シングルマザーの生活費の内訳は? 離婚前に知っておきたいお金の話

夫婦のお悩み解決コラム

旦那さんへの不満が積もりに積もったとき、離婚を検討する人もいるのではないでしょうか。しかし、子どもがいるとそんな時でも、ふと「離婚して生活が成り立つのか?」と不安に感じてしまうこともあるはずです。今回は、シングルマザーの生活費がどれくらいかかるのか、内訳や平均収入、節約方法とともにご紹介していきます。

シングルマザーの年間収入は?

まず確認しておきたいのが、世の中のシングルマザーが、どのくらいの収入で生活費をやりくりしているのかではないでしょうか。

厚生労働省が発表した「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査の結果」を参考にしながら、シングルマザーの実態について確認してみましょう。この調査は、平成28年11月1日時点で、3,293の母子世帯を対象に行われています。

シングルマザーの平均年間収入は243万円

平成28年度現在、シングルマザーの年間収入は平均して243万円となっています。この収入は純粋な就労収入だけではなく、養育費や児童扶養手当なども含めた、世帯の全収入の合計です。就労収入だけで計算した場合の金額は、100~200万円になる世帯がもっとも多くなっています。

シングルマザーの仕事はパート・アルバイトが多数

シングルマザーの多くが、パート・アルバイトの仕事によって生活費をまかなっています。その割合は、半数近い43.8%。シングルマザーとして仕事も子育てもする上で、シフトの調整をしやすいパート・アルバイトは働きやすい環境なのでしょう。

続いて、正社員として働いている人も多く、福利厚生や休日・休暇制度の整っている企業であれば無理なく子育てと仕事を両立できます。収入については正社員の方が高くなる傾向にあるため、収入を優先したいときには正社員として働くことも検討しましょう。

 

シングルマザーの生活費内訳、メインの出費は?

シングルマザーが生活費をやりくりする上で、その内訳はどのようになっているのかも気になるところではないでしょうか。ここからは、シングルマザーが生活するために必要となる主な項目とその費用の目安を紹介していきます。

家賃

家賃の適正費用は「収入の3分の1未満」が目安と言われています。例えば手取り15万円であれば、5万円を上限になるべく安い物件を探すことで生活費のやりくりがしやすくなります。子供の幼稚園や学校の近く、職場の近くなど条件を重ねながら、慎重に物件選びをしなければいけません。

固定費

固定費とは、光熱費や通信費、税金、保険料、学費など、毎月決まった支出がある費用のことです。家賃と合わせて、収入の半分から3分の2程度を目安に抑えたいものです。貯蓄もしながら、安定した生活を叶えるためには家賃も含めた固定費を収入の40%程度に抑えましょう。

子供へ渡すお小遣い

固定費の一部として、シングルマザーにとって無視できないのが子供に渡すお小遣いです。子供の年齢や価値観にも左右されるため、具体的な金額は家庭ごとにまったく違います。

さらに「毎月定額を渡している」という家庭もあれば、「必要なときに何に利用するか聞いた上で渡している」という家庭もあります。双方が納得していないと親子関係のトラブルにもなりかねないため、子供とよく話し合って決定しましょう。

 

シングルマザーの生活費内訳、忘れてはいけないのは?

固定費のように、毎月固定の費用が発生するだけであれば、生活費をやりくりするのは比較的簡単に思えるかもしれません。ここからはさらに、シングルマザーの生活として忘れてはいけないポイントを解説していきましょう。

食費

言わずもがな、食べ物にまつわる生活に必要不可欠な費用です。月1万円で自分と子供の分をまかなっているという人もいれば、交際費も込みで3~5万円発生してしまう人もいます。どのくらい節約できるかによって、貯蓄にも大きく影響するためよく考えて目標を設定すべきでしょう。

例えば、現在「週末は外食している」「仕事の日は職場近くでランチをしている」という場合でも、シングルマザーとして生活していくときはさらに切り詰め、自炊やお弁当の習慣を徹底しなければいけないかもしれません。

医療費

子供や自分のもしものときのため、毎月生活費の一部として用意しておきたい費用です。月のはじめに医療費として、1~3万円程度分けて管理しておきましょう。健康で1ヶ月過ごすことができれば貯蓄に回したり、自分と子供へのご褒美のために使うのもいいですね。

雑費

「学校で遠足代の支払いを求められた!」、「仕事で退職する人へギフトを贈ることになった!」というように、思わぬ出費が発生する可能性があります。

いざというときに用意できるお金がない……という事態に陥らないよう、内訳のメイン+上記のトータル+その他の必要経費のほかに、5,000円前後の雑費を残しておきましょう。こちらも、使わなければ貯蓄やご褒美代に回すことでモチベーション高くやりくりできるようになりますよ。

 

シングルマザーが生活費を節約するためには

シングルマザーとして、自分自身が世帯主となり限られた収入の中でやりくりするためには、節約テクニックも必要不可欠です。シングルマザーとして、安定した生活を送っていくためのポイントについてまとめました。

毎月の収支をきちんと管理する

夫婦で生活しているあいだは、生活費をざっくりと管理していた人でも、シングルマザーとしてうまくやりくりするためには計画的な管理が必要です。多少面倒に思えても、家計簿をつけて毎月の収支について正しく把握していなければ、万が一予想外の事態でお金が必要になっても「使えるお金がまったくない!」という状態になりかねません。

まずは、現在自分が使っているお金をすべて集計し、自分ひとりの収入でまかなえそうか確認してみてください。シングルマザーとして安定した生活を送るには、「ずぼらな性格だから……」「向いていないから……」と言わず、お金の管理を徹底する姿勢が必要です。

家賃・固定費を見直す

シングルマザーの生活費の内訳の中でも、やはり大きな割合を占めるのは家賃を含んだ固定費です。余裕のある生活を目指すためには、保険や携帯のプランを安いものに変えることも検討しましょう。また、都市部では、地方に比べどうしても家賃や光熱費、その他の物価が高くなりやすい傾向にあります。

その後の人生をシングルマザーとして送っていくのであれば、利便性の高い都市部から必要経費が抑えられる地方への転居を検討するのもいいかもしれません。

また、実家の両親と同居するというのも一つの手です。子供の意見も聞きながら、生活基盤から見直してみましょう。

交際費や娯楽費を見直す

現在、趣味や自分磨きにお金をかけている人も、シングルマザーとして生活する上では見直しが必要になるかもしれません。友人と食事や遊びに行くときの費用、服やサロンにかけている費用、本や雑誌を購入している費用、アルコールなどの嗜好品にかけている費用など……。「あるとうれしい、生活の中のご褒美」という立ち位置のものは、生活費をやりくりする上で真っ先に削るべき部分となるでしょう。

出費の中でも交際費・娯楽費の割合が大きい人は、シングルマザーになる上では楽しみや喜びを我慢する覚悟をしましょう。

 

まとめ

シングルマザーとして生活していく上では、生活費のやりくりの仕方もこれまでとは大きく変わります。もし自分がシングルマザーになった場合に、収入に対しそれぞれの内訳がどのくらいになるか、具体的に確認してみましょう。衝動的に離婚を考えたときにも、生活に必要不可欠なお金のことも踏まえて冷静な対応を行ってくださいね。

 

参考:
厚生労働省 平成28年度『全国ひとり親世帯等調査の結果』

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