夫婦の会話が少ない原因とは……会話がないのはいけないこと?

夫婦のお悩み解決コラム

「最近、夫・妻とほとんど話していない気がする……これって大丈夫なの?」
結婚して長く夫婦で生活を送っているうちに、会話が減っていることに気づいて、なんとなく不安になったことはありませんか?

会話が減ると、「すれ違ってしまうのではないか」「会話がない=不仲?」など、ネガティブなイメージを抱いてしまいがち。しかしそれは、本当にいけないことなのでしょうか。

今回は、夫婦の会話の少なさが問題になるのか、会話の少ない原因や会話を増やす方法についてお伝えします。

会話がない=離婚の危機?

とくに夫婦仲が悪いわけではないのに、会話が少なくなっているとなると、不安をおぼえるかたもいるでしょう。実際、会話の少なさは離婚の原因になるのでしょうか。

総務省の2012年度の調査によると、男女ともに離婚理由としてもっとも多かったのは「性格が合わない」。次いで、男性側の理由としては「異性関係」「精神的虐待」「家族・親族との折り合いの悪さ」が、女性側の理由としては「暴力」「生活費を渡さない」「精神的虐待」となっています。

「会話の少なさ」が直接的な原因になっている項目は、少なくとも上位にはないようです。1位の性格の合わなさは、性格が合わないから会話が少ないということも考えられますが、必ずしも会話の少なさとイコールになるとは言えないのではないでしょうか。

なぜなら、「少ない」はあくまで主観だからです。もともと無口な人もよく喋る人もいます。そんな2人が夫婦であれば、会話の頻度についてお互いの認識が違っていることもあるでしょう。

平日の夫婦の平均会話時間は30分未満

では、一般的な夫婦の会話時間はどのくらいなのでしょうか。

ソフトブレーン・フィールド株式会社が2014年に行った夫婦のコミュニケーションに関するアンケートによると、平日の夫婦の平均会話時間は10分未満が26.7%、10分~30分未満が27.3%と、30分未満が半数を超えています。

一方、休日の会話時間でもっとも回答数が多かったのは1~3時間未満の30.8%です。共働き夫婦が増える中、平日はなかなか会話時間が取れないという夫婦が多いようですね。

会話の少なさは大きな問題なのか

同アンケート調査の結果、「夫婦の会話時間を増やしたいか」という問いに対して、もっとも多かったのは「今のままでちょうどいい」で、67.1%を占めています。
案外、みんな「こんなものなんじゃないの?」と感じているようですね。もし、会話が少なくともお互い気にならないのであれば、無理して増やす必要はないのかもしれません。

重要なのは、夫婦の両方、あるいはどちらかが会話がないことにもやもやしているかどうかだと思います。

例えば夫婦どちらかが「会話が少なくて寂しい」と感じていたり、会話が少ないことで夫婦コミュニケーションの齟齬や不足があったり。そうしたことが起こっているなら、何らかの対策をしたほうが良いでしょう。

 

会話が少ない原因とは?

では次に、会話の少なさが問題だと感じている夫婦の「会話が減る原因」とはなんなのか、考えてみましょう。

仕事や家事で疲れている

平日に平均会話時間が減ることから、やはり多いのは「疲れ」ではないでしょうか。

そもそも共働きの場合、平日は夜にしかゆっくり話せないことも多いですよね。それに加え仕事や家事、育児に終われ、日々の生活を送ることで手いっぱいになってしまい、会話をする気力も体力もない夫婦もいるでしょう。

話題の中心が違う

子どもが産まれると、夫婦それぞれの立場の違いが顕著になります。妻が専業主婦や育休中の場合、妻の話は子どものことが中心になるのに対し、夫は仕事の辛さで頭がいっぱいになっているなど、話題に食い違いが生じてしまいがち。

お互いの立場の違いに思いが至れないと、話がうまく噛み合わず、結果として会話量の減少につながる可能性があります。

話すネタが無い

お互いに仕事や子ども、家事のことなど、同じサイクルでの生活を送っていると、新しく話すネタがなかなか生まれなくなるもの。

実際には日常の些細なことでも会話のきっかけにはできますが、会話が得意ではない人にとっては「特に話すことがない」となってしまうかもしれません。

会話がつまらない

本人に面と向かって伝えにくい理由ではありますが、相手の話が「つまらない」と感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

たとえば、会話内容が愚痴ばかりになってしまっていては、聞いている側が面白いと感じるのはなかなか難しいですよね。

 

夫婦の会話を増やす5つの工夫

もし、夫婦の会話が少ないことに問題を感じている場合、少しでも会話を増やしたいときには、どうしたら良いのでしょうか。会話時間を増やす工夫を5つ、考えてみました。

一緒にいる時間を増やす

会話をするためには一緒にいることがやはり大切。戸建て住宅など、個室がある夫婦の場合、部屋に片方がこもってしまうと、どうしても話はできなくなりますよね。

意識して一緒にいる時間を増やすことは、会話時間を増やす第一歩ではないでしょうか。

夫婦で課題意識をする

パートナーは、あなたが「会話が減っている」「会話を増やしたい」と悩んでいることをきちんと認識していますか?  口数が少ないパートナーの場合、相手が特に少ないと思っていない可能性もあります。

まずは会話を増やしたいという気持ちを共有し、ひとりの問題からふたりの問題にしていきましょう。

相手に興味をもつ

長年夫婦でいると、相手のことをすべてわかっているように思えることもあるでしょう。しかし、会話の基本は「相手への興味」から。

「今」パートナーが興味を持っていること、「最近」面白いと思ったことを知っていますか? こうした小さなところから、会話のきっかけをつかんでみてはいかがでしょうか。

ただひたすら話を聞く

夫婦がそれぞれ「話したい」わけではない場合もありますよね。もし自分自身が話すのが苦手なのであれば、相手の話を聞くところから始めてみるのもひとつの方法です。

「話を聞いてくれた」と思ってもらえることが、相手の満足感につながるものですよ。

こちらから声をかける

先ほどご紹介したソフトブレーン・フィールド株式会社のアンケート調査では、夫婦間でよく話している内容は、「子ども」「食事や食べもののこと」「休日の予定」なんだそう。

「今日のお昼何食べたの?」「今度あそこに新しいお店ができるんだって。食べに行ってみようよ」など、ちょっとしたことが会話の種になるのではないでしょうか。

 

夫婦に適したコミュニケーションを

夫婦円満の秘訣は、会話だけではありません。もちろん、会話があるほうがお互いのことを知れるため、すれ違いの防止にはなるでしょうが、夫婦それぞれにとって「ちょうどいい会話量」もあると思います。
また、現代では直接話すことだけが「会話」ではありません。電話はもちろん、メールやLINEなどのメッセージアプリを使用してコミュニケーションを取ることも、立派な会話です。

特にLINEなどのアプリは、スタンプで簡単にリアクションがとれるので、メールは面倒だと思う人にもおすすめ。

こうしたメッセージアプリなども使いながら、お互いに不満が溜まらない程度のコミュニケーションを意識していきたいものですね。

 

参考:
日本の夫婦の離婚率|離婚原因からみる今後の対策方法まとめ:離婚弁護士ナビ
~夫婦のコミュニケーションについての主婦の意識調査~

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