夫婦間でもプライバシーの侵害は発生する? パートナーの携帯を勝手に見るのはNG!

夫婦のお悩み解決コラム

パートナーに勝手に携帯を見られたら、どう思いますか?

夫婦になったからには一蓮托生。人生を共に歩むパートナーです。とはいえ、線引きしたいプライベートな部分もありますよね。お互いの携帯電話や財布の中身を許可なく見ることが普通という夫婦もいれば、NGという夫婦もいるでしょう。

こうした行為はプライバシーの侵害にあたるのか……。法的な観点から調べてみました。

パートナーの携帯やパソコン、見ますか?

一日中、常に一緒に過ごしていれば相手が何をしているか把握できるので、何の心配もありません。しかし、そういうわけにはいかないですよね。

自分の知らない人間関係や一緒にいない時間に何をしているのか、もしくは何か行動や言動に怪しい節があると感じて、ついついパートナーの携帯電話を見てしまう……なんてことも。

勝手に見るのはなぜ?

そもそもどうして相手の財布や携帯電話、パソコンを見ようと思うのでしょうか。

相手への関心、心配といった気持ちで、親が子どものパソコンや携帯電話を見るのと同じように親心的な心情で見てしまうこともあれば、行動や言動が怪しく、浮気などの疑念を持って見る場合もあると思います。

人によっては、独占欲から全てを把握していたいということも考えられます。

見られる側はどう思う?

携帯やパソコンを見られる側の心情はどうでしょう。後ろめたい気持ちがあればもちろん見られることに抵抗があるはずです。

ロックをかけたり、肌身離さずパソコンや携帯電話を持って歩くなどの対策を講じることもあるでしょう。

後ろめたいことが無くとも、見られるのは監視されているようで嫌だという人もいる反面、見られても全然気にならない人もいると思います。

 

夫婦間でもプライバシーの侵害になるのか

では、夫婦の間でパソコンや携帯電話を勝手に見る行為は、法律的にプライバシーの侵害に当たるのでしょうか。

一般的なプライバシーの侵害

一般的にプライバシーの侵害にあたるのは、弁護士の解説によると以下のとおりです。

  • 違法な行為で情報を得ること
  • 人格的存在に不可欠な情報をバラされること
  • 情報を公開されることで不安、不快になること

配偶者でも法的に問題?

夫婦間ではどうでしょうか。弁護士の解説によれば、たとえ夫婦間であってもメールの内容や履歴を勝手に見ることはプライベートの侵害にあたるとされています。

 

夫婦のプライバシー侵害の例

実際にどのような行為がプライバシーの侵害にあたるのか、一例を挙げてみます。

携帯電話(スマホ)パソコンを勝手に見る

これは前述のとおり、相手の許可なく勝手に見た場合はプライバシーの侵害にあたります。

郵便物を勝手に見る

郵便物の場合も、相手の許可なく開封して見た場合には、プライバシーの侵害にあたります(DMは除く)。

財布を勝手に見る

財布も他の事例とと同じように、相手の許可なく中身を見ることはプライバシーの侵害にあたります。

浮気の証拠集めなら問題ない?

多くのものが、相手の許可なく見ることはプライバシーの侵害とされています。

しかし、相手に不貞行為の事実があり、その証拠を集める場合には例外となるようです。プライバシーの侵害と相手に訴えられることがあったとしても、裁判所が不法行為として取り扱う可能性は低いという弁護士の見解があります。

ただし、相手を拘束したり、反社会的な収集・閲覧などを行うと証拠として認められず、逆に訴えられる可能性も。常識の範囲内で行動することが必要です。

 

まとめ

プライバシーの侵害は民法上の問題ですから、刑事罰にはならないのが前提になります。夫婦間でも相手の許可があればパソコンでも携帯電話でも見ることに問題はありません。

相手が許せる範囲でお互いにルールを決めて情報を共有することで変な心配や誤解が生まれることなく円満に関係性を維持できるのでは無いでしょうか。

 

参考:
プライバシーの侵害と刑事罰について プライバシーの侵害になる条件|裁判例と弁護士に依頼するメリット
プライバシー
夫のメール、ライントーク転送は罪に当たるのか? 夫の鞄や財布を勝手に見るのはプライバシーの侵害?
夫のメール、ライントーク転送は罪に当たるのか?
不倫の証拠取得方法(スマホの指紋認証解除など)の違法性

1 評価2 評価3 評価4 評価5 評価 (評価を選択してください)
Loading...

この記事をSNSでシェア