セックスレスを解消するために、夫婦の寝室はどのように作るべき?
夫婦のお悩み解決コラム- セックスレスの解消には、いろいろな方法があります。夫婦のコミュニケーションをしっかり取るといったことも大切ですが、寝室のレイアウトも重要な要素のひとつではないでしょうか。
もちろん、レイアウトひとつで何かが大きく変わるわけではありませんが、「よりコミュニケーションのとりやすい」レイアウトもあるはず。
今回はそんな夫婦の寝室事情について探ってみました。
この記事でご紹介すること
1. 枕の距離は夫婦の距離?
新婚の頃は同じベッド・布団で枕をくっつけて寝ていた夫婦も、時が経つにつれ寝るときの距離が離れてしまいがちになります。とくに子どもが生まれると同じ部屋、布団で寝ることをやめてしまい、そのまま夫婦別々に寝るのが普通になってしまうことも。
バイエル薬品株式会社の調査によると、1つのベッド・布団に2人で寝ている夫婦の割合は平均31.5%。年代別では以下のとおりとなっています。
- 30代:39.6%
- 40代:31.2%
- 50代:31.5%
- 60代:21.4%
30代でも同じベッド・布団で寝ている夫婦は半数に満たないようです。60代ではほとんどの夫婦が同じベッド・布団で寝ることをやめてしまっています。
では、夫婦の枕の距離はどのくらいなのでしょうか。銅調査によると、平均距離は66.9cm。年代別にみると以下のとおりになります。
- 30代:54.5 cm
- 40代:65.0 cm
- 50代:70.8 cm
- 60代:81.9 cm
30代、40代の距離はギリギリ腕が届き、腕枕も可能な距離。しかし年齢が上がるにつれて枕の距離が広がっています。
それではセックスとはどう関係があるのでしょうか。同調査で「自分たち夫婦はセックスレスだと思いますか?」と質問したところ、年代別では以下の結果となったそうです。
- 30代:47.1%
- 40代:46.9%
- 50代:50.0%
- 60代:51.4%
50代から一気にセックスレスになっている様子。年齢のこともありますが、枕の距離と同時に夫婦の距離も広がってしまっているのかも。
枕の距離が離れてしまっているかたは、ほんの10cm近づけてみるだけで夫婦の距離も近づくかもしれませんよ。
2. セックスレスにならない寝室の作りかたとは?
結婚年数・年齢が上がるにつれて、ベッド・布団が別になったり枕の距離が広がっています。それと同時にセックスレスも加速していくよう。
そんなとき、寝室のムード作りはどのようにすればよいのでしょうか。男性からの意見も参考にしながら、寝室のレイアウトを考えてみました。
共通の趣味のものを置いてみる
寝室には、お互い共通の趣味のものを置いてみると良いかも。例えば映画が趣味だった場合、ふたりでお酒でも飲みながら一緒に見て、その流れで……という雰囲気に持っていきやすいでしょう。
アロマを炊いてリラックス
アロマを焚くとリラックス効果も高まりますし、良い香りで雰囲気も良くなります。たとえば、エキゾチックで個性的な香りのイランイランは催淫効果があることで有名。女性をより魅力的に見せ、男性を官能的な気分にさせてくれるのだとか。また、サンダルウッド(白檀)のような、雰囲気のあるオリエンタルな香りのものもおすすめです。
壁紙をキャラメル色に
とある外国の調査では、壁紙がキャラメル色のカップルの平均セックス回数が「週3回」だったんだそうです。壁紙が無理なら、寝室の小物などをキャラメル色にしてみるのもいいかもしれません。
間接照明を取り入れる
温かみのある色の間接照明を取り入れてみてはいかがでしょうか。照明ひとつでお部屋の雰囲気もがらりと変わります。ぼんやり浮かぶ色が一気にムードのある寝室へと演出してくれるでしょう。
リビングなど人の出入りの多いところは気合を入れがちですが、夫婦がリラックスできる寝室のレイアウトは忘れてしまいがち。セックスレスで悩んでいるのなら、寝室の雰囲気を変えてみてはいかがでしょうか。
いつもよりリラックスできたり、気分が高揚したりと、マンネリ化も防ぐとこができますよ。まずはアロマや間接照明を取り入れてみるなど、小さなことから変えてみてくださいね。
参考:
「現代社会における 2 人の寝室と性生活に関する調査」発表
イランイランの効果・効能とおすすめの使い方
Sexual Aroma “サンダルウッド”(白檀)
セックスに影響する「ベッドルームの色」があるらしい!
壁紙の色は眠りとセックスに影響