【男性がミニバンを嫌う3つの理由】嫌がる旦那を説得する方法とは?
夫婦のお悩み解決コラム男女間ではさまざまなシーンで考えかたが違います。お互い「なぜ?」が頭の中で飛びかって、理解できないままになってしまうこともありますよね。今回は、クルマの購入で起きた、とある夫婦のギャップを見てみましょう。
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この記事でご紹介すること
女性にとってメリットばかりのミニバン
クルマの買い換えで私と旦那の意見が合わないんだ。私は某社のミニバンが欲しい、ただ旦那はミニバンだけは絶体に嫌だと…旦那を説得するいい意見はない?
これは以前、僕と同じ職場にいた女性から相談されたことです。
2人目の子どもが生まれたのをきっかけに、スポーツセダンから乗り換えを考えているそうなのですが、旦那さんの思いがけない反対に困っていました。
ミニバンは、室内スペースを重視し3列シートを備え6、7人乗ることができるのが特徴。とくに子どもがいる家庭に好まれ、国内自動車市場では3割を超えるシェアを持つことからも人気の高さがわかります。
そんな人気の秘密は、単純に「たくさんの人が乗れる」だけではありません。
「2列目にチャイルドシートを装着できるので、 オムツの交換が楽」
「ドアの開閉がスライドドア(※非装着車もあり)なので楽」
「乗車位置が高く、運転するのが楽」
このように、女性にとって使い勝手がいいこともその理由といえます。だから、ママたちに人気で周りのママたちが乗っているのを見て「ウチも購入しないと!」と、消費マインドをくすぐられることもシェア3割の理由かも?
女性にとって、良いとこだらけのように思われるミニバンですが、男性にとってはどうでしょう? 相談者のパートナーは「絶対にミニバンには乗りたくない」と言っていたそうですが、長らく自動車を見てきた筆者はその理由を次の3つだと考えました。
男性がミニバンを嫌う3つの理由
【理由その1】走りが刺激的ではない
ミニバンは車高が高い。車高が高いと先ほども挙げたように視界が広く運転もしやすくなります。反面、「刺激」が低くなります。実は車高が低い=道路に近いほど、スピード感が増し、刺激が強くなります。そして、車高が高い=重心が高くなればコーナーが不得意に…。
ミニバンの中でも、走りを重視しローダウン(車高を下げた仕様)したモデルもありますが、それでもスポーツカーと比べるとコーナリング性能は雲泥の差(当たり前ですが)。スピードを出さなくても、「普通に走ってても楽しくない」と感じるクルマ好きの旦那さんにとって、ミニバンの走りは退屈に思えるのです。
【理由その2】見た目がスポーティではない
そうは言っても、ミニバンもやや車高を下げることがトレンドにもなっています。実は車高が高いことは視界だけでなく室内空間も広くとれるメリットが。角張ったスタイルを採用し、さらに室内空間を広くとっているモデルも多数存在します。
重厚なグリル(自動車を前から見て両側ライトの間にある格子部分)でかっこよく見せているモデルも多く、人気がありますが、逆にそれがいろいろな意味で“重い”と感じるドライバーもいます…
逆に考えてみれば、クルマにこだわりを持つ男性が好みやすいクルマは見た目から“いかにも速そう”と感じられるデザインを採用しています。そんな男性にはミニバンのデザインは、受け入れられないですよね。
【理由その3】ただの「運転手」にはなりたくない
家族を持つ男性にとって、奥さんや子どもとのドライブはなんともいえない幸せを感じるものです。ただ、それは車中で家族みんなが楽しめることが大前提。室内空間が広いミニバンを一言で言えば「移動できる居間」。子どもはモニターでアニメを鑑賞、奥さんは爆睡…「あれ? 家と変わらない…」、嬉しく思う反面、男性は「(俺ってただの運転手では…)」と孤独を感じてしまいます。実は、男性からこんな話は良く聞くんです!
もちろん、ミニバンを購入した家族みんながそうではありません。クルマならではの“密室感”、またドライブで味わう家族の一体感を好む男性が意外と多いことも理解しましょう。
説得するキーワードは「アウトドア」「家族の絆」
世の中に少なからずいるミニバン嫌いの男性心理を理解いただけましたか?
とはいえ「やっぱりミニバンが欲しい!!」という女性の気持ちも理解できます。
冒頭の女性に筆者は「アウトドアをキーにしてみて!」とアドバイスしました。
ただの移動ツールではなく、ミニバンが「レジャーに強いモビリティ」であることを訴求しよう、という提案でした。家族4人でキャンプや海水浴、バーベキューなどを楽しむには、広い室内スペースは大きなメリット。
このアドバイスを元に相談者は「家族の絆を深めるにはミニバンが必要」だと旦那さんを絶賛説得中。まだ、ミニバンの購入は決定したわけではないそうですが、「絶対嫌だ」と言っていた旦那さんも「いいかも…」と言うようになってきたとか。
「運転してても楽しくない…」、でも「家族と一緒なら楽しい!」と思える一台なら、旦那さんも楽しくなると思います。