不安なのは私だけ!? シングルマザーの貯金や年収のギモンを解決

夫婦のお悩み解決コラム

生活の悩みを抱えていても、なかなか他人にはお金の相談はしづらいものですよね。みんなどれくらい稼いでいるの? どれくらい貯金してるの? そんな世間のシングルマザーの女性たちの生活事情をまとめてご紹介します。

シングルマザーの82.7%が苦しんでいる!?

シングルマザーで仕事をしながらの子育て、金銭的な不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。隣の芝生は…とよく言ったもので、他の家庭は良く見えて、自分だけ苦しんでいると感じてしまうこともありますよね。では実際の母子家庭の生活意識をみていきましょう。

生活が苦しいと感じているシングルマザーの割合は?

平成28年の生活意識の調査(熊本県を除く)によると、母子世帯では「大変苦しい」が45.1%、「やや苦しい」が37.6%を占めており、82.7%が「苦しい」と感じています。
8割以上のシングルマザーが生活の困難さを感じているという実情は、意外と知られていないのではないでしょうか。苦しい生活は、個人の問題ではなく社会的な問題になっているのです。

シングルマザーと他の世帯の違い

同じ調査によると、児童のいる世帯の「苦しい」と感じている割合は62.0%、高齢者世帯を含めた全世帯は56.5%。母子家庭の82.7%と比較すると生活意識の差は歴然。 シングルマザーの大変な生活ぶりが浮き彫りになりますよね。

 

シングルマザーの約40%が貯金ゼロ!?

生活の不安を抱えている要因の一つに、貯金がないことが上げられます。日々なんとか暮らしていくのが精一杯でなかなか貯金ができない……というような悩みは多いのではないでしょうか。実際、シングルマザーの貯金はどれくらいあるのでしょうか。

母子世帯の37.6%が貯金がない!

平成28年の貯蓄の状況(熊本県を除く)によると、母子世帯で「貯蓄がある」と回答したのは59.6%に対して、「貯蓄がない」が37.6%と約40%を占めています。ここでいう貯蓄は預貯金や生命保険、株式などの投資信託を指しているので、約40%の方が貯金やその他金融資産をもっていないということになります。

ちなみに全世帯をみると、「貯蓄がある」が80.3%、「貯蓄がない」が14.9%。このことから、シングルマザーの大変さが改めて伺えますよね。

母子世帯の貯金額はどのくらい?

母子世帯の貯金額で、「貯金がない」の37.6%に次いで一多い割合を占めているのが、「50万円未満」が14.4%、続いて「100〜200万」が9.1%、「200〜300万」が6.5%です。児童のいる世帯の貯金額の回答で一番多い10.9%「500〜700万」は、母子世帯では4.2%となっています。

データからみて、児童がいる世帯の貯金額が500〜700万程度が相場なのに対して、母子世帯は100万程度が相場のようですね。貯金額の相場が5倍以上差があるのはちょっと驚きますよね。共働き夫婦が増えていることにプラスして、男女の所得の差もあることからこれだけの差がでてくるのでしょう。

 

シングルマザーの平均年収はどれくらい?

シングルマザーがなかなか貯金ができないのは、年収が大きく関係しています。各種世帯の所得の種類別平成27年所得の1世帯当たり平均所得金額(熊本県を除く)によると、母子世帯の稼働所得の平均が213.9万円、総所得が270.1万円です。社会保障給付金が42.5万円と、他の全世帯の割合に比べて多いのも特徴です。

所得に対する子供一人の子育て費用

  • 「未就園児」 656,292円
  • 「保育所・幼稚園児」 966,522円
  • 「小学生」 856,496円
  • 「中学生」 1,168,068円

こちらは、平成21年に内閣府が発表した子育て費用のデータで、年収300万円以下の家庭の第1子1人あたりの年間子育て費用の総額の平均です。

ここに更に家賃や自身の生活費などがかかることを計算すると、稼働所得平均213.9万円が平均のシングルマザーが貯金する難しさがうかがえます。

参考URL:
内閣府 『平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 4.調査対象世帯の属性別にみた就学区分別の特徴』

 

シングルマザーの家計簿見直し術

貯金が必要なのはわかっていても、実際日々の生活で精一杯!  貯金なんて……と悩んでる方はたくさんいることでしょう。貯金をするためには、具体的に家計の何を見直していけばいいかを一緒に考えていきましょう。

シングルマザーが貰える手当を活用しているか?

各自治体によって金額や条件は異なりますが、シングルマザー世帯には児童扶養手当の支給をが受ける権利があります。しかし、平成23年度全国母子世帯等調査によると、全て受給していない家庭が64.6%もあるのです。

  • 受給している35.4%
  • 一部受給している 37.8%
  • 受給していない 26.8%

手続きや計算が難しくてわからない……という方もいらっしゃるかと思いますが、まずは役所などに問い合わせて、自分が最大限貰える額と条件を相談することをお勧めします。

児童扶養手当(母子手当)が増える!?

児童扶養手当には所得制限があり、頑張って働くほどに受給額が下がってしまうとうい現象が起きています。しかし、平成30年8月分より、制限額が所得ベースで30万円引き上げれました。

そのため、これまで所得制限のために一部しか受給できなかった方も、全額支給へ切り替えられるかもしれないのです。全額支給に変更になる方は約15万人、一部支給で受給額が上がる方も40万人ともいわれています。

受けられる支援を受けないのはもったいないので、今一度、児童扶養手当の受給可能額を確認して、お子さんのための貯金を増やすのに役立てましょう。

節約できるポイントを探ってみよう!

支出で大きな割合を占めるのが、家賃、光熱費、保険料、通信費などの固定費。ここを見直すとぐっと家庭が楽になるのではないでしょうか。

光熱費、通信費は、一緒にすることで割引が受けられたりるようなサービスが各社からでてきています。通信費に関しては格安タイプのものが近年増加しており、プランや契約会社の見直しをすることで、出費を抑えることが可能です。

保険料も最近では見直し専門の窓口が用意されているので、一度相談してみましょう。

家賃の節約はできていますか?

こちらはシングルマザーの住居を調査した「平成23年度全国母子世帯等調査」です。

  • 持ち家 29.8%(本人名義の持ち家 11.2%)
  • 公営住宅 18.1%
  • 民間賃貸住宅等 32.6%
  • 借家に同居 11.0%

一番多いのが賃貸のマンションやアパートですが、公営住宅に変えることで家賃を抑えることができます。家賃が比較的安いだけでなく、敷金礼金や更新料がかからないのも魅力ですよね。

あるいは、実家での同居という選択肢も節約のひとつ。なかなか相談しづらい方やお仕事やお子さんの転校などの問題もあるかと思いますが、ママが心身ともに元気で安心して暮らせることを優先することも大切ですよ。

 

まとめ

生活を見直す際は、世の中の平均を知るのもコツのひとつです。シングルマザーの年収や貯金の平均、そして節約術を参考にしながら、ご自身なりのお金との付き合い方をみつけてみてくださいね。

 

参考:
厚生労働省 『平成28年国民生活基礎調査 Ⅱ 各種世帯の所得等の状況』
内閣府 『平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 4.調査対象世帯の属性別にみた就学区分別の特徴』
厚生労働省 『ひとり親家庭の現状と支援施策の課題について』
厚生労働省 『「児童扶養手当」についての大切なお知らせ』
厚生労働省 『児童扶養手当制度等の見直しについて(案)』
厚生労働省 『平成30年4月以降の手当額について』

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