20代夫婦の平均貯金額はいくら? 専業・共働き別の理想の貯金額とは
夫婦のお悩み解決コラム働き始めて10年以内の20代。結婚して夫婦ふたりの生活になり、初めての出産や子育てを経験するなど、毎日がめまぐるしく変化していきます。独身時代とは違ったお金のかかりかたに戸惑うことも少なくないでしょう。
では、20代夫婦はどのくらい貯金をしていれば困らないのでしょうか。平均年収と貯金額を見てみましょう。
この記事でご紹介すること
20代の平均年収は?
20代の平均年収は346万円。20代男性の平均が365万円、20代女性の平均が319万円となっていて、男女で約50万円の差が出ています。
年齢別に見てみると以下のとおり。
- 20歳:277万円(男性:308万円 女性:248万円)
- 23歳:293万円(男性:305万円 女性:280万円)
- 26歳:360万円(男性:376万円 女性:338万円)
- 29歳:402万円(男性:425万円 女性:359万円)
20代前半と後半で比較すると、約40%の昇給があるようです。また、男女間の差も前半よりも後半のほうが大きくなっています。20代後半になると、出産などで仕事を休む女性も出てくることが、その理由かもしれません。
20代夫婦の世帯年収は?
次は、20代夫婦の世帯年収についてです。
- 共働き
共働き夫婦の平均年収は男性・女性それぞれの平均年収を合わせた684万円です。 - パートタイム
妻がパートの場合、妻の平均年収は配偶者控除額の103万円まで働くとすると、世帯平均収入は468万円となります。 - 専業主婦
妻が専業主婦の場合は夫の平均年収のみですので、男性の平均年収である365万円が世帯年収となります。
手取りから貯金に回すお金の割合は?
「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20歳代の手取りから貯蓄に回す割合で、最も多いのが10~15%未満。「貯蓄していない」と答えたのが16.1%と、20代では収入から考えても貯金ができにくい年代なのかもしれません。
5%未満 | 2.5% |
5~10%未満 | 11.6% |
10~15%未満 | 17.9% |
15~20%未満 | 5.3% |
20~25%未満 | 14.4% |
25~30%未満 | 4.6% |
30~35%未満 | 9.1% |
貯蓄しなかった | 16.1% |
ただ、出産や子育てをひかえた20代で、「貯金がない」というのは、少し不安ですね。
20代世帯の平均貯金額と投資・金融資産保有額
金融資産保有額 | 287万円 |
預貯金 | 212万円 |
金銭信託・貸付信託 | 65万円 |
生命保険 | 1万円 |
損害保険 | 12万円 |
個人年金保険 | 1万円 |
債券 | 6万円 |
株式 | 1万円 |
投資信託 | 35万円 |
財形貯蓄 | 9万円 |
その他金融商品 | 7万円 |
調査データによると、20代世帯の平均貯金額は212万円。一方で、金融商品の保有額の平均は約287万円と、貯金額を金銭商品保有額が上回っています。
手軽にできる投資信託や金銭信託などを活用して資産形成をしているようですね。
20代夫婦の貯金テクニック
20代のうちに結婚し、まだ子どもがいないときが貯金のタイミング。夫婦それぞれの収入があるので、貯金をしても比較的ゆとりのある生活ができるでしょう。
レジャーや趣味に投資するのも楽しいですが、出産や育児休暇の取得のことも考えて、計画的に貯蓄してくださいね。
20代世帯の平均貯金額は212万円
20代世帯の平均貯金額は212万円。この金額を見て、どう思いましたか? この数字はあくまでも平均なので、自分に合った貯蓄をしていきましょう。
ただし、全くない場合は収支を見直すことをおすすめします。20代のうちから貯金をする習慣がその後、貯蓄をしていく上でとても重要になるはず。この時期に貯蓄の習慣を身に付けたいですね。
参考:
DODA
知るぽると 各種分類別データ