縦型orドラム式!? 洗濯乾燥機の選び方とおすすめモデル集
夫婦のお悩み解決コラム引っ越しや故障などに伴い洗濯機を新しく購入しようとしたとき、種類がありすぎてどのタイプを選べばいいのか迷っていませんか? 洗濯機は使用頻度が高い生活家電。高額な場合も多いのでライフスタイルに合った洗濯機を選びたいところです。洗濯機を購入するにあたって、注目したいのが「洗濯乾燥機」です。乾燥機能つきなので、干す手間が無くなり家事がグンとラクになりますよ。今回は、洗濯乾燥機の選び方やおすすめのモデルを紹介します。
この記事でご紹介すること
洗濯乾燥機の特長とメリットとは?
洗濯乾燥機とは、乾燥機能がついた洗濯機のこと。従来の洗濯と脱水の機能に加えて、熱により洗濯物を完全に乾燥させる機能がついています。洗濯物を干さなくていいので、時短になり家事の効率化を図れるのがメリットです。
簡易乾燥機能つき洗濯機との違いは?
簡易乾燥機能つき洗濯機とは、送風によって洗濯物を乾燥させる機能がついた製品のこと。熱ではなく風を利用するため、洗濯乾燥機と違い洗濯物を完全に乾燥させることはできません。ただし、洗濯物が乾きやすい状態になり、室内干しするときなどに便利です。
現在「全自動洗濯機」と呼ばれる製品のほとんどに、簡易乾燥機能がついています。しかし洗濯物を完全に乾かせる機能ではないため、干す手間がかかるのが実情です。家事の時短を叶えたい方や、日中に洗濯物を干す時間が取りにくい場合は、洗濯乾燥機の購入を視野に入れてみましょう。洗濯物を干すストレスを軽減でき、時間的な余裕が生まれます。
洗濯乾燥機の特長は?
洗濯乾燥機ならではの特長は、洗濯物を完全に乾燥させられること。洗濯乾燥機の乾燥方式は、「ヒーター方式」「ヒートポンプ方式」の2つに大別できます。
・ヒーター方式
ヒーター方式とは、ヒーターで加熱した温風で洗濯物を乾燥させる仕組みのこと。80~100℃程度の高温風で、洗濯物を急速に乾燥させます。ドライヤーで洗濯物を乾かすようにシンプルな構造で、価格がリーズナブルなのがメリットです。ただし熱風を直接あてることにより、衣類が傷んだり縮んだりしやすいのがデメリットです。
・ヒートポンプ方式
ヒートポンプ方式とは、洗濯槽内の空気を除湿し、乾いた温風に変えて洗濯物を乾かす仕組みのこと。60℃程度の温風で、洗濯物をやさしく乾燥させます。除湿機で洗濯物を乾かすようなイメージで、衣類が傷んだり縮んだりしにくのがメリットです。エアコンなどにも採用されている省エネ技術により、電気代が安くおさえられるのも利点です。
「縦型」と「ドラム式」洗濯乾燥機の違いとは?
洗濯乾燥機は、他の洗濯機と同じように「縦型」と「ドラム式」の2種類に分類できます。縦型とドラム式は、外観だけでなく洗濯方法が異なります。洗濯乾燥機を購入する前に、それぞれのメリットとデメリットをチェックしましょう。
「縦型」洗濯乾燥機のメリットとデメリット
縦型洗濯機では、底につけられた「パルセーター」という羽根を回転させ、引き起こした水流で洗濯物をもみ洗いします。洗濯槽に水をたくさん溜めて使用するので、洗剤がしっかりと泡立ち、洗浄力が高いのが特長です。また洗濯物をこすり合わせて洗うため、汚れがしっかり落ちます。
ただし、摩擦によって衣類が傷みやすいのがデメリットです。また、縦型洗濯乾燥機は、ヒーター方式の乾燥方法を採用しています。縦型洗濯機は横回転しかできないこともあり、乾燥力がドラム式より劣るのが特長です。
「ドラム式」洗濯乾燥機のメリットとデメリット
ドラム式洗濯乾燥機では、内蔵したドラムを回転させ、洗濯物を持ち上げたり落としたりしながらたたき洗いします。縦型に比べて洗浄力は劣りますが、衣類が傷みにくいのがメリットです。
少量の水で洗剤を溶かすため、濃い泡ができあがり、皮脂汚れを落としやすいのが特長。ただし、少ない水で洗うだけに、色移りなどが目立つ場合があるので注意しましょう。また、ドラム式洗濯乾燥機は、空気にふれやすいため、乾燥力に優れているのが特長です。ヒートポンプ方式を選べば、節水と節電の両方が叶います。
洗濯乾燥機の選び方とは?
縦型・ドラム式、ヒーター方式・ヒートテック方式など、洗濯や乾燥方法以外におさえておきたい、洗濯乾燥機の選び方を紹介します。
洗濯乾燥機の容量をチェックしよう
洗濯乾燥機の容量は、家族構成や洗濯物量によって決めましょう。一般的に、一人あたり一日に発生する洗濯物は1.5kg程度。4人家族なら、6kg程度の洗濯乾燥機を選ぶのが目安です。まとめ洗いや、寝具などを洗濯するケースを想定して、ワンサイズ大きな洗濯乾燥機を選ぶとベターです。
洗濯乾燥機では、洗濯と乾燥容量が異なる製品が多いのも特徴です。乾燥機能をフルに利用したいなら、容量が少し大きめの洗濯乾燥機を選びましょう。
本体のサイズをチェックしよう
洗濯乾燥機は、全自動洗濯機と同じように「防水パン」と呼ばれるスペースに設置します。パンのサイズを計り、設置できるサイズの洗濯乾燥機を選びましょう。防水パンまで洗濯乾燥機を搬入できるのか、玄関やエレベーターのサイズもチェックしておくと安心です。
ドラム式洗濯乾燥機の場合、扉の開閉方向もチェックしておきましょう。設置する場所によって、右or左開きどちらが使いやすいのか変わります。扉を全開にできるように、ドラム式洗濯乾燥機の前方にもスペースが必要です。
「縦型」洗濯乾燥機のおすすめ商品
縦型の洗濯乾燥機は、洗浄力が高いのが特長です。ドラム式より価格がリーズナブルで、コンパクトなのも魅力。ここからはAmazonや楽天で人気が高い縦型の洗濯乾燥機を紹介します。
東芝「ZABOON AW-8V6 」
【商品の特長とおすすめの理由】
洗濯・脱水8kg、乾燥容量4.5kgの縦型式洗濯乾燥機。「ザブーン」機能で頑固な汚れをスッキリと落とし、洗浄力が高いのが特長です。
「温かザブーン洗浄」は、繊維の奥の皮脂汚れまでスッキリと落とす機能。温風で水と洗濯物を温めて洗剤の効果を引き出し、衣類の黄ばみを防ぎます。「浸透ザブーン洗浄」は、「DDモーター」で強力な水流を生みだす技術。洗濯から脱水までコントロールし、洗濯物の汚れを芯から落とします。
【価格】オープン価格
シャープ「タテ型洗濯乾燥機 ES-TX5B
【商品の特長とおすすめの理由】
洗濯・脱水5.5kg、乾燥容量3.5kgの縦型式洗濯乾燥機。コンパクトながらパワフルな設計で、化繊Yシャツ4枚程度なら洗濯から乾燥までわずか90分で仕上がります。
穴なし槽が黒カビや汚れの侵入をブロックし、清潔な水で洗濯できるのも魅力。脱水の水を利用し、洗濯するたびに槽の外側を掃除する機能もついています。洗濯機をいつもキレイに保てるので、お掃除の手間がかかりにくいのもメリットです。
シワおさえ機能つきで、アイロンがけもラクにできます。高性能ながら、リーズナブルなのも人気の理由です。
【価格】オープン価格
「ドラム式」洗濯乾燥機のおすすめ商品
ドラム式の洗濯乾燥機は、乾燥力が高いのが特長です。外観もスタイリッシュで、インテリア性が高いのも利点。日本では、洗濯物を取り出しやすい斜めドラムが一般的です。ここからは、Amazonや楽天で人気が高いドラム式の洗濯乾燥機を紹介します。
パナソニック「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800L 」
【商品の特長とおすすめの理由】
洗濯・脱水11kg、乾燥容量6kgのドラム式洗濯乾燥機。定番から最新まで機能が満載で、メーカーが誇る最上位モデルです。
「ナノイーX」を搭載し、気になるタバコやペット臭などをブロック。洗濯物についた花粉も、90%以上抑制できます。皮革製品や型くずれしやすい帽子、ジャケットなどを除菌・消臭できるコースつき。洗濯できない帽子やぬいぐるみなどもキレイに保てます。
最適な洗剤の量を自動で計算する機能付きで、洗剤量に悩んだり使いすぎたりすることもありません。ヒートポンプの乾燥方式で、洗濯物がふんわり柔らかな仕上りになるのも魅力です。また、選べるコースも付いており頑固な汚れからオシャレ着まで対応できます。その他にもカラータッチパネルつきで、スマートフォンで操作できるものなど、機能が盛りだくさんのおすすめモデルです。
【価格】オープン価格
日立「ビッグドラム BD-SV110BL 」
【商品の特長とおすすめの理由】
洗濯・脱水11kg、乾燥容量6kgのドラム式洗濯乾燥機。本体の幅が60cmとスリムなので、サイズの問題でドラム式を諦めていた方にもおすすめです。
ドラム式は一般的に洗浄力が弱いのが特長。しかし、本製品は大流量の「ナイアガラ洗浄」で、襟や袖汚れまでキレイに落とします。時速約300mの高速風で衣類のシワを伸ばし、アイロンなしでもOKな仕上がりに。ダニや花粉対策、おしゃれ着や香りコースなど、実用性からファッション面まで、幅広い機能がついているのも魅力です。
【価格】オープン価格
洗濯乾燥機で家事の時短を叶えよう
洗濯は、毎日のようにする必要がある家事。だからこそ、毎日の家事は負担を軽減したいなら、洗濯乾燥機を取り入れてみるのがおすすめです。一般的に、洗濯機の寿命は7年。全自動洗濯機より価格が高くても、元を取れる可能性大です。洗濯機を購入するときは、一度洗濯乾燥機も検討してみてはいかがでしょうか?