妻のお小遣いって、みんないくらなの?

夫婦のお悩み解決コラム

衣類に化粧品に人付き合いに……女性はなにかとお金がかかるものですね。既婚女性の中には、家計とは別に自分のお小遣いをもらっている、確保している人も多いでしょう。果たして、妻たちのお財布状況はどうなっているのでしょうか。

 

1. 妻のお小遣いって、みんないくら?

20代~60代既婚女性901名へのアンケートによると、妻の1ヶ月のお小遣いの額は44%が15000円以下、25%がなし(0円)、23%が30000円以下、8%が40000円以上という結果になりました。

また、妻より夫のお小遣いのほうが多い家庭は68%、夫婦のお小遣いがほぼ同じ家庭は25%、夫より妻のお小遣いのほうが多い家庭は7%。

妻の就業状況や家計にどのくらい余裕があるかなどによって変わると思われますが、全体的に妻より夫のお小遣いのほうが多いようです。

この調査では4人に1人の妻がお小遣いなし(0円)と回答していますが、友人との付き合いや趣味が全くない人はあまりいないはず。では、彼女たちは自分の趣味やお付き合いにかかる費用をどう捻出しているのでしょう?

妻が自由に使える金額について

まずは、家計を誰が管理しているかを見てみましょう。先ほどの調査では妻が家計を管理している家庭が74%、夫が管理している家庭が10%、夫婦共同で管理している家庭が17%でした。現代日本では、妻が家計を握る家庭が多数派です。

妻が家計を管理している家庭のうち、「夫の同意を得ずに、妻が使える上限額」が「妻のお小遣い」を超えている割合が67%でした。妻が定期的にお小遣いをもらって(確保して)いない家庭も、ここに含まれます。

一方「妻の同意を得ずに、夫が使える上限額」が「夫のお小遣い」を超えている割合は27%でした。妻のお小遣いの金額は全体的に夫より少なめですが、代わりに妻のほうが家庭のお金を自由に使いやすいことがわかります。

特に家計を握っている妻は、毎月の生活費をやりくりして余ったお金を自分の出費に充てることが可能です。そのため、妻のお小遣いと家計の区分が曖昧になることも……。

 

2.  妻の衣類・化粧品などにかかる費用は、どこから出す?

妻の衣類・化粧品・美容院や友達付き合いなどにかかる費用について筆者の周囲の既婚女性に聞いてみたところ、こんな意見が寄せられました。

自分(妻)のお小遣いがない人

  • あまり高価なものを買ったり頻繁に出費したりするわけではないので、化粧品なども必要経費扱いで家計から出している。夫もそれについて反対はしていない。
  • 自分の買い物も家計から出す。買うときは「○○を買います」と夫に宣言するが、夫の帰りが遅く会話がままならないことが多いのでほぼ事後報告になる。
  • 欲しいものがあるときは翌月に余るようやりくりして家計から出しており、夫も特に何も言わない。
  • 夫婦ともに、自分の欲しいものはその都度自分の収入から出す。出費があるときは、「化粧品を買うよ」「ゴルフへ行くよ」などと互いに報告しあっている。
  • 夫から渡される生活費の範囲内で、自分の欲しいものも含めて全てやりくりしている。自分の買い物をするときも、特に夫に同意はとっていない。

自分(妻)のお小遣いがある人

  • 医療費を除き、自分にかかるお金は全部お小遣いから出している。
  • 基本的にお小遣いから出している。
  • 家計に夫婦の美容費枠を設け、化粧品・美容院・理髪店などの費用はそこから出している。自分の被服費・交際費は自分のお小遣いから出している。
  • 被服費・交際費は基本的に自分のお小遣いから、化粧品・美容院費は家計から払っている。時々、夫に服を買ってもらうこともある。
  • 自分のお小遣いから出すこともあれば、毎週の買い出しのついでに夫のクレジットカード(生活費用)でまとめて支払うこともある。そのときの状況によってさまざま。

妻のお小遣いがない家庭では、妻の被服費などをすべて家計から出すケースが少なくありません。

妻に収入がない(または妻の収入をすべて貯金に回している)場合は必然的に家計から出すことになりますが、それについては夫もおおむね同意しているか、妻に家計を任せている夫の場合はそもそもあまり関心がないことも多いです。

また、共働き家庭では、妻の被服費などを妻自身の収入から出すケースもあります。

妻のお小遣いがある家庭では、「妻の被服費などをすべて妻のお小遣いから出す」パターンよりも「出費の内容・そのときの状況によって費用の出所が変わる」パターンがやや多くなりました。

特に、頻繁に使う基礎化粧品や普段着・通勤用衣類などは必要経費として家計から出すことが多いようです。一方で、妻のお小遣いと家計の境目が曖昧になっているらしい例も見受けられます。

 

3. 「妻のお小遣い」は必要か?

結局、「妻のお小遣い」はあったほうがいいのでしょうか?それとも、特になくてもよいものなのでしょうか?

筆者の周囲の「定期的に決まったお小遣いをもらって(確保して)いない女性」にヒアリングしてみたところ、以下のようなコメントが寄せられました。

自分(妻)が家計を管理し、自分(妻)の出費を家計から出す人

  • 本音ではやっぱりお小遣いが欲しいので、ヘソクリに励む。
  • お小遣い制にしてしまうと家計とお小遣いの境目がわからなくなるので、現状維持でいい。
  • 家計内でやりくりしているなら夫に何も言われず気楽なので、現状維持でいい。でも、子どもが小さくて大変だった頃は育児手当(という名のお小遣い)が欲しかった。

夫婦共同で家計を管理し、自分(妻)の出費を家計から出す人

  • あまりキチキチ決めず、現状維持でゆるくいきたい。

夫婦共同で家計を管理し、自分(妻)の出費を自分の収入から出す人

  • 家計を握っているならお小遣い制のほうが管理しやすいだろうけど、お互い浪費しないタイプなので現状維持が理想。

本当はお小遣いがほしいという人もいますが、もっとも多かったのは「現状維持でよい」という意見。基本的に生活費の範囲内でやりくりできており、かつ夫婦間で現状に合意していれば、妻のお小遣いがなくても特に不満はないようです。

無理にお小遣いと家計を分けず、すべての出費を家計として一括管理するほうがわかりやすいという意見もありました。また、お小遣いがある妻のほとんどは基本的に現状維持でよいようです。

ただし、ほとんどの人が「今後の状況(家庭の財政状況、子どもの人数・年齢・就学状況、妻の就業状況など)が変わったら、夫婦のお小遣いシステムも見直す可能性が高い」と回答しました。

そのときの状況に合わせて、夫婦が互いに納得できる形で柔軟にお金の管理方法を決めるのが理想と言えるでしょう。

 

既婚女性の4人に1人は、定期的に自分のお小遣いをもらう(確保する)習慣がありません。しかし多くの家庭では妻が家計のやりくりを一手に引き受けており、自分の買い物・付き合いにかかる費用を家計から捻出するケースが多いようです。

また妻が定期的にお小遣いをもらって(確保して)いる場合、しばしばお小遣いと家計の境目が曖昧になることがあります。

妻のお小遣いがあるにせよないにせよ、家計内でやりくりできており夫婦での合意があれば「現状維持でよい」という妻が多数派。家庭の状況や夫婦の価値観はさまざまなので、夫婦が納得できる形で無理なく家計管理するのが理想と言えるでしょう。

もし家計管理が「なあなあ」になっていると感じたら、改めて夫婦で話し合ってみるのもいいかもしれません。

 

参考:
妻のお小遣いは夫より少ない?最も多いのは1万5千円以下で44%、一方、ランチの平均は、1,000円以上1,500円未満が56%!
おこづかいはいくらが妥当?~妻のおこづかい~

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