粉ミルクはいつまで飲ませるのが正解? 断乳ステップとともに解説

夫婦のお悩み解決コラム

粉ミルクはメリットもたくさんあって便利なものですが、意外ときちんとした使い方やいつまで続けるべきなのかを理解していない方が多いのではないでしょうか。ミルクの止め時に迷っていたり、正しい使い方に自信がないママのために詳しく解説します。

粉ミルクは何歳まで使うのが適切?

赤ちゃんの食べ物は成長とともに、ミルクから離乳食へと徐々に移行していく必要があります。そこで気になることの一つが、いつまで赤ちゃんにミルクを飲ませてよいのかということです。

1歳のお誕生日ごろまでが目安

いつまで粉ミルクを使うのかについては、はっきりとした決まりがあるわけではありません。とはいえ、ある程度の目安が知りたいところですよね。ある粉ミルクメーカーによると、粉ミルクは1歳のお誕生日ごろまで飲ませてもよいのだそう。

ですが、1歳のお誕生日ごろまで粉ミルクを使うというのはあくまで目安にすぎないことは頭に入れておきたいところ。生後5ヶ月ないしは6ヶ月ごろから少しずつ離乳食が開始されるのが一般的だといわれていますが、当然、離乳食の進み具合には個人差があります。離乳食が進まないうちから粉ミルクをやめると栄養が不足してしまいますし、離乳食が進んでいるにもかかわらず、周りの子はみんな飲んでいるからという理由で飲ませ続けるのも栄養過多になってしまいます。

大切なのは、子どもの離乳食の進み具合に応じて決めることです。赤ちゃんの食事の様子をよく観察しながら、ちょっと少ないかなと思ったらミルクを出すという具合に、その子の食事量に合わせてフォローアップミルクへと移行していくのがおすすめ。いつまで飲ませるか期限を事前に決めるというより、状況に応じてケース・バイ・ケースで判断するのがよいでしょう。

フォローアップミルクは3歳まで

ではフォローアップミルクはいつまで飲ませてよいのでしょうか。これについても明確な決まりがあるわけではありません。やはりある粉ミルクメーカーによると、1歳ぐらいから飲ませ始めて、3歳くらいまで飲ませてよいとのこと。

とはいえ、これもあくまで目安です。1歳を過ぎたころから、赤ちゃんは内臓も少しずつ強くなってきます。そのため、フォローアップミルクではなく牛乳を飲んでもお腹をこわさないという子も少なくありません。フォローアップミルクよりも牛乳のほうが手軽でしかも安いので、思い切って早い段階から牛乳に切り替えてしまうというのもありです。牛乳が苦手な乳幼児なら、シチューのような料理を作りながら、少しずつ慣らしていくという方法もありますよ。

フォローアップミルクには、不足しがちなカルシウムやミネラルなどが含まれているので、こちらもいつまでと決めてしまうより、離乳食の内容や食事量を見ながらということになりそうです。

 

粉ミルクの自然卒乳と断乳の進め方

ミルクをやめる方法は、「自然卒乳」と「断乳」とに分けられます。「自然卒乳」とは、ミルクを飲む回数を少しずつ減らす(減る)ことで、乳幼児が自然にミルクを飲まなくなることをさします。「断乳」は、これという特定の日を決めて、その日を境にミルクを飲むことをやめることをいいます。

粉ミルクを自然卒乳する方法

「自然卒乳」では、ミルクを飲むのをやめる時期を乳幼児に委ねることになります。ミルクがいらなくなったときがやめどきと考えること、ママやパパはただゆったり構えて、乳幼児が自然にミルクを必要としなくなるのを待ちます。

粉ミルクを断乳する方法

ママやパパなど乳幼児以外の人がミルクをやめる日を決めるのが「断乳」です。仕事に復帰しなくてはならないなど、やむを得ない理由があることもあれば、乳幼児に自立を促すなどの理由で行う場合もあります。

「断乳」を行うためには、子供が自分で食事したり、マグなどを使って自分で水分を摂取できるようになっていることが条件となります。離乳食も進んでいて、必要な栄養補給ができていることも欠かせません。それだけの準備が整っているなら、子供に「もうじきに粉ミルクはおわりにしようね」と伝えておきましょう。事前に心の準備をすることができます。

夜寝かしつけるためにミルクを飲ませている方もいると思います。その場合は、粉ミルクの代わりに抱っこしてあげたり、やさしく体をトントンしたりしてあげてください。はじめのころは粉ミルクを欲しがっていても、徐々になくても寝られるようになってくるはずです。もし喉が渇いて寝ている間に目がさめるようなら、お茶や水を飲ませてあげるとよいでしょう。どうしても粉ミルクを欲しがるようなら、徐々に薄くしていくという方法が効果的です。

卒乳&断乳の時期が遅くなることのデメリットとは

卒乳や断乳の時期を逃し、長い間粉ミルクを飲み続けると、むし歯を発症してしまうことがあります。ある研究によると、2歳になっても断乳していなかった子供は、断乳した子供と比べて、むし歯になった子の数だけでなく、むし歯の平均数も多かったということです。

粉ミルクを飲んだあとにそのまま寝てしまうのは避けたほうがよさそうです。とくに歯が生えてきた乳幼児を寝かしつける際や、夜中に目が覚めた際に粉ミルクを飲ませる場合は、きちんと歯磨きをしてから寝かせるのがよいかもしれません。

 

断乳のための具体的なステップを解説

断乳は段階的に進めることが大切です。スムーズに断乳するためのステップについて解説します。

断乳のためプランを作る

まずは断乳する日を決めます。3日間まったく粉ミルクを与えないことになるので、すでに仕事に復帰している場合は、週末を利用したり、家族の協力が得られる日を選んだりするとよいでしょう。

粉ミルクを飲む回数を減らす

粉ミルクを与える量や回数も少しずつ減らしていきます。外に遊びに連れ出したり、大好物をあげたりして、気をそらすのが効果的です。ただし、クセになってはいけないので、できれば甘いお菓子ではなく野菜や果物などがベターです。

粉ミルクを3日間断つ

いよいよ断乳です。粉ミルクをまったく与えない日を3日続けてください。ほとんどの乳幼児は最初は泣きますが3日もあれば、粉ミルクをあきらめ、粉ミルクがなくても長く眠られるようになるはずです。粉ミルクがなくても、いつものように食事できたり、遊んだりしていれば断乳の完了です。

断乳する上での注意点

先ほども少し触れましたが、突然粉ミルクを取り上げるのではなく、必ず事前に断乳について説明してあげましょう。わかりやすい言葉を使って繰り返し伝えることで、理解を求めることが大切です。

寝かしつけのミルクを断つのはかなり難関のはずです。デイタイムはあまり粉ミルクを必要としない子供でも、夜寝る前に欲しがる場合が少なくありません。抱っこしたり、体をやさしく叩いてあげる方法以外にも、絵本を読んだり、お気に入りのタオルケットを掛けてあげたりなど、不安を取り除くことができる方法を見つけてあげてください。

 

まとめ

粉ミルクはいつまで飲むのが正しいということはありません。離乳食が進んで、必要な栄養を十分に採れるようになったころが粉ミルク卒業の時期です。また、抵抗力の弱い低月齢の赤ちゃんには、哺乳瓶などの器具を消毒するのが鉄則。ミルクは冷まして温度を確かめることも大切です。保存方法にも注意して、安心・安全にミルクを与えてください。

 

参考:
明治乳業(粉ミルクはいつまで飲ませるの? )

厚生労働省(卒乳(断乳)時期とむし歯の関係)

小児歯科学雑誌(長期の母乳授乳が乳幼児口腔内状態および生活習慣に及ぼす影響について)

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