入社1年未満でも育児休業は取得できる? 産休育休の取得時期とは?

夫婦のお悩み解決コラム

「うちの会社では育休は取れないよ」と言われて困惑したことはありませんか? 先輩女性たちも妊娠したらやめていくばかり。「この会社では育休は無理なんだ……」と思ってしまってはいないでしょうか。

しかし、育休や産休は法律で定められた権利です。取得にはそれぞれ決まりがあるので、自分の権利を守るために、ぜひ知っておきましょう。

育児休業の対象者

育児休業が取得できる対象者は、「1歳までの子どもを育てている男女の労働者」です。正規雇用・非正規雇用(パート・アルバイト・派遣社員)のすべてが当てはまりますが、日雇いで働いている人は対象者に含まれません。

実子だけではなく、特別養子縁組で育てている子どもも育児休業の対象です。

非正規雇用の場合

育児休業はパートや契約社員、派遣社員といった非正規雇用者も取得する権利がありますが、申し出る際には、以下3つの条件を満たす必要があります。

  • 1年以上継続して雇用されていること
  • 子どもが1歳を迎えたあとも引き続き雇用されることが見込まれていること
  • 子どもの2歳の誕生日前々日までに労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかな人は除外される

産前産後休業(産休)は誰でも取れる?

雇用の種類を問わず、産前産後休暇(産休)は取得が可能です。たとえ妊婦本人からの申し出がなかったとしても、会社は産前6週間、産後8週間の期間は、原則として休暇を与えなければならないのが決まりとなっています(労働基準法第65条第1項、第2項)。

なお、双子以上の妊娠の場合は、産前休暇が14週間となります。

 

正社員の場合は勤続1年未満でも育休が取得可能!

法律で定められている「勤続1年以上」という条件は、あくまでも非正規雇用者のみです。そのため、正社員であれば、入社・転職後1年未満であっても育児休業の取得ができます。

ただし、雇用期間1年未満の人が育児休業を取得できるかどうかは、「労使協定」を確認する必要があります。以下を見ていきましょう。

労使協定によっては拒否できる

労使協定とは、労働者と雇用者側が定めているもの。育児介護休業法第6条によると、労使協定によっては、事業者は入社日から1年未満の人のみ、育児休業の申告を拒否することができるんです。

原則として、育児休業の申し出を会社側が拒否することはできないため、理由なく拒まれた場合は、労使協定の有無を確認しましょう。

出産日ではなく申込み日時点で1年未満かどうか

この「入社後1年」ですが、あくまでも育児休業の申し出をした日が入社より1年経過している必要があるということになります。

妊娠の判明や出産予定日、出産後8週間の産前産後休暇は含まれません。たとえば、4月に入社した女性が翌年3月に出産した場合、育児休業の申し出が翌月4月以降であれば入社より1年が経過していることになり、取得が認められるのです。

転職後1年未満はどうなる?

転職者の場合も、通常の入社の場合と同様です。転職先での働きかたが正社員雇用であれば、労使協定の有無を確認。非正規雇用では1年未満での育児休業取得は困難でしょう。

しかし、会社の規則として、非正規雇用者の就労期間が1年に満たない際も育児休業を認めているところも。あらかじめ転職先の規則を確認しておくことが必要です。

 

まとめ

正社員雇用されている会社であっても、「うちには育休はないから」ということがあります。しかし、1年以上勤務しているのであれば、育休を取得できる権利が法律で認められていることを知っておきましょう。

非正規雇用者が勤務1年未満で育休を取得する必要が生じた際、今後も働き続けたいという意思があるのであれば、まずは1度雇用者側に相談してみましょう。会社規則によっては、数ヶ月の雇用で育休が認められることもあります。

 

参考:
厚労省資料 育児休業制度
入社直後の女子社員が産休・育休を取得?プロに聞く!人事労務Q&A (東洋経済オンライン)
「産休・育休取得前~取得後」編(薬キャリmama)
「育児休業の「入社1年未満」適用除外は、どの時点で判断するか」(グルメキャリー)

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