「怒る=悪い」わけじゃない! 親に感情的に怒られて子どもが学ぶこととは?

夫婦のお悩み解決コラム

子どもに感情的に怒らないために、深呼吸したり、他の部屋へ移動してみたり。「『感情的に怒る』よりも『冷静に叱る』」ために、5歳と10ヶ月の子を持つ筆者も心掛けてきました。それでも日々の忙しさや愚図り続ける子を前に、つい感情的に怒っては後で後悔なんて日も少なくありません。

 

そこで疑問に感じたのが、必要以上に怒ることに罪悪感を持っていないか? たしかにいつも怒っては子どもが萎縮し、親子間の信頼関係も築けないもの。ただ怒ることが単純に悪いというわけでもなく、怒られることで子どもが学ぶこともあるのです。

「怒る=悪い」わけじゃない! 親に感情的に怒られて子どもが学ぶこととは?

「怒り」を「考えるキッカケ」に

昔に比べ、今は子どもが感情的な怒りに触れ合う機会が減っています。現代で子どもを怒る人といえば、親以外には学校や習いごとの先生。以前よりは先生も感情的に怒りにくくなっていますよね。昔のように近所のおじちゃんに怒鳴られる、なんてこともなくなりました。

 

実は子どもが成長する過程で、「感情的な怒り」に出会う経験は重要。怒られることで、怒りかたを考える一つのキッカケになるからです。たとえば親に怒られると、「怖い」「言いたいことが言いにくい」「その場の空気が悪くなる」「相手と対等関係でない」と感じますよね。自分も同じように怒れば、同じような思いを他人にさせると分かるのです。

 

時には親が理不尽に怒ってしまうこともあるでしょう。子どもは親の顔色に敏感ですから、怒るのにも「疲れているから」「悲しいから」「機嫌の悪い日だから」など様々な理由が重なることを知ります。これもやがて大人になり、友達や恋人、上司や顧客と接するときには大切な学びとなるのです。

 

感情を吐き出すことも大切

逆に、ママが子どもの前で必死に怒りをガマンしたとしましょう。子どもは親の背中を見ていますから、「自分も怒りの感情をガマンしなければいけない」と思い、怒りを抑え込むようになります。

 

それではストレスが溜まる一方ですよね。溜まりに溜まった怒りは、いずれ様々な形で爆発するという心配も出てきます。時には怒りの感情を吐き出していいと知ることも、生きていく上では大切なのです。

 

怒るから伝わることも

感情を出すからこそ、伝わることもあります。やはり冷静に叱られることと、感情的に怒られることでは、インパクトが違うもの。怒ったとしても「子どものためを思う親の愛情」が入っていれば、子どもはそれをきちんと感じ取り、より心や記憶に残ることでしょう。内容によっては、むしろ感情的に怒るべきときもあるのです。

 

ベースに信頼関係は必須

怒っても自分を責める必要はありませんが、もちろんベースとして親子間の信頼関係が築かれていることは必要です。愛情を伝えたり、ありのままの子どもを認めたり、一緒に遊んだり。それができていれば、怒った後は「疲れて言い過ぎちゃった、ごめんね」と抱きしめれば大丈夫です。愛と信頼と誠実さがあれば、心の傷までにはならないでしょう。

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