のないときに服を着させてあげたり、靴を履かせてあげたり。可愛らしい顔で「やって!」と言われると、つい子ども専属のコンシェルジュになってしまう。
3. 危ないことはさせない
子どもが悲しむ姿や怪我をする姿を想像すると、すべてのものが危険に見えてきてしまう。十分遊べる年齢の遊具でも「落ちたら危ない」「砂が目に入ったら大変!」と言って、先回りしてやらせないようにする。
4. 保育園や小学校の様子が気になってしょうがない
子どもが学校から帰ってくると、根掘り葉掘りその日の出来事を調査。子どもがあまり教えてくれないと、先生や一緒に遊んでいるお友達からも聞き込み。それでもわからなければ現地調査として、実際に学校等の施設に行って影から見守るなど。
5. 「〇〇にしたら?」とやたらアドバイス
子どもが悩んでいるとき、すぐに「〇〇にしたら?」と助言をしてしまいがち。どちらにしようか悩んでいたら「こっちにしたら?」と最善の策を教えたり、友達と遊ぶ服を「これにしたら?」と決めたり。子どもにはいつでもベストな道を進んでほしいという願いが強いなど。
6. 片付けをしてしまう
「片付けなさい!」と言いつつも、子どもの出したおもちゃをしまったり、食べたおやつのごみを捨ててしまう。食べこぼしなどもついついきれいにしてしまうなど。
7. 叱らない
悪いことをしても「元気ねえ」などと言って叱らない。また叱ったとしても、それで子どもが泣いたら「ごめんね、強く言いすぎたね」と逆に謝ってしまう。
8. 子ども同士の喧嘩に割り込む
子どもが喧嘩をしていたら、様子をうかがうことなく「仲直りしてね~」とすぐに仲裁。また子どもが「〇〇君に意地悪された」と言ったら、すぐに〇〇君やその親のもとへ。話を聞きに行ったり謝らせたりと、子ども同士で解決させない。
9. 嫌がることはさせない
子どもにちょっとしたお手伝いをさせるとき、子どもが「嫌だ」と言ったらさせない。野菜を残しても、「それ嫌い!」と言われたら食べさせない、宿題を嫌がったらやってあげてしまう。
10. 優先して願いをかなえる
ご飯前に「おやつ・ジュースがほしい!」と言ったら与えたり、家族でスケジュールを決めていても、子どもが「〇〇したい」と言ったらスケジュールを変更するなど、子どもの願いをすぐにかなえて我慢をさせない。
過保護ポイントを10個挙げましたが、いくつ当てはまりましたか? 結果はこちら。
- 7個以上は「過保護親」!
子どもを目に入れても痛くない「過保護親」です。子どもが可愛くて可愛くてしかたないようですね。 - 4個〜6個は「過保護親予備軍」
子どもが大好きだけど、ちょっと気持ちを抑えている「過保護親予備軍」です。 - 3個以下は「様子見タイプ」
子どものことが好きだけど、なるべく手出しをしない「様子見タイプ」。
もしも「過保護親」だった場合は、少しずつ子どもを信じてあげてみてください。愛情たっぷり育てられたお子さんなので、心配なこともあるかもしれませんが、子どもは意外とたくましく成長しているものです。
「過保護親予備軍」だった場合は、過保護親になるか見守りタイプになるか紙一重。このまま徐々に子どもと離れてみると、良い距離感になるかも。
「様子見タイプ」だった場合は、たまに子どもを甘やかせてみるのもいいかもしれませんね。ただし、加減を間違えると「過保護親予備軍」となってしまう可能性も。良い塩梅を保ってくださいね。
獅子の子落としとまではいかなくても、可愛い子には旅をさせよということで、たまには子どもを信じて見守ることも大切なのかもしれません。子どもが一人前になったとき、「育ててくれてありがとう」と言ってくれる日を想像しながら、毎日の子育てを乗り切りましょう。