「結婚3年目の危機」の原因! 「相手を自分の思い通りにしたい」という欲望の乗り越えかた

夫婦のお悩み解決コラム

結婚6年目となる筆者の結婚相手は、幼馴染。小さい頃からお互いのことを知っていたわけですが、それでも結婚後ケンカになることは少なくありませんでした。世間では「結婚3年目の危機」なんていわれますが、特に結婚2〜3年目はケンカが多かったように思います。 

 

当時を振り返って思うのは、夫婦とはいえ、結局自分が1番好きなのは“自分”だったということ。「相手を自分の思い通りにしたい」一心で起こる危機だったのです。 

 

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結婚3年目は「夫婦のイヤイヤ期」 

子育てでも2歳頃の子どもを「何でもイヤと言う『イヤイヤ期』」と表現しますが、結婚3年目もある意味「夫婦のイヤイヤ期」。最初は相手の良い面ばかり見えていたのに、次第に相手の短所や価値観の違うところばかりが目につくようになります。 

 

ちょうどこの頃、初めての出産が重なる夫婦も多いでしょう。慣れない子育てに女性の心の余裕はないし、男性は何をどう手伝えばいいのかわからない。「産後クライシス」とも叫ばれますが、産後妻が夫に愛情を感じなくなってしまうという時期も重なりがちです。 

 

「話し合い」でなく「言い合い」に 

 

相手のイヤな部分が目につき始めると、もう止まりません。長所と短所は裏返しですが、何をとっても短所に見えるように。相手の全てをイヤに感じる、なんてこともあるのです。自分がそう感じる時、相手も同じように感じています。 

 

そのうちはじまるのが、「いかに自分が正しいか」の言い合い。一見話し合っているようで、実際は相手の話なんて聞いていません。いかに自分が正しいかを、お互いにぶつけ合っているだけなのです。 

 

この時期を振り返ると、「きっとわかってくれる」「自分の思う通りに変わってくれる」という期待がお互いにあったと思います。夫婦とはいえ、結局人間が1番好きなのは自分なのかと、今では思う時期です。 

 

「諦める=明らかに見る」 

この悩みを相談すると、よく言われるが「相手の性格は諦めることも大切」ということ。でもイヤイヤ期は、「諦めるのも負けたようで悔しい!」と思うのですよね。特に女性の場合、諦めると不利なことも多いのです(家事や育児の負担が増えるなど)。 

 

その思いが変わったのは、実は諦めるとは仏教用語で、「明らかに見る」という意味だと知ってから。相手のありのままを見られていたか? というと、そうではないことに気付いたのです。 

 

ただ自分の理想を押し付けていただけで、相手の個性を尊重できていませんでした。「自分の都合の良い家庭」にしようとしていたけど、それは本当の家族じゃない。「それぞれのありのままを出せてこそ家族だ」と思ったのです。 

 

適材適所でちょうどいい 

 

それからは「適材適所」を意識するようになりました。男女の枠にとらわれず、それぞれ得意なことを担当する。できないことは諦めたり、便利家電や外部サービスに頼んだりすることも核家族運営では大切です。適材適所が落ち着くまでもケンカは起こりますが、慣れてくると「相手を自分の想い通りに変えよう」というムードも消えました。 

 

結婚3年目の危機を乗り越えるのは大変ですが、ここを乗り越えると大きな夫婦喧嘩は起きにくくなります。自分を出せて、相手もありのままを出せる-そんな家庭になるための第一関門だったと今では思います。 

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