出費、陥りやすい悩み…妊活をする前に知っておきたいこと

夫婦のお悩み解決コラム

「子どもがほしいな」と漠然と思っていて、いざ「作ろう!」となっても、すぐに授かるわけではありません。もちろんすぐ妊娠するかたもいますが、年齢や体調によってはなかなかできないこともあります。

今回はそんな「妊活」や「不妊治療」について、どのようなものがあるのか、または治療やそれにかかる期間・費用などをご紹介します。

 

1. 子ども、欲しいですか?

メルクセローノ株式会社が20〜40代の男女26,689人に「将来子どもを授かりたいですか?」と聞いたところ、男女共に約5割が「授かりたい」と回答しました。

「授かりたい」という回答を性別・年齢別で見てみると以下のとおり。

出費、陥りやすい悩み…妊活をする前に知っておきたいこと

出費、陥りやすい悩み…妊活をする前に知っておきたいこと

20代女性は約7割の人が子どもを希望しているものの、30代から一気に減少し、40代では男性よりも「授かりたい」と思う比率が低くなっています。ちなみに厚生労働省の調査によると、初産の平均年齢は30歳を超えています。

なぜ、未産30代女性は「子どもをほしい」と思わなくなるのでしょうか。

考えられるのは「仕事をしたい」「出産や産後の生活が不安」といった理由。30代になると役職に就いたり、難しい仕事を任せられることも増えます。仕事が忙しくなる中で、「子どもを産み育てる余裕がない」と思ってしまうのかもしれません。

また、30代も後半になってくると、出産のリスクを考えなければいけません。さらに親の介護問題などが重なった場合、出産・産後の生活が不安になってしまうのではないでしょうか。

 

2. 子どもが欲しいのにできない「不妊」とは

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健康な男女が赤ちゃんを希望してセックスをしているのに、一定期間妊娠しないことを「不妊」といいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」を「1年というのが一般的である」と定義しています。つまり1年妊娠しなければ「不妊」。

メルクセローノ株式会社によると、既婚女性の3人に1人が不妊に悩んだ経験があるそうなので、非常に身近な問題だといえます。

基礎体温を計ったり食生活に気をつけていたりと、「妊活」をしているにも関わらず子どもができないときは、女性・男性・もしくはその両方に原因がある場合も。一度病院の「不妊検査」を受けて原因を知り、適切な治療を受ける必要があります。

それと一緒に行ったり、不妊の原因がわからないときに行う「不妊治療」を3つご紹介します。

タイミング療法

検査で排卵日を推定し、医者が指示した「最も妊娠しやすいと思われる時期」にセックスをする方法です。

人工授精

採取した精子の中から状態の良いものを取り出し、「最も妊娠しやすいと思われる時期」に子宮の奥に注入する方法です。

体外受精・顕微授精

体内での受精が難しい場合や年齢によっては、「体外受精及び顕微授精」を行います。採取した卵子と精子を体外で受精させ、受精卵になったものを子宮に戻す方法です。

 

3. 妊活と不妊治療にかかる時間とお金

株式会社ファミワンの調査によると、以下の結果となったそうです。

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体外・顕微授精になると期間と金額が大きくなります。ちなみに体外・顕微授精(特定不妊治療)は、指定の医療機関で治療した場合、以下の条件で助成が受けられます。

  1. 特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか、又は極めて少ないと医師に診断された法律上の婚姻をしている夫婦
  2. 治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦

給付の内容は年齢や回数などによって異なるので、詳しくは各自治体にお問い合わせください。

「不妊治療」のデッドライン

自然妊娠の確率は、35歳を超えるとぐっと下がるといわれています。しかし、今では医療の発達から、高齢出産も昔に比べると可能になりました。とはいえ、「この年齢までに妊娠しなかったら不妊治療をやめよう」とデッドラインを決めるかたも多くいます。それはいつまでなのでしょうか。

例を挙げるとすると、「体外受精・顕微授精」の治療の一部を助成する制度があるのですが、対象が「治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦」と決められています。その理由のひとつに、生産分娩率(1回の治療で出産に至る確率)があります。年齢別は以下のとおり。

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この生産分娩率から考えて、43歳くらいを「デッドライン」に決めるかたが多いのかもしれません。

 

4. 妊活経験者が悩んだことは?

妊活は女性のほうが悩みやすいといわれています。妊サポが、妊活経験者に「妊活で悩んだり困ったりしたこと」を聞いたところ、以下のような回答を得られたそうです。

出費、陥りやすい悩み…妊活をする前に知っておきたいこと

やはり妊活はストレスがかかるものなのだとわかりますね。特に女性の場合は友人の妊娠・出産報告などでより身近に赤ちゃんの存在を感じる分、プレッシャーがかかりやすいのかもしれません。

妊活や不妊治療を続けているうちに、どんどん追い詰められていく人も多いです。ただ、ストレスをため込んで生きていくのも大変。あまりにも辛いときは、「子どもがいない生活」や「夫婦だけの生活」を受け入れるという選択も良いのではないでしょうか。

不妊治療はよく「出口の見えないトンネル」といわれますが、出口を赤ちゃんではなく「夫婦」にすることで、希望が見えてくるかもしれません。妊活や不妊治療を乗り越えてきた夫婦だからこそ、その絆はよりいっそう強いはず。

夫婦2人でも、旅行に行ったり好きなものを食べたり、ずっと一緒にいられるように運動や健康に気をつかったり、やることがいっぱいです。お互いのために生きるのも、家族の幸せの形のひとつなのではないでしょうか。

 

結婚してから「子どもがほしい」と思ったとき、妊活を行うかたが多いと思います。「なかなかできないな」と思ったら、すぐに病院で検査をすることをおすすめします。原因がわかればすぐに治療できますし、わからなくてもお医者さんと相談して気持ちも軽くなりますよ。

そして不妊治療に疲れてしまったら、別の選択肢があるということも忘れてはいけません。夫婦で幸せに暮らせる方法を考えてみてくださいね。

 

参考:
平成 28 年人口動態統計月報年計(概数)の概況

妊活平均期間 19 か月、平均費用 59 万円を妊娠力診断とパーソナルサポート「FLIPP」にて妊活期間短縮・費用削減を目指す
妊サポ調べ「妊活に関する意識・実態調査」

赤すぐ総研 出産・育児に関する実態調査2016

「妊活®および不妊治療に関する意識と実態調査」調査結果概要」
病気を知ろう:不妊関連
不妊に悩む夫婦への支援について
不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会

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