添い乳の寝かしつけはいつまで良いの? おすすめの体勢とやめ方

夫婦のお悩み解決コラム

赤ちゃんが生まれた喜びを噛みしめたのも束の間、なかなか寝ない赤ちゃんの寝かしつけ問題に直面しているママは少なくありません。そんなママにおすすめしたい寝かしつけ方法の一つが添い乳です。

しかし、メリットもあればデメリットも耳にするのが添い乳。いつから初めていつまで続けていいのか悩みどころですよね。添い乳のおすすめの体勢とやめ方など、添い乳との上手な付き合い方をご紹介します。

添い乳で過酷な出産~新生児~乳児育児を乗り切る

帝王切開はもちろん、自然分娩であっても母体は深刻なダメージを受けます。しっかりと寝て回復に努めたいところですが、新生児や乳児期(生まれて一年くらい)は寝かしつけがスムーズにいかず、夜間の授乳もあるせいでなかなかまとまった睡眠がとれません。

そんなママと赤ちゃんにとって、添い乳には大きなメリットが2つあります。
1つは寝たままで授乳ができるという点。日中は一日中ずっと抱っこしたりあやしたりと、腕や腰が悲鳴を上げている、ママの体を休めることができます。
2つ目はママの匂いや体温を感じられるため、赤ちゃん自身も安心して自然と眠りにつきやすくなるという点です。

 

添い乳を始める時期とやり方とは

添い乳には、いつから始めてよくて、いつまでに終わらなければならないという明確な決まりはありません。産院によっては添い乳を推奨しているところもあり、生まれて間もない赤ちゃんでも添い乳をしているという場合もあるようです。

添い乳を始める前にあると便利なグッズとママの服装

添い乳は赤ちゃんとママが向かい合って寝る体勢になって行い、赤ちゃんが眠って乳首を離してくれるまで続きます。つまり、何分経てば寝る! というより、赤ちゃんもママも授乳をしたまま寝るスタイルになるのです。そのため、長時間横向きで寝ていてもしんどくない体勢を作ってくれるグッズは必要不可欠です。

ママにとってあると便利なのは、枕、横向きになって寝ても脚に負担がかかりにくいよう膝の間に挟むクッション、体全体を支えるクッションなどがあげられます。
赤ちゃんにとっては、最初のうちは背中を支えてくれるクッションや、同じ向きで寝やすい楕円形の赤ちゃん用枕があるといいでしょう。

また、季節にもよりますが、ママは片方のおっぱいをさらけ出して寝ることになるので、添い乳がしやすい服装にも気を配るといいですね。例えば、肩紐があるブラトップのようなものであれば、片方だけ脱ぎ着しやすいサイズや形のものを用意しておきましょう。寒い季節であれば、ママの肩にかけられる、布団とは別の薄いブランケットのようなものがあると重宝します。

添い乳をする時の体勢

まず赤ちゃんと向い合せになって布団に横になりましょう。この時、ママの下側にあるおっぱいを赤ちゃんにくわえさせます。(ママの右側を下にして寝るなら右のおっぱい、左側を下にして寝るなら左のおっぱいになります)

寝そべっている方の手を、赤ちゃんの頭の下や横に伸ばしておくと楽です。そのまま寝てしまう場合も考慮して、曲げたり負荷がかかるような位置に置くのはやめましょう。

赤ちゃんはママのおっぱいを無理なくくわえられる、ママの脇の下あたりの位置に寝かせてあげましょう。赤ちゃんによっては枕やタオルを畳んだものを頭の下に敷いてあげた方が、頭が安定する場合もあります。

添い乳をする時間と頻度

前述したとおり、添い乳に明確な時間設定はありません。答えは赤ちゃんが自然に眠るまでなので、ママも赤ちゃんもそのまま寝入ってしまうケースがほとんどです。

気を付ける点があるとすれば、ママのおっぱいを左右まんべんなく授乳させることです。右のおっぱいで授乳をしたら次の授乳は必ず左……と、しっかりカウントしておくと安心です。

添い乳をする時の注意点

体勢的にママも赤ちゃんも横向きで寝る形になりますが、眠りについたときには注意が必要です。ママが寝返りをして赤ちゃんに覆いかぶさってしまうようなことがあると危険なので、添い乳の間はできるだけ、完全に眠りについてしまわないようにするのがベストです。
起きておくのが難しいようであれば、旦那さんや家族に起こしてもらえる状況を作っておくのも一つの手です。

 

添い乳しないと寝ない子になる?

添い乳を一度してしまうと、「添い乳じゃないと寝ない子になる」という話を耳にします。しかし、添い乳をして横になったままスッと眠ってくれる赤ちゃんを見ていると、そんなデメリットも気にしてられないというママの気持ちも分かります。実際のところはどうなのでしょうか?

添い乳以外の入眠儀式を見つけてあげよう

添い乳しないと寝ない子になるというのは、添い乳が入眠儀式になってしまっている場合が大半です。そんな時は寝る前の行動を見直してみましょう。

「お風呂に入って歯を磨き、絵本を持って布団に入ったら眠りにつく時間」「人形や手触りの良いブランケットを用意してあげる」など、赤ちゃんが『今から寝る時間なんだな』と分かるルーティーンを作ってあげたり、ママ以外に安心できるものを見つけてあげたりしてください。

ママにも、添い乳さえしていれば泣いていても落ち着かせられる、寝かしつけができるという安心感があるので、しっかりと添い乳を活用しながら、他の入眠儀式を見つけてあげましょう。

歯が生えはじめると虫歯のリスクが気になる

添い乳に対するデメリットとしてよく聞くのが虫歯になりやすいという話です。しかし実際には、乳児で虫歯になっている子は、その子の歯質・体質や口内に虫歯菌がいるかどうか、母乳以外の飲食物(離乳食やジュースなど)が口内に残っているかなどが大きく関係しているようです。

添い乳が虫歯の直接的な原因ではなくとも、、ここはしっかりとママが対策をしておきたいところですね。添い乳が終わった赤ちゃんの歯をガーゼで拭いてあげたり、人肌程度の温もりに調節したお湯を指にとって口の中をそっと拭ったりしてあげるだけでもいいのではないでしょうか。

 

添い乳はやめたいなと思った時がやめる時

赤ちゃんとママの添い乳ですが、やめるタイミングはいつがいいのでしょうか? 続けていい場合とそうでない場合があるようです。

妊娠したら添い乳はすみやかにストップ

基本的には、添い乳を存分に活用しながら赤ちゃんが自発的に眠れる方法を探っていく中で、自然と卒業を迎えられるのがベストです。ただし、次の子を妊娠したことが分かったら、その時点で早急にやめる必要があるようです。

授乳中は、産後の子宮の収縮を助けたり母体をリラックスさせたりするホルモンが分泌されるほか、赤ちゃんもママとの幸せなスキンシップがはかれる最高の時間です。しかし、妊娠中のママにとって子宮の収縮は避けるべきです。

後ろ髪をひかれる気持ちになるのも分かりますが、次の赤ちゃんを妊娠できるということは、赤ちゃんも確実に成長しているという証。赤ちゃんを信じてあげましょう。

やめると決意したのであれば迷わない!

添い乳をやめると決めたものの、いざ泣きわめく赤ちゃんを目の前にするとどうしてもおっぱいを差し出してしまいそうになります。しかし、そこはママがぐっと気持ちをこらえましょう。

激しく泣けばママがおっぱいを出してくれると赤ちゃんが認識すると、負のループから抜け出せなくなります。ママの乳首に絆創膏を貼るなどの方法でいつもと違う見た目にして、赤ちゃんに見せてあげるのも効果があるようなので、試してみて下さい。

 

赤ちゃんとママがハッピーになれる添い乳を

赤ちゃんにとってママは、大変大きな存在です。眠っている間も変わらずママを近くに感じていたいからこそ、赤ちゃんも添い乳が大好きになってしまうのでしょう。
まずは、赤ちゃんとそれだけの信頼関係が築けているママ自身を褒めてあげましょう。
無理して添い乳をやめなくても、いつまでもおっぱいを飲んでいる子どもはいません。しっかりと添い乳を活用しながら、ママの体やメンタル面の負担を減らしつつ、赤ちゃんが安心できる睡眠環境を整えていってあげましょう。

 

参考:
大阪大学大学院歯学研究科 口腔分子感染制御学講座(小児歯科学教室)
母乳が出るしくみ|母乳のはなし|和光堂わこちゃんカフェ

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